四葉の碧き猛獣   作:ビー玉

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では、4話目です。


第4話

世紀末、と言う言葉をご存知だろうか。

この言葉を聞けば誰でも最初に思い浮かぶのは、そう、あのモヒカンと肩パットでバイクに乗り、ヒャッハーするほうの世紀末だろう。

似たようなことがこの世界でも起こった。

勿論モヒカンヒャッハー何て存在は現れなかったがそれでも確かに世界は壊れかけた。

西暦2030年前後から世界中で起こった急激な寒冷化によって起こった食料事情の悪化、先進国である日本やアメリカ、イギリスなどの国はともかく開発途上国や人口爆発を起こしていた国は莫大な被害となった。

元々地球上で収穫できる作物の量は80億人分だとされている。

その上限を迎えつつあった世界にとっては致命的だった。

屋外スポーツの数は減り、練習場などのスペースは田んぼに当てられることになった。その代わりとなって増えたのが屋内スポーツだ、—レッグボールなどの屋内競技もこの時期に生まれた—世界中が農業主体となり犠牲を出しつつも少しずつ復興を始めていた。

だが、悲劇は寒冷化だけでは終わらなかった。

それは寒冷化と砂漠化が同時に進行した華北地域だった。そこに住む住人達は民族的な伝統に従い移住を開始した、ロシアの無人地帯に向かって。

当時のロシア政府はこの国境線を越える移民達を徹底的に処断し、それに気づいた中国はロシアを強く批難した、当然ロシアもそれに反論した。中国は人道を掲げロシアを批難し、ロシアは国際法を掲げ中国に反論した。

何度も行われた話し合いは平行線をとなり、最終的には戦争となった。露中戦争、第三次世界大戦の始まりを告げることとなる戦争である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最近寒くなり風も強くなって来ました。だがそんなことは関係ない、この暑く燃える青春魂によってすべてを切り開いて見せる!!が今日のキャッチフレーズの司波夏音です。

現在、バカンス2日目の夕方、四葉家分家、黒羽家のパーティー会場です。

ええ、2日目の夕方です。時間飛びすぎじゃねって思う人もいるかと思うが、本日は深夜さんが体調を崩したんですよ、それを心配した姉が今日は家から出なかったので、今日は特に何もなかった。

そのまま2日目終了かと思いきや黒羽家のパーティーにお呼ばれされており、深夜さんの代わりに姉が代理で来たと言う訳だ。そんなわけで姉は会場内にいます。

俺は外で警護だけど。

流石は四葉の闇の一端、ただの身内のパーティーの筈なのに警備にも力を入れている。

普通の人間が見たら10人後半の規模でこの会場の大きさから見たら少ない数だが10人全員の動きに隙がなく、しかも連動するように動き常に何人かが視界に入るようになっている。

それに従業員の中にも警護の人間が入り込んでいる。

一応万が一の時のために油断はしないが、ぶっちゃけやることが無い。

———————あ~あ、こんなんだったら中に戻って飯食いてーなー。

ただ、このパーティーは黒羽のパーティーのためガーディアンは迂闊にご飯も食べられない。そういう細かいところでも姉の評判が左右されるのだ。

しかも一度見回りに出てしまったので短時間では帰れない。

このパーティーもそう長い時間するパーティーではないためこのままだと1食抜くことになる。

成長期の胃袋にはそれはかなり厳しい。

あれ、兄が会場外に出てきた。しかも食べ物持ってやがる、くそ、嫌みか?え、一緒に食べないか?・・・・・・タイミング良すぎんだろ。

「・・・・・・ありがと」

ここまでしてもらっては流石に礼を言わざるおえない。

2日ぶりくらいに声を出した気がする。気のせいか?テメコラおい、なに驚いた顔してんだ。俺が声に出して礼を言うのがそんなに珍しいか。

ただ、最後に言いたいことは、やっぱり主人公はイケメンです。

 

 

2日目終了

 

 

 

 

 

3日目開始

 

 

 

 

 

 

昨日は夜9時頃にパーティーが終わったとは言え移動時間やその他諸々の事情があり結局横になれたのは11時を過ぎた頃だった。

睡眠時間が短いのはこの将来190を越える身長になってほしいこの体には辛いが仕方がない。

毎朝の習慣である鍛練を始める前に軽く走り、それから柔軟をし、型の練習をする。

俺の型の練習は兄のように舞のようにゆっくりとするものではなく、いかに速く動けるか、どう急所をついて相手を殺すかを考えられているため動きは速い。

一通りの型が終わると座禅をして精神統一をしておわる。目を開けると2回の窓から姉が兄の型を見てうっとりしたり自己嫌悪したりと百面相をしていた。

なにしてんだ?

因みに今日の予定は深夜さんの調子がいいので午後4時頃から沖に出るらしい、それまでは自由時間だ。

姉は海に行くらしい、俺達を連れて。砂浜で遊ぶために卵と鉄板と調味料を鞄にいれて持っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

熱い海、白い雲、そして目玉焼きを作れるかのような熱い砂浜!!

さあ!やって来ましたここ、前回散歩で通った時にあったビーチ!

姉が兄に見られて慌てているけどそんなことは知らない!俺は目玉焼きを作ることに集中する。

まずはこの時のために持ってきた厚さ1ミリ以下の鉄板を充分に温めてから卵を投入流石にそんなに速くできる訳は無いので気長に待つことにする。

五分たった頃に少しずつ目玉焼きが出来てくる。

この少しずつ出来てくる目玉焼きを見るのが楽しい。中の状態が半熟になって来たら火傷をしないように気をつけて鉄板を持ち日陰の中に入れるバックから紙皿と箸を2つ取り出す。

何を驚いた顔をしている、昨日のパーティーでご飯を貰った恩は忘れていないからな。

そんなわけで目玉焼きを下に置き醤油をかけて食べようとしたその時!!

 

 

ザァ!

 

 

目の前で目玉焼きが砂だらけになった。

横の大学生の言い争いに巻き込まれたようだ。

渾身の目玉焼きだったのに、気分が少し落ち込む。いくら感情が薄くても落ち込むことくらいはできる。それくらいの感情なら残されている。俺が落ち込んでいると兄が立ち上がり言い争いの仲裁に入った。

兄がわざと挑発的な発言をし、場が荒れる。そのまま喧嘩となり兄は何発か攻撃を受けながらも大学生を追い払った。

そしてこっちに振り向いてから、

「すまない、周りの確認を怠った俺の責任だ。だけど、お前の気持ちは嬉しかったぞ」

・・・・・・ヤバいイケメン過ぎる。

そのあとはお昼少し前に起きた姉が昼食を食べに戻ると言ったため、パラソルや敷物を片付け別荘へと向かう。

 

 

 

 




すみません冒頭部分に筆が乗りすぎて1000文字越えそうでヤバかったため2回に分けました。
続きは次回やります。

誤字、脱字受け付けてます。
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