魔法少女?ノ魔女?裁判 作:まのさば脳焼き人間
Q.どうして他キャラの絡みを唐突に生やすんですか?
A.作者の脳に寄生してましたが本編進める時にテンポ悪くなるので省いてました。
読者の皆様には本当に迷惑をかけます。
フルコースで例えると魚料理を食べて口休めのソルベを食べている時に「こちら、提供をお忘れしておりました。魚料理前のスープです。魚料理の前に食べていただきたかったものにございます。」
と言ってるようなものですね。私だったら二度とその店には行かないですね。
読者の皆様に同じような思いをした方がおられましたら素直にブラウザバッグをお願いします。
描画外になってしまった絡みをこういった形でネタバレがない程度に書いていきます。
なので突拍子もなかったりしますが、息抜きに読んでください。
それでは番外編どうぞ
☆☆☆☆第5話「ここをキャンプ地とする」☆☆☆☆
朝食時間、流石に次の日にもなると注目から外れるのかみんなバラバラに食事を取っていた。
唯一ココは昨日のようにやってきていた。
「あんさぁ。ルナっち。もしかしてあてぃしのリスナーだったりする?」
「......いや?配信は特定の個人を注目することはあんまりないかな?」
「なんかルナっちの顔......見たことある気がするんだよね。」
「......気のせいじゃないかな?」
「いやいや、あてぃしがこんな見た目最上級を見逃すはずないって。あてぃしのリスナーだろ?」
ココの気のせいではない。
俺はここに来る前に、大手プラットフォームで配信しているココを見つけている。
たまたま。本当にたまたま、配信を適当に見ていたらココの配信を見つけることが出来た。お世辞にも人気ストリーマーとは言えないものの、それでもコアなファンが居続けるような配信をしていた。
そこからはココの配信を牢屋敷に来るまでは定期的に見ていた。
しかし......数多あるリスナーの中の特定の人物を見つけるなど、通常考えたらできないはずで、特に俺は......いや、今はそれよりもこの場をごまかす方法をなんとか考えないと。
「リスナー個人個人を特定するなんて、嫌なストリーマーだな。」
「あっ......ちがっ......これはあてぃしの魔法【千里眼】の効果なんだって!あてぃしの配信とかあてぃしの顔を見ている人はあてぃしもそこから俯瞰して見れんだよ。だからこれは不可抗力なんだって!」
「へぇ、そんな魔法が。なら尚のこと誰か特定の人を覚えるなんて無理じゃないか?だって数多くの見てる人を逆に見るんだろ?頭パンクしそうにならないか?」
「そこは大丈夫。リスナーを俯瞰してみる時は......なんていうの?チャンネルを変えるようにそいつらのこと見えっから。だから大量の俯瞰視点が目に映るワケじゃないんだよね。」
なるほど、そういう理屈だったのか。
魔女化ココが頭がパンクしそうって言ってたのはチャンネルを変えるように見ていたものが大量のウィンドウを立ち上げて同時に見ているような感じになった......からなのか?
