魔法少女?ノ魔女?裁判 作:まのさば脳焼き人間
そして、リアルが忙しくまた更新が滞ってしまうことになります。申し訳ないです。
モチベが落ち込み気味なので、一度リセットする意味も込めてしばらく更新は止めます。
構想自体はあるのですが、納得できる文章にならず今回もなかなか書けずにいました。
多分1ヵ月くらい失踪します。
1ヵ月以上更新なければ本失踪したので探さないでください。
それでは本編どうぞ
【二階堂ヒロ視点】
あの後、ノアがアンアンにちょっかいをかけ......アンアンの魔法が【洗脳】であることや、相手が出来ないことには魔法が発動しないことなどが判明した。
牢屋敷の探索を続けていると、図書室に人が集まっているのが見えた。
「何をしている?」
声をかけた先にいたのは、シェリー、ハンナ、エマの3人に加えて、
「あら?ヒロちゃんじゃない。」
マーゴもいた。
「マーゴ......医務室出禁と聞いていたが、ここにいたのか。」
「朝にレイアちゃんに見つかったのが運の尽きだったわ。私はただルナちゃんのためを思って......。」
「裸で添い寝していたことが?」
「人肌が一番温められるのよ?♡」
「ルナが起きないうちに引き剥がせてよかったとレイアも言っていた。そういった行為は今後辞めるように。」
「ふふふ......善処するわ♡。あの時ね、一点を見つめてしまってその隙に離されてしまったわ。レイアちゃんの魔法かしら?」
「魔法......か。まぁいい......キミたちは何をしていたんだ?」
「ああヒロさん!今日は私たち、図書室の本を調べまわっているんです!」
「うん、何かこの牢屋敷のこと、もっとわかるんじゃないかと思って。でも読めない本ばっかりで、困ったねって話してたところだよ。」
「文字の体裁は整っていそうだし、法則をつかめば解読は出来る気がするわ。」
「でもでも、この文章量だと全部解読するのに、どれくらい時間かかるかわかりませんね!」
そうして、見つけた分厚い本をマーゴが紹介し、挿絵や独自の文字体系と文章量から運営側は異なる文化や歴史を持っていることが理解できた。
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「安易な推理は危険だが......この本に沿って考えるなら運営もまた、魔女側ということかもしれないな。ゴクチョーは、大魔女さえ見つかったら呪いが......と言いかけていた。なら、このバカげたゲームは大魔女を召喚するために行われている魔女側の儀式、と考えられる。」
「しっかし、それにしたって......なんでわたくしたちが拉致されなきゃなりませんの?」
「それについても仮説は立てられる。大魔女を召喚したい運営がわざわざ多くの魔女候補を集める理由......。
ひとつめは、大魔女の償還に少女の......いや、魔法を扱える者の死が必要。単純だが......生贄というやつだな。」
「シンプルに最悪ですわ~......。」
「ふたつめは......少し飛躍するが、殺すことが目的ではなく魔法が使える子を集めることが目的、という線だ。例えば、奴らが大魔女を呼ぶために必要な【魔法を探している】としたらどうだ?」
「ちょっと待ってくださいまし、ふたつめは、ありえますの?魔法が知りたいだけならわざわざ手間暇かけてこんな場所に監禁までしなくたって......!」
「ルールブックにあっただろう。魔女化が進むことで、魔女は進化する。見たところ魔法はひとりひとり違う。どんな魔法に進化するかは、きっと運営も知らない。もし私たちの魔法が進化した先に運営が期待する魔法があるとしたら?この屋敷は、私たちの魔女化を進めるための家畜小屋......。そう考えればつじつまが合う部分がある。」
「んー......魔法や魔女に分からないことが多いので断定はできませんが、否定もできませんね。」
「ヒロちゃん......念のため聞くけれど、前々から知っていたわけじゃないのよね?」
「魔女を呼び出す儀式は今知ったんだから、今考えたに決まってる。」
「て、敵には回したくないお方ですわね......。」
「......そう。ヒロちゃんは、すごいんだ。」
「......はぁ。敵に回したくないのは私も同じことだ。私はもう行こう。時間も限られて......。」
そして、帰ろうとノアの探したら、中央の桜にスプレーを噴きかけようとしていた為、ノアに注意しそそくさと図書室から出ていった。
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【天音ルナ視点】
看守に切りつけられてから一日経過して幾分体力が戻った時にスマホでココに『ごめん。約束守れそうにない。』と連絡は入れていた。ココからの返事は『それは別にいい。でも、あんたがあてぃしらにウソをついてたのは許さない。全部ぶちまけるから。』と来ていた。
多分、1周目の俺に対しての言及なんだろうけど......本当に1周目の俺は何をしてたんだ?
夜の時間になると、ココの配信が始まっていた。
(このイベント......最悪全員がココを探すとかくれんぼをココが想起して魔女化してしまう。なんとかココの魔女化を止められないだろうか......。)
「どもども~ココたんだよ~!今日は予告しといたからみんな見てくれてるよな~?」
最初は同じ。ってことは1周目はトレデキムまでたどり着いたのか。ナイスと言った方がいいのか......それとも俺がいてもいなくても何にも変えられなかったのか。
「ふっふっふ~。今日のあてぃしは重大発表しちゃおうとおもってたんだけど~。」
(ん?)
「それよりもえげつないものを見つけちゃったから、告発しちゃいたいと思いま~す!」
(は?......なんだそれ?)
「じゃじゃーん!これ、この2枚の紙をごらんくださーい!」
そこには
俺のプロフィールデータと......俺の姉のプロフィールデータが記載された資料が掲げられていた。
(待て待て待て待て!?なんだそれなんだそれなんだそれ!?)
