1ヶ月経った。
その間に俺は公安を辞め民間に転職した。
そしてマキマさんの肉を食べ終わった、食い終わってもマキマさんが復活する様子はなかった。
ちょうど1ヶ月と少ししてから岸辺隊長から連絡があった
『マキマの肉は食い終わったか?』
『はい』
『デンジの勉強は?』
『二桁の計算と小1の漢字くらいなら...」
「そうか...デンジの入学用の書類ともう一つ渡したいものがある、お前の家の近所の公園に来てくれ』
『わかりました、すぐ準備します。』
『ああ、デンジも一緒にな』
『はい』
「デンジ、岸辺隊長が呼んでる。外出る準備しろ」
「おー」
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「で...もう一つ渡したいものってなんですか?」
俺は書類を受け取り岸辺隊長に聞く。
デンジが散歩もついでに済ませようぜ。と連れ出した犬と子供が戯れている。誰だ?、親はどうした?
「もの...というか生き物だな」
「生き物...?それって...」
「いてぇ」
デンジの指をさっきの子供が噛んでいる。何してんだ?
「....え!?...この噛む力は.....!?マキマさん!!?」
「何言ってんだお前?」
デンジは何を言ってるんだ?どう見てもマキマさんには見えないが...
「渡したいのはそいつだ。俺が中国で発見されたのを盗んできた支配の悪魔の幼体だ。もうマキマじゃない」
「渡すって...俺達はこいつをどうすればいいんですか?」
「お前らにそいつを育ててほしい。このまま国に任せればまたマキマみたいになっちまう、そこで考えた結果お前らに任せるのがベストだと思った」
「本気で言ってます...?」
「書類とかいろいろ用意してやったろ...ここは一つ頼まれてくれ」
「まあ...わかりました」
「それと...はいこれ」
「...?なんですかこれ?」
俺は岸辺隊長からもう1つ封筒を受け取り中を確認する
「え...!?こいつも学校に入れるんですか!?」
封筒には、支配の悪魔の入学用の書類が入っていた
「デンジは高校、お前は仕事があるだろ、だったら学校に入れておいた方がいい」
「本当に大丈夫ですか...?」
「そこはお前とデンジにかかってる、無理だと思ったら通わせなくてもいい。あと帰って来たばかりだが俺はしばらく忙しくなるから1年くらいは会えなくなる。後は頼んだぞ」
「...はい」
そう言って岸辺隊長は去ってゆく
...またナイフ投げたりしてこないよな...?
「嬢ちゃん......名前は?」
デンジが支配の悪魔に問う
「....ナユタ」
「何か食いてえモンあっか?.....肉以外で...」
「...食パン」
「...随分と安上がりな悪魔だな」
支配の悪魔がデンジへピースする。どうやらデンジを気に入った様だ
「今食パン切らしてるんだ、スーパー行くぞデンジと...ナユタ」
「ああ...行くぞナユタ...うおっ?!」
ナユタがデンジの背中へ飛び乗る
「へっ...しゃあねぇな...」
「...ん..」
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オレの夢にポチタが出てきた
「デンジ...私の夢はね誰かに抱きしめてもらうことだったんだ。簡単なことだと思うだろう?でも私は強すぎるからそれがとても難しいことだった。でもデンジは私の夢を叶えてくれた。デンジ...支配の悪魔の夢も叶えてあげて欲しいんだ。恐怖の力でしか関係を築けない彼女は家族のようなものにずっと憧れていたんだ。それで...間違った方法だったけどそういう世界を作りたかったんだ。だから...デンジと...アキくんでそういう世界を作ってあげてくれ」
「ポチタ...でもどうやって...?」
「たくさん...抱きしめてあげて」
「ん...ポチタ.....」
目が覚めたオレはナユタを起こさないようにしつつより力強く抱きしめた