[第9.4444…話] 宇枝のことを知ろう!
①宇枝は高身長だぞ!
「慈郎君、おっきいよね~。私、175cmあってさ?野郎の平均よりも上(※日本人男性の平均は171cm)なんだけど…見上げちゃってるもん。アキ君よりある(※アキは182cm)んじゃない?」
「192cmだからなぁ…身長"だけ"は最強のデビルハンターと同列(※岸辺は194cm)だね。そんないいモノでもないけど」
「えー、なんでなんで!?だって、背が高いってそれだけでステータスだろ~?モテたでしょ、学生の頃とか!」
「小学生の頃から変わってないんだよ、コレが。普通に気味悪がられて浮いてたし、そこかしこで頭はぶつけるし。まあ、うん」
「ごめんだけど笑いそう」
「引っ叩いていい?せめてもの抵抗で、威圧感与えないようにわざと猫背にして、189cmですって逆サバ読んだりしてたんだけど??」
「ギャハハハハっ!!」
「お、喧嘩か?買うが??ともかく、絶対に身長制限へ引っかからなかったことは、数少ないメリットだったかな」
「あぁ~、ジェットコースターとかの!」
「そうそう。その辺はずっとフリーパス状態だったから、今や絶叫マシーン系のマニアだぜ、マニア。1年前、山梨で稼働したヤツ!あれがまた最高なんだよね~」
「いいこと聞いた。山梨か…東京からのアクセスも悪くない。デンジ君、喜んでくれるかな?くれるよね?遊園地なんて行ったことないだろうし…」
「姫野ちゃん、何か言った?」
「なんでもなーい!ね、やっぱりさ。身長あるとチン長もあるってホントなのかよ~?ねえねえっ!」
「おいオッサン…さては昼間からシラフじゃないな。俺の19マグナムがどうしたって?」
「わお、ご立派!黒人並みじゃんか…まーた女泣かせなブツをお持ちで。私的には、長さより固さだけど」
「あれ、そういう感じなの?」
「うん。私が特別変わった考えしてるワケでもないと思うなー。後は、早い遅いより回復力!」
「それは自信あるぞ。なんたって、最大16連射まで実証済みだもの」
「子供の性教育に良くない高〇名人だ!!」
「いやあ、分からないでしょ。今の子供はマセていましてよ、奥さん?」
「違いね~や。小中学生どころか、園児が股開いてる時代だったね!(※児ポ法の成立は1999年、それまでは交際の質を盾と出来る条例違反くらいにしか引っかからなかった)」
そこまで言って、今度は二人の馬鹿がギャハハと笑った。
様子をこっそり見ていた死の悪魔が、首を縦に振って深く同意を示していた。
②宇枝はショートスリーパーだぞ!
「貴方という男は…一体いつ寝ているのですか?」
「藪から棒になんだい落下ちゃん」
「悪魔も生物ですから、睡眠を取らなければなりません。つまり、一時も目を離さなかったと断言することは出来ないのですが。この一週間、少なくとも私が視ていた限りでは、一睡もしていないように見受けられますよ?」
「ヒトの断眠ギネス記録は11日だから、まだまだ全然ありえる状況だと前置きしておこうか。その上で…答えは"しっかり寝てる"、だよ。俺はショートスリーパーなんだ。1日1時間も寝れば十分さ」
「――通常、ショートスリーパーは"1日あたり6時間に満たない睡眠でも満足に生命活動を行える者"と定義されます。1時間は睡眠ではございません、仮眠です。申し上げるまでもなく、寝てないと仰るよりはマシですけれど」
「やめてよね、(正論で)パンチされたら俺が落下ちゃんに敵うハズないだろ…俺に言わせれば、皆が寝すぎなんだけどなぁ。死に寄り添う男として、不老不死とはいえ命は有効活用しなきゃ。使える時間を使わないのは勿体ないよ」
「悪魔、それも根源的恐怖を冠する存在が…我ながらに絆されたものだとは思いますとも、ええ。それでも、私は心配をしているのです。孤立し、絶望の未来になすすべなく、悍ましい一手を強行するしかなかった死の悪魔様に、手を差し伸べてくださった貴方が、もし無理をしていて壊れていくというのであれば、見過ごすことなどとてもとても…」
