「超能力満載のアザーラさんて一体なんなんですか? 他に似たような人は存在しないのですか?」
親や兄弟とか似ていました。
「どういった人だったのですか?」
愛情深いのか執着深いのか、未来の私の為だけに生きているような人々だったと思う。
「というと?」
私の一族は他と変わった体質で特定の人物が強い力を持っているとその分、誰かの力を奪ってしまうのです。
私の一族は星からエネルギー得る体質とされてて例えばテレパシーや未来視、テレポート等の特殊な力は星の力に強く作用されます。
私が成長するにつれ、親兄弟含めて周囲の人々は力を無くしていき、無能者になりました。
「つまりアザーラさんのような超人が生まれるとき、親や兄弟、一族の全ての力を吸いとるような現象が起きてて、親たちはそうなる未来を事前に知りながら生み出したということですか?」
そうです。私以外が極端に無能者になる。それが一族についての誇りになってて、だから私はとても大切にされましたし、愛されました。勿論、私に力が集約される状況が未来視点では最適解だと一族は判断したのでしょうが…
「しかし不思議ですね。一族が皆が能力を失っていく状況を支持するというのは…。不満を持った恐竜人は居なかったのですか?」
それが居なかったのです。私のテレパシーは相手が伝えたくない事も強制的に読みとったりできるのですが、私の知る限り、私に否定的な思想を持った人々は誰もいませんでした。というか崇拝する人々しかいないでした。
「何か不満がありそうな感じですか?」
不満なんてないです。でも私にとって一族全体が持っている一体感あるような価値観について、私自身が共有できてないのが、なんとも寂しくありました。
とはいえ、私が超人であることで絶滅の危機を回避できるとの見込みがあり、その仕事への没頭にて寂しさを感じる暇は余りなかったのですが…
「どうやって絶滅を回避するのですか?」
実は私にもよく分からないのです。氷河期がくると海の食糧以外が得られなくなります。その海の食糧にしても温暖な地域がどこにもない状態になりますので、どうにもままならなくなる。
氷河だらけで木々が育たなくて暖をとることもままなりません。できだけ多くの木々を伐採して備蓄しても、凡そ6500万年も長い間続く氷河期では食糧含めて資源が全く足らないのです。
魔力進化した人間であれば動植物が生育できる環境を魔的作り出してやっていけるとして、でも、人間はその力を恐竜人達に支配的に使いますし…。
勿論、もっと人間相手に友好的に歩み寄れば、少なからず生き残れるだろうが、恐竜人全体数でみるとやはり絶滅したとしかいえない未来がくる…。
「そういえばクロノトリガーには太陽石なるアイテムがありましたよね? 古代人がラヴォスエネルギーに頼る以前に利用したとされるアイテムで…。原始時代にはないのですか? 」