その1 ホシノ救出作戦の始まり
カイザーがアビドスを侵略しにきた。その時は追い払うことができたけど、ホシノはまだあちらの手の中にいる。みんなの思いは決まっていた。ホシノを必ず助ける。
だが、アビドスとカイザーの戦力を考えれば無謀だと言わざるを得ない。そこで私たちは他学園に手伝ってもらうように頼んでみた。
便利屋、ゲヘナ風紀委員会、トリニティ、これだけ多くの助けがあればホシノは助けられるだろう。しかし、結果は全て保留となった。当然だろう、アビドスには出せる報酬がないのだから。
報酬もなくタダ働きさせられるなど本来あり得ないことだ。それでも私たちはホシノを助けに行かなくちゃいけない。誰かの助けをもらえずとも、やらなくてはいけないのだから。
先生「みんな準備はいいね?」
みんなの顔を見る。みんな各々の想いを持って頷く
アヤネ「ホシノ救出作戦開始です!」
〜カイザーpmc基地〜
戦闘開始だ。カイザー基地の中にホシノがいる。だがそのカイザー基地に入るには、たった一つだけのゲートを通らなければならない。そのゲートも凝固でその前に立ち塞がるたくさんのカイザー兵。
突破するには苦労しそうだ。
セリカ「はぁ、、、これじゃ