「ヒュウ!落下ちゃんのクーデレいただきましたあっ!スタイルグンバツのつよつよ人外従者ウーマンからしか摂取出来ない栄養ってあるよね!!ローヤルゼリーより何かしらに染みていく…!!!!!」
(ビシィッ)
「ん?何、今のソニックブームみたいな音?おーい、落下ちゃん?どしたの、電子レンジに閉じ込められた水分子よろしく震えちゃって。もしもーし??」
「私がっ、本気…で…!嘘偽りない、本心をっ!か、かかか――語った、と…いうのにィ~!!」
「あ、やっべ」
「そうやって!おちゃらけるのであればッ!私にも考えがございます、お馬鹿さんッッ!!」
「落下ちゃん、ステイ…マジでマジで。にゅ、乳酸菌摂ってるぅ?」
「ストレス緩和!!睡眠の質、向上ッ!!睡眠ってのは、こう!!!!!」
「あんぎゃーーーーーーーーーーっ!!?」
宇枝は落下の悪魔により、寝"落ち"させられてしまった。
大変お後がよろしいようで、合掌。
③宇枝は辛党だぞ!
「そういえばシー君、好きな食べ物とかある?今度のデートプランの参考にしたい」
「シーちゃんと一緒に食えるなら何でも好きだよ…ってのは置いといて。んー…激辛料理が好きかな?ハバネロを丸々1本入れたような、辛いを通り越して苦いくらいのヤツは特に!」
「分かった。ちなみに…それはこっちで目覚めてからの話?」
「いや?まあ、ナチュラルボーンってワケでもないけどさ。実は俺、ホントにちっちゃい子供の頃はイチゴが大好きで大好きで。デザートはイチゴ以外食べない!ってレベルでね」
「気持ちは分かる。それで?」
「ある時、衝動的にイチゴが食いたくなった俺は、キッチンで無造作に放置されていた赤い逆三角形のイチゴらしき何かをくすねて齧った。それが、その…鷹の爪で」
「…ああ」
「その残念なモノを観る目!ありがとう!――で、食い意地の張った哀れな盗人はすっかり脳を焼かれてしまいましたとさ。ジャ〇カレーの辛口とか食べても、何も感じなくなっちゃったんだよなぁ」
「"辛さ"を感じ取る器官は、人体に備わってない。アレは痛みの一種だから、きっとシー君はその時バカになっちゃったんだね。痛みに鈍い人が、死を全く怖がらないのは納得いく」
「バカになってよかった…!!」
「けど、それならデートで食べた後に問題が出てくるかも。キスやセックスはともかく、ご奉仕するとシー君が不能になりそう」
「俺、自分が普通じゃない自覚は流石にあるけど。それでも、唐辛子の粉末だとかペーストだとかに突っ込んだ経験はないかな…」
「辛い料理は平気。だからシー君に"あーん"して欲しいけど、シー君も"あーん"したい。悩ましい」
「…アメリカの、ワシントン。満月の狂人って呼ばれた連続殺人鬼が居る」
「…?」
「彼は極度のマゾヒストで、玉に何本も釘を打って愉しんでいたらしい。つまり、人間にやってやれないことはないハズなんだ」
「――話が見えた。シー君、やるなら今からでも協力する」
「間違いなく、身に余る幸せだとは言っておく。その上で…く、くれぐれもお手柔らかにね!俺がいくら不死身だとは言っても、最初から飛ばし過ぎるのは――」
「承知した。丁寧に、カタツムリが這うみたく吸い付いて、ねちっこく悦ばせてあげる」
「あっ…ッスゥー」
口元に指で輪っかを作り、舌をチロチロさせる死の悪魔に宇枝はタジタジ。
その日、2人の夕食はジャ〇カレーの辛口だったのだとか。
宇枝 ジロウ:オリ主。それでも容姿は明かされない。当初の予定ではビビりだったが、成分はとある悪魔へ吸収された。
番外編に興味ある?
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R-18パートだけでいい
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