魔法少女?ノ魔女?裁判   作:まのさば脳焼き人間

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お気に入り、評価、感想いつもありがとうございます。


19話から24話にかけて掲載していたアンケートの方、集計完了させていただきました。

投票の結果、1周目終了後の次の更新は2周目冒頭になります。

作者の気が向けば主人公の処刑シーンや、IF世界線、過去編なんかもやりますが、現状優先順位として1番に2周目を進めます。よろしくお願いします。



それでは本編どうぞ。


第26話「エッチなことしたんですね?」

マーゴ、ココ、アリサ、俺の計4人はラウンジに集まっていた。

 

メルルとエマはハンナの監房に向かっていった。ハンナの手作り人形を並べるためか手にたくさんの人形を抱えていた。

 

 

最初にマーゴが切り出す。

 

「ねぇルナちゃん。まず、あなたが初日に話した『未来予知』は、一部嘘が混じっていたわよね。」

「......あぁ。」

 

俺は一瞬だけ迷ったのち、弁解する材料がないため肯定する。

 

(もう俺の知る原作じゃないのは確か。俺の先祖による行動があったからこそ、俺はもう原作に縛られる必要もなくなっている。)

 

 

もう......ここで全部ぶちまけてしまった方が楽なのかもしれない。

 

俺の境遇に憐れんでくれるかもしれない。

 

全部知ってて見殺しにし続けたから恨まれるかもしれない。

 

牢屋敷に閉じ込められた女の子たちのことを深く知りもせずに物語通りに進行しようと考えていたこと自体が間違っていたのかもしれない。

 

 

 

でも

 

 

(せめて......せめてここまで来たからには......原作の1周目終わりまで導くことが......原作を乱してしまった俺が出来る唯一の贖罪、かもしれないな。)

 

 

覚悟は......決まった。

俺は、彼女たちを見捨てることに対して、改めて自分の罪に向き合う。

 

これまで見殺しにしてきたヒロ。ノア。レイア。ミリア。アンアン。ハンナ。シェリー。

 

そして、これから見殺しにするアリサ。ナノカ。マーゴ。ココ。メルル。

 

そして、エマに全人類の殺害を教唆。

 

俺を含めた全人類の絶滅。

 

 

もし、原作までの道が繋がっているのだとしたら......俺は地獄でその罪を贖おう。

 

 

「嘘をついていたルナちゃんには...おしおき♡......必要でしょ?」

「抵抗はしない。たとえ殺されても......俺はお前たちを恨んだりしない。」

「ウフフ......じっとしていてね♡」

 

 

そうして、お仕置きが......実行された。

 

 

イスに座らされ、両手両足を縛られて、目隠しをされて......おまけに猿ぐつわまでされてしまっていた。

 

「んん!?んんんんんんんんんん!!んんんんんんんんんんん!!!!(なんで!?どうしてこうなってるんだ!!されるがままだったけど、目隠しあたりでおかしいと思ったんだけど!!)」

「ウフフ♡」

「......えっと、マーゴ?」

「宝生......おめえ。」

「やーね。ちゃんとこれからお仕置きが始まるんだから。」

 

視界が奪われているせいで、周りで何が起きているのかが把握できない。

 

そうして、しばらく待っていると......何か動く気配がした。

 

「ふぅ~。」

「んん!?んんんんん......。んんんんん。(耳!?耳に息が......耳は弱いからやめてくれ......。)」

 

突然耳に息を吹きかけられた。

とてつもなく恥ずかしく、くすぐったくて身じろぎしてしまう。

 

(なんだ!?もしかして......これがお仕置き......ってやつなのか!?......た、確かに......マーゴだったら妖艶な雰囲気だし、色仕掛けも得意だってキャラクター紹介に書いていたし......やりかねないのか?)

 

「ほ~ら。こしょこしょ~。」

「んんんんんんん!!!んんんんん!!!(あははははは!!く...くすぐったい!脇をくすぐるのはやめてくれ......。)」

 

「ねぇマーゴ~。これ本当におしおきなの~?」

「まぁ......おしおき......にはなるんじゃねえか?」

 

「ほら......今度は首筋を......す~りす~り。」

「んんんんん!?んんんん......んんんんん。(今度は首!?首を撫でられ......や......やめ。こ、これ以上されると......体がは......反応し......)」

 

 

視覚が制限されている中で、かわいい女の子からこんなことされてしまえば、年頃の男というものは否応なしに反応するわけで......。

 

(た、助けて!!あっ!!こんな時は、身内を想像すると治まるって前世で習った!......えっと......身内......身内。姉ちゃん!!ソレイユ姉ちゃん!!!)

 

(”さすが私のルナだわ!!そのままヤッちゃいなさい!!”)

 

(いやよくないよ!?未成年だよ!?まずいって!!)

 

 

なんとか精神を落ち着かせながら恥辱を耐え忍ぶ......。じっくりねっとりたっぷりと、上半身や顔、太ももより下の下半身をまさぐられた後、猿ぐつわが誰かの手によって外された。

 

 

「ぷぁ......はぁ......はぁ......ど、どうして......こんなこ......ことを。」

「い、いえ。ただのお仕置きのつもりだったんだけど......意外と反応が可愛くてつい......ね。」

「お......おかげで俺は......い、いやなんでもない。」

「ねぇマーゴ?そろそろ聞いとかない?」

「そうね。ルナちゃんには本当の魔法を聞きたいところだけど、私の予想が当たってるなら......あなたはノアちゃんたちやヒロちゃんを見殺しにし続けたってことだし、ルナちゃんも避けられない未来に辛い思いをし続けたはずよね。」

