正義実現委員会の剣士   作:副露国士無双

1 / 1
1《僕の正義》

「〜〜〜♪」

 

トリニティモブ1「あ、ケンくんだ!」ヒソヒソ

 

トリニティモブ2「鼻歌歌ってる・・・なんか良いことあったのかな?」

 

学園都市キヴォトスにおいて三大学園に数えられる一大勢力、トリニティ総合学園。

 

お嬢様学校といった雰囲気であり、礼拝堂や古書館といった施設を有し、校舎は宮殿のような佇まいとなっている。

 

正実モブ「・・・あ!」

 

そんな学園に、このキヴォトス唯一の男子生徒が存在していた。

 

正実モブ「ケン先輩!パトロールお疲れ様です!!」

 

「うん、君もお疲れ様」ナデナデ

 

正実モブ「わっ・・・えへへ♪」

 

彼の名は御剣ケン、正義実現委員会所属の二年生である。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

僕の名前は御剣ケン、このキヴォトスでは珍しい剣を使って戦うトリニティ総合学園の二年生だ。

 

部活は正義実現委員会に入っていて、後輩からも・・・慕われていると思う。

 

イチカ「お、パトロール終わったっすか?」

 

「えぇ・・・今日も特に問題はありませんでした」

 

仲正イチカ、僕と同じ二年生であり、僕よりも優秀。

 

委員会内では主にまとめ役を務めており、部下からはかなり慕われている。

 

僕も頑張らないとなぁ・・・

 

イチカ「それは良かったっす・・・あ、そういえばさっき病院から電話があったっすよ」

 

「”アキ”の所からですか!?」

 

イチカ「そうっす、どうやら”妹さん”が会いたがってるみたいっすよ?」

 

「ちょっとダッシュで行ってきます!!」

 

イチカ「いってらいっしゃいっす!・・・全く、妹さんの事となると目の色が変わるっすね」

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

「アキ!」

 

アキ「お兄ちゃん!」

 

「聞いたぞ・・・どうやら、お兄ちゃんに会いたかったみたいだな?」

 

アキ「うん!!」

 

「全く、この妹は・・・!」ナデナデ

 

アキ「ひゃっ!?急に撫でるのやめてよー!」

 

この子はアキ、僕の妹で・・・たった一人の肉親。

 

ちょっと昔にある事があって体が弱くなってしまって、今は入院を余儀なくされている。

 

だけど最近は日に日に体調は良くなっており、もしかしたら今年中には入院生活からもオサラバできるかもしれない。

 

「駄目だね・・・わがままを言う妹には”強制ナデナデの刑”を執行する!」

 

アキ「もーう・・・くすぐったいよぉ・・・」ニコニコ

 

そして入院生活からオサラバ出来たとして、その後の居場所を提供できるのは僕だけだ。

 

アキを守れるのは、僕だけなんだ。

 

「・・・」

 

このアキの笑顔を守れるのは僕だけ。

 

・・・ははっ、より一層頑張らないとな!

 

アキ「ねぇねぇお兄ちゃん!私ね!今日また体が良くなったんだよ!」

 

「そうなのか!それは良かった!!」

 

何があっても、アキを守れるように・・・

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

御剣アキ、僕の最愛の妹。

 

そんな妹を守れるようになる、それが正義実現委員会に入った理由だった。

 

だけど、今はそれだけではない。

 

同学年のイチカ、ダイエットを志す副委員長、怖いけどその分とても人思いな委員長やちょっぴりスケベな後輩・・・

 

十人十色な委員会だが、心に持つ”正義の強さ”は皆同じだ。

 

そしてそれは僕も同じ・・・だと思っている。

 

妹を守り、彼女たちと共に歩んでいく・・・それが僕の志す______

 

______僕の、正義だ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。