魔法は成長すると人の許容量を大幅に超えてしまうこともあるわけか。
俺も気を付けないと。
「へえ。じゃあ俺がリスナーだと言ったのは、たまたま俺が適当に配信開いて、たまたまココが千里眼で俺を見ていたとかじゃないか?俺はあまり特定個人を見続けることはしないからさ。」
「う~ん。そうかな?そうかも?」
そうして朝の食事の時間は過ぎ去っていった。そこから定期的にココが食事時間になるたびに「おめーここに来る前にもあてぃしの配信めちゃめちゃ見てるだろ」と言っては俺が否定する流れが定着していった。
☆☆☆☆第16話「メルルはママだった?ママか。」☆☆☆☆
ナノカに撃たれてしまって医務室から動けない日が始まって翌朝、病室にはアンアンがやって来ていた。
『体調が悪くなったから休ませてもらう。貴様のベッドを空けろ。』
「他にもベッドはたくさんあるだろ。そこで休めよ。」
『吾輩は歩きたくない。そしてベッドを譲歩するつもりもない。』
「いやいや、俺今歩くのも痛いんだけどな。」
アンアンが頭を?にして首をかしげている。そして、スケッチブックに新しく何かを書き込んでいる。
『貴様がベッドから降りる必要はない。吾輩を入れるスペースは十分あるだろう。』
「いやいやいや。いくら可愛いアンアンの頼みでもそれは聞けないって。ダメだろう?俺は男でお前は女。何か間違いがあったらいけないことだろう?」
「......。貴様にそれが出来るだけの度胸はないと思うがな。」
「なんて?」
『なんでもない。』
それからアンアンは大きく溜息をついて口を開いた。
「吾輩は抱き枕がないとよく眠れない。だから【吾輩の抱き枕になれ】。」
「洗脳まで使うくらいなのか......なら......ほれ。」
そう言ってベッドの半分を空ける。アンアンはそこに体を滑り込ませた。
「ちょっと......怪我で体力なくてすぐ眠ってしまうから......抱き枕の役割に期待するなよ。」
『もう役割は果たしてる。吾輩はもう寝るからな。......何かしても気づかないぞ。』
「うん。おやすみ。」
「......おやすみ。」
そして、アンアンを抱きしめて背中をポンポンと叩きながら眠りにつく。姉にも毎夜寝る時に抱き枕にされてた時についていた癖だ。そして、ゆっくりゆっくり深呼吸すると、アンアンの香りが胸いっぱいに広がってすぐに眠りにつけた。
「なんか手慣れていて少し腹が立つな。狼狽える姿が見たかったというのに。......ん?すんすん?......ちょっ!シャワー最後に浴びたの......あっ!【頭を嗅ぐな】!!......もう寝てる!?.ちょっ!離れ!力強いぃ......背中を叩く......な。.....わが......はいも......眠く。」
次に起きた時にはもうお昼で、アンアンはどこかへと行っていた。
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夜の自由時間。相変わらずベッドで痛みに翻弄されながら本を適当に読んでいると、スマホの通知が鳴り響いた。
すわ殺人事件かと発作を起こしかけるも、画面にはココの配信開始の通知が流れていた。
いつもは解読作業の時間、ラジオのように配信を開いているものの、今日はそこまでの集中力がない為、配信のみに注視することにした。
ココの配信を見る準備を進める。
一日休んでも痛みは回復せず、その分で体力を持っていかれて眠気に襲われていた。その為、今日は最後まで見ることは叶いそうになかった。
(ココの推しの話は真相を知ってれば、感慨深いものがあるし、もっと色んなエピソード聞きたいんだよな。)
配信を開けるとココが狙いすましたかのように開始の挨拶を始めた。
「やっほ~。ココたんだよ~。今日は、推しの思い出スポットについて喋っていくよ~。」
そして、しばらく配信を見ていると、どんどんと眠くなっていって瞼が重くなっていく。でも、ココの推しの話を......原作でも描写されなかった細かい部分の話を聞いていたいから頑張って配信を見ていた。
同接が俺一人になってすぐ、それは起きた。
「ねぇ~。ルナっち~。そんなに眠いならもう寝たら?無理にあてぃしの配信見なくてもいいよ。どうせ他の人からもつまらないって言われているから。」
眠気が最大になりかけているせいで思考がまとまらない。普通、配信に話しかけても向こうから反応はないものの、ココの魔法はそれを可能にしていた。
無意識のうちに俺の口から言葉がこぼれ落ちていく。
「俺...は、ココの......推しを、語る時の......幸せそうな......顔が......好きだから......もっと、推しを......語るココを......見ていたい、から。まだ......まだ......起きてたi......Zzz......。」