「これ、ルナっちの資料と、ルナっちの姉の......え~、ソレイユ?の資料なんだけどね。すごいこと書いてあったのよ!」
(トレデキムは......)
(どうしたああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?)
混乱している間にも、状況はどんどんと俺にとって最悪な方向へと進んでいく。
「ルナっちの魔法は~。【存在消失】!!魔法を使ってる間、どんな相手であっても気づかれなくなるんだって!しかも、なんかレポートによればなんだけど、状況によってルナっちがいなくなったことさえ気づかなくなるらしいんだ!」
(は?なんでそれが載ってるんだよ!?......というか、なんでココがそんな告発をしてるんだ!?トレデキムよりも優先されるものなのか!?)
正直メルルたちが用意している資料には、きっと姉の資料はあると思っていた。でも、俺の魔法がバレるなんて......ヒロの【死に戻り】とかエマの【魔女殺し】とかはメルルが知らなかった様子から分かりやすい魔法以外は知らないものだと思ってた。
特に、俺の魔法は気づかれにくいものだと自負している。
頭が爆発しそうになりかけていても、状況は待ってはくれない。
「そんで~。ルナっちのお姉さんの魔法なんだけどな。【未来視】って書いてあったんだよね!しかも一年以上未来のことを見通せるくらい強力なやつ!
ここであてぃしの脳が導き出した結論なんだけど~。
ルナっちは、牢屋敷に拉致される前に、姉から事前にこの牢屋敷のことを聞かされてたんだ!!別の世界で最後まで死ななかったのも、ルナっち自身が殺される可能性を姉から未来予知で、殺されないようにどう立ち回っていいか聞いてたんだ!だから死ぬ心配はなーし!最悪、自分の魔法を使えばターゲットにされることも、誰かを殺したとしても魔法を使い続けていれば怪しまれることもなく魔女裁判を乗り切ることもできるしね!
で、でも!あてぃしがこうやって配信してる時点でその姉の未来予知は外れてっから!!もともとは別の配信しようと思ってたんだけど、それが未来予知で知られている内容だったら嫌だし、だったら全然違うこと発表した方がその未来予知通りにいかなくなるじゃん!
信じるか信じないかは任せるけど、これだけは覚えておいて!ルナっちの魔法は透明人間よりやばいってのと、ルナっちは姉から入れ知恵されてても不思議じゃないってこと!!以上!ココちゃんからの告発でした~!」
配信が終わると、すぐにどたどたと医務室に駆け込んでくる足音が聞こえてきた。
「ルナさん!【存在消失】ってどういう魔法ですか!ぜひ使ってみてください!」
「ルナ君!未来の知識があるって本当なのかい!?私たちはこれから先どうなってしまうんだい!?」
「ルナちゃん!」
「ルナさん!」
「ルナくん!」
続々と医務室に人が入ってきて、俺のベッドの周りを取り囲むようにしてくる。約一名ゆっさゆっさと体を揺すってくる。
「病人を取り囲むのは正しくない!!」
しばらく揉みくちゃにされていると、ヒロの怒声によって全員静かになってそちらを一点にみつめる。
ヒロは全員を一瞥してひとつ大きな息を入れて全員に聞こえるようにはっきりした声音で続けて発言する。
「確かに、彼の魔法と、彼の姉の魔法は気になるところだけど......私はルナがそれらを悪用して私たちを陥れようとしているとは思えない。」
「で......でも......わたくしたちがどうなる運命にあるのかどうか......それを知ってるのかどうかは聞いていた方がいいのではなくて?わたくしたち自身が殺人を犯さないためにも。」
「じゃあ......ハンナ。キミがもし、彼から私によって殺害されてしまうと聞いた時、私に対して一切の警戒をしないと言い切れるか?」
「え......えっと......それは。」
「たとえ何もしていなくとも、未来で殺人を犯すからと......その人を罰することは良いことなのか?起きてもいない犯罪で、人を罰することは正しいことなのか?」
「そ、それはよくないことだよ!」
「そうだミリア。それは正しくない。でも未来を知るということは、私たちがそうやって起きてもいない出来事に対して疑心暗鬼になってしまう。」
「う......うぅ......。」
「しかも、それは彼が嘘をついていない前提になる。彼が嘘をついた未来予知をした場合、正しかろうが嘘だろうが鶴の一声となってしまう。それでも彼から未来を聞きたいか?」
「う......えっと......ごめんなさい、ヒロさん。わたくしが間違っておりました。」
「謝るなら私ではなく彼にしてくれたまえ。実際にみんなから詰められたのだから。」
「は......はいぃ......。ご、ごめんなさい。ルナさん。」
そのハンナの一言を皮切りに、みんなが俺に騒がしくしたことを謝ってくれる。そして、謝った人から医務室から退室していく。
残ったのはヒロだけだった。
「えっと......ありがとう......ヒロ。正直、すごい助けられたよ。」
「いいさこれくらい。君に迷惑をかけたんだ......後でココにもきつくいってやらないとな。」
「そんなに厳しく言わないでやってくれないか?多分なんだけど、ココもココで未来予知に反逆しようとして行動しようとした結果なんだし。」
「そ、そうか。ただ、全体チャットには今回の顛末を載せておく。君と......ココの名誉回復の為にも。」
「助かるよ。」
そして、ヒロも医務室から出ていった。
その後すぐに全体チャットを見てみると、ヒロが今回の件についての顛末と、『天音ルナに対して未来予知を聞くことは原則禁止』のルールが追加された。
次の日、ようやくメルルから通常の生活をしても大丈夫と言われた為、お見舞いに来てくれた全員に顔を見せに行くことにした。
前書きにも書いた通り次の更新は期間が空いて1ヵ月後になります。
次回のタイトルは未定です。