絶対に笑ってはいけない謝肉祭36時byVespers Directer's Cut 作:フウコの育て親
怒涛の笑いの罠がイケメンを襲う!!
【13:05】
「…」「あっ!ラスティさ~ん!鬼瓦~!」「…!!…ふぅ…」
「これ押して~」「…悪いな…急いでいるんだ…」
最終盤に突入したのか全方位から刺客が襲ってくる。無事に直進できても曲がり角に仕掛けられていることも多く、一瞬たりとも気を抜けない…。
…が。
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「ふむ…どの選択肢が最適なのやら…」
「おいスネイルに任せて大丈夫なのかよ」「仕方ないだろうフロイト隊長、自分で立候補しだしたんだから」
「まあこれで大丈夫でしょう(ポチッ)」
『なんてこった、もう全員タイキックするしかなくなっちゃったよ』
「ああもう言った傍から!」「うへ~いくね~」「(パン!!)あぁぁぁぁ!!」
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「また何かやらかしたんですかあの人!!」
ズザザッ
「待て!私は第2隊長じゃ(パン!!)ミ゙ッ゙」
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「コーヒーでもどうだスウィンバーン」「ありがとうございます第3隊長!!」
ポチッ
「ひどい!!オキーフさんひど(パン!!)お゙っ゙」
「何があった!?」「まさかこの自販機にも罠が!?」
ガタッ ポチッ
「なっ!?(パン!!)おあーっ!?」「スウィンバーンお前(パン!!)え゙え゙え゙え゙っ゙」
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解放戦線時代の方がマシだったかもしれない…。
◇ ◇ ◇
【14:55】
「ふっふふ…出でよ!!4大神獣!!」
「オールマインドw」「どうやって入ったしw」「ミクw初音ミクw実在したのかw」
「なんかパンちゃんが頭にw」
「そんなのスーパーワンの敵じゃねぇぜ!来い!!」
「コーヒーの女w趣味あれかよw」「何やってんですか先生w」「ツッコミwツッコミがw」「ただの暴れ犬w」
演劇が始まってから笑いっぱなしだ…。サイレンが鳴っていないのが気がかりだが…。
◇ ◇ ◇
【15:47】
「随分とかかったけど大丈夫かい?」「心配無用だ第5隊長、その…少し笑いすぎてな…」
「何なんですか第4隊長のあの顔」「ペイター君」
「そういや…全然お咎めがないな。何かの特別ルールか?」「さぁ…何も聞かされていないが…」
何も聞かされていない…だと!?まさか…!
「おいどうした、顔が青くなってるぞ」「何があったんでしょうか」
「…来る」
「来る?何が来るんですV.IV」
◇ ◇ ◇
【16:33】
やはりいつ見てもいいものだな、アンティーク・セラフィムのパフォーマンスは。
突然の転倒に騒然とするが、彼女に問題はなさそうだ。それよりも…。
「けがは大丈夫です…。ただ…これは何でしょうか…?」
あれは桐藤ナギサのハンカチ…?なぜ彼女の私物がこんなところに?
「マリーさん!大丈夫ですか?」「ナギサ様…けがの方は問題ありませんが…ただ…これが…」
「あら?こんなところにあったのですね!やっと見つかった…しかし、なぜこんなところn」
「えちょっとなに」「あれってセイアだよな」「いったい何が始まるんですか…?」
「ナギサ…君に最悪の事実を教えなくてはならない…
「しかしセイア様、容疑者の数が多すぎますよ!」「どうやって調べるんですか!?」
「大丈夫だ、方法はある。
犯人はナギサのハンカチを盗んだ時、彼女の愛用していた化粧水をこぼしていた。1本300万円の化粧水だ」
「そうなんですか…」「これは残当ですわね」「なんだたったの300COAMか」
「そしてその化粧水は、特定の電磁波の波長に反応する成分を含んでいる。
特殊な光を当てると、その成分が反応し発光するということだ」
「しかしそれがどうやって犯人逮捕に…」
「現場を確認したところ、犯人はその化粧水を被った可能性があることが浮上した。つまり…
そして既に、その犯人の候補には目星をつけてある…」
ティーパーティーのホストがこちらに近づいてくる。…まさか、犯人はこのヴェスパーの一人だとでもいうのか…?
(パタッ)「百合園セイア…何の用です」
「ほう…今なんと」
「…何がです」
「ほ、ほう…あくまで嚙みつくつもりですか…。
しかし私は企業。企業の代表がそのような醜態をさらけ出すとでも?」
スネイルが静かに反論しているが、どうも冷汗が光っている…まずい…このままだと…
「フッ」
「あくまで白を切るつもりかな…?いいだろう。
これからブラックライトで全員を検査する。もし君が無実であれば、体が光ることはないだろう。
だが!床にこぼれた化粧水の量と、瓶から流れ出た化粧水の量には明確な違いがある!盗みを働いた者は…
背水の陣だ。ここで光ってしまえば、もう第2隊長は盗みの罪を認めるしかない。そしえ、これは彼だけの問題ではない。
体が光ってしまったら…そこでゲーム終了だ…どうなる!?
「壇上に上がりたまえ」「えっ…」「こっちだ」
壇上にはなにやら布に被されたものがある。一体…
どうやらパンツ一丁から再度着替えを行った際、化粧水をこぼして全身に浴びたことがきっかけでパニックになり、『N』のイニシャルを『S』と見間違えたのだろう。
おっちょこちょいにもほどがあるが…あまりの極限状態の中、いつもの平静さを失ったのかもしれない。
とりあえず起こしてみた。幸い命に別条はなかったようだが…
「ぅう…フロイト…私は…生きていますか…?」「あちこちが焼け焦げて入るが、まだ大丈夫だぞ」
「そ…そう…です…か…
この2日間で一生分笑った気がした。
…人間って…こんなに笑えてしまう生き物なんだな…。
◇ ◇ ◇
【最終結果】
V.Iフロイト 437回
V.IIスネイル 774回
V.IIIオキーフ 421回
V.IVラスティ 513回
V.Vホーキンス 326回
V.VIメーテルリンク 431回
V.VIIスウィンバーン 698回
V.VIIIペイター 599回
「笑いすぎだろスネイル。まぁトイレで一人笑いしてたこともあったか」「その話やめなさい!」
「大丈夫ですかメーテルリンクさん…」「お気遣いいただきありがとうございます、シスターサクラコ」
「よく笑わなかったなぁあんなところで」「素晴らしい響きだ…」「えっと…どこから話したらいいかな…?」
「お前叩かれすぎやしないか…?」「すまない戦友…こんなことに手を煩わせてしまうとは…」「ロニー、ラスティ、終わったらフィーカ飲みに行くぞ」
-Fin-