そうして俺の意識は落ちた。
「寝落ちもちもちかよ。あんなにむにゃっとした顔で寝るなんて、可愛すぎんだろ、男子の癖に。それにしても......あてぃしの事を好き......ね。ルナっち、毎回配信開く時は本を読んでる時だし、あてぃしの配信は作業用かよ。考えてることも行動も未来予知特有なのか全く何やってんのかわかんねぇけど......まぁ、顔は悪くないし......あてぃしも思われることは悪くない......かも?」
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また次の日。今度はミリアがやってきていた。
「本当にごめんねぇ。うわ......痛そう。おじさんを庇ったばっかりにルナ君がこんなことになるなんて。」
「俺がしたかったからしたんだ。ミリアのせいじゃない。それに、俺は死なないと知っていたからな。怪我するとは知らなかったが。」
「そうなんだ。本当にごめんね。と、ところで、最近は脱獄計画も順調に進んでいるんだ!もうじき気球も大きな部分もできて後は仕上げになりそうなんだ!」
「そっか。みんな特に怪我もなく過ごせているんだな。」
「うん。おじさんも張り切って気球作りしてるんだ。ルナ君の分も頑張っちゃうよ!」
「頑張れ。応援してる。」
そうしてミリアは近況を報告してくれる。
そこからはたまにエマやハンナ、シェリーも顔を出すようになる。ただ、本当に顔を出すくらいで特に会話といった会話はなかった。
怪我が完治する数日間、メルルが治療して、アンアンがやってきて、ミリアが近況報告してくれて、ココの配信を見る。なんてことのない日が続いた。
俺は体の回復と、誰も死なないことを祈り続けた。
☆☆☆☆第22話「思い出は暖かいとは限らない」☆☆☆☆
俺の出生が判明して発狂した次の日、アリサは懸命に俺の看病をしていた。
でも、この体調不良は精神的な面が大きい為、看病でどうにもならないことをなんとなく知っている。
「天音、何かして欲しいことはないか?お腹空いてないか?寒くないか?」
「ただ疲れただけだよ。そんなに心配しないでくれ。食欲はないけど、特に寒気もないし、アリサにしてもらいたいこともない。大丈夫だよ。」
「......天音......もしかして、ウチは必要ないのか?邪魔......なのか?」
「どうしてそう思うんだよ。俺はいつもアリサに助けられているから、今日くらいは自由にしてくれていいよ。」
「ウチはおめえと一緒にいたい。それじゃダメか?」
「...?.つまんないと思うぞ。」
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そして、アリサと他愛ない会話を始めた。
「なぁ......天音って......好きな子とか、いるのか?」
「好きな子?......それは友達として?異性として?」
「えっと......異性として。」
「いないかな。中学の頃はみんな色恋に夢中になる年頃だと思うけど、俺はあんまりそういうのに浮かれなかったな。」
「ウチも......ここに来る前はそういうのに縁がないとばかり思ってた。」
「恋に落ちるのは突然と聞くし、恋は盲目ともいわれるくらいだから......中学の俺の周りがそういうので破滅するのを見ていたから、あんまり軽い気持ちで付き合うのは嫌なんだよね。」
「ウチもそれは同意見だ。軽い気持ちで他人を弄ぶことにもなりかねないからな。」
「俺はきっと、誰かを好きになっても、その気持ちを伝えないまま胸に秘め続けるだろうな。」
「男ならビシッと気持ちを伝えろよ。」
「俺が気持ちを伝えると、その結果の有無に限らず、その人の心に残ってしまう。......俺は、一生そいつと添い遂げる覚悟と責任を持たない限り、誰かに気持ちを伝えたくない。」
「そっか。」
「重い男だと幻滅したか?」
「いや?ウチはそう思わない。てか男でも重くていいじゃねえか。......天音のことを好きにさせるヤツは羨ましいな。そんなに思われるなんて。」
「......誰かを好きになるなんて......本当にあるんだろうか。」
「きっとあるさ。いつか。」
そうしてお喋りして時間は過ぎ去っていった。
本編ではないのでこれくらいで。次回2日後はメインに戻ります。
現在書いているお話が難産気味でストックも尽きかけてますが私は元気です。
ストックが尽いて1ヵ月更新がなかったら失踪してます。
肉料理が永遠に提供されないフルコース料理店にならないよう精進します。
最近は肉体にアルコールを入れると筆が進む事が発覚しました。でも肝臓の数値が引っかかって飲めなくなってます。
ままなりませんね。