「なぁ...天音。お前の魔法って。」

「......言いたくない。」

「じゃあ、私が予想したあなたの魔法をこれから喋っていくわね。私なら、ルナちゃんの反応からそれが見当違いなのかどうか判断できるから♡」

 

 

「まず、ルナちゃん。あなたの未来予知は......事件や事故に問わず、私たちが死ぬその瞬間を見ることができるわね。」

「......あぁ。」

「そして、あなたが介入して変えられる運命であれば......たとえルナちゃんが危険になると知ってでもあなたは助けようとするわ。」

「天音が危険っていうと......佐伯の時か。」

「えぇ。でも、あなたが介入してもどうしても変えられない未来があった。」

「マーゴ。それってもしかして、これまでの殺人事件?」

「ええ。ココちゃんの言う通りよ。この牢屋敷にいる間、誰かの殺しを阻止したとしても、魔女因子という殺意の根本を何とかしない限り、どのみち誰かを殺すことを止めることは出来はしないわ。レイアちゃんがノアちゃんを殺した時のように......アンアンちゃんが殺したがっていたエマちゃんのように。」

「見殺しにするしかなかったってわけね。はぁん、未来予知も不便なもんだねぇ~。」

 

「......それが事実だったとしても、俺は運命を変えられなかった。見殺しにした傍観者だ。」

「天音......それは。」

「そのことについて私たちでどうしようもないって結論はつけたわ。大事なのはこれからよ。」

「これ...から。」

 

 

そして、マーゴから告げられた内容は、俺を縛り付けるのに効果的なものだった。

 

「もし、これから殺人が起きたら......ルナちゃんが疑われたときを除いて、ルナちゃんは魔女裁判で口を挟むことを禁止するわ。これが私たちで出した意見よ。」

「どう......して。と、聞くまでもないか。未来予知という名で適当な推理をされてもマーゴたちでは判断がつかないってことか。」

「そういうこと♡」

「これ以上殺人は起きてほしくないけどな。」

「まぁそこのルナっちが恥ずかしめられた腹いせにやるかもだけど~?」

「俺はそんなことしない!!」

「じゃあもっと恥ずかしい思いをさせれば気がかわるかしら?」

「いや......それは......。」

「どうして即答しないの?意外と気持ちよかったり♡?」

「恥ずかしいし、俺も一人の男の子だから......こうして可愛い女の子から色々攻められると......その......困る。」

 

顔から火が出そうな程恥ずかしいけれど、ここはしっかり言わないと、もしもがあると俺もそうだしマーゴたちも困るからだ。

そうして固まっていると、監房から誰かくる気配がした。

 

 

「えっと......みんなどうし......ルナちゃん!?」

「ルナさん!?ど......どうして縛られて目隠しを!?エ、エマさん!見ちゃいけません!!」

「うぇ!?何にも見えなくなっちゃった!」

 

そうしてドタドタと音がラウンジから遠ざかっていった。

 

「これ......外してくれないか?」

「......エマちゃんもメルルちゃんも、しばらく来なさそうだし......もうちょっと遊ばない?ココちゃん?アリサちゃん?」

 

「うぇ!?ウチら!?」

「ちょっと、マーゴぉ~。」

 

 

アリサとココは

 

 

 

ルナで遊んだ。

 

ルナを解放した。

 

 

 

 

 ルナで遊んだ。

 

⇒ルナを解放した。

 

 

 

 

 

「流石にもうルナっちになにかする気はないっしょ。なんか可哀そうだし。」

「ウチもパス。縛られてるやつを好き勝手する趣味は持ち合わせてないんでな。」

 

そうして二人とも俺を解放してくれる。

 

よ......よかったぁ。流石に未成年同士で特殊プレイなんて、心が死にかねない。

 

みんなの事は原作抜きにしても、友達として好きになってたから。

その関係より先に進むには......俺が薄汚れている気がして、みんなに相応しくない気がして......。

 

俺は二人に礼を入れつつ、立ち上がる。

 

 

(原作だと、数日経過していたと描写があった。なら......それまでは、原作の事を考えず、思うがままに行動してもいいんじゃないだろうか。)

 

 

 

俺のやりたいことは......みんなとお話ししたい......。

本心からみんなと向き合っていきたい。

 

少し、己の心に素直になろうと思った。

 

 

 

「悪かったよ。知ってるのに黙ってて。これからは出来るだけ殺人が起きない為に、運命を変えていけるようにお前たちについてもちゃんと向き合っていく。俺の一回の行動で変えられないのなら、俺はみんなの心の負担を軽くしてみんなの運命を変えていきたい。相談したいことがあったらなんでも言ってくれ。」

「あら♡その時は二人っきりで......ね?♡」

「抜け駆けは......いやなんでもない。」

「仲間外れにすんなし。あてぃしも混ぜてよ。」

 

そうしてその日は解散となった。

 

その後、サンルームにいると定期的に、マーゴやアリサ、ココが遊びに来ることが多くなった。その噂を聞いたのか、エマとメルルも2人そろって遊びにくるようになった。ナノカはみんなのいないタイミングを見計らってやってくるようになった。

 

しばらく経って、スキンシップが割と男女のそれではないかと気づいた後に、不純異性交遊やそういった思わせぶりな態度はしてはいけないと相談部屋と化したサンルームに立てかけた。

 

周りから「お前が言うな」と怒られた。

 

俺、そんなことやったつもりはないけれど。




次回更新は12月4日になります。

次回から2話ほど平和なお話し合い(本当の意味)が続きます。
主人公の尊厳破壊がお好きな方はここでバイバイさよならです。


また、今回の記載アンケートですが、票が多ければなんか作品が1つ増えてるかもしれませんね。

次回
第27話「みんなのお悩み相談」

遊んだルート

  • 欲しい!R18で出してくれ!!
  • エッチなのは駄目!処刑!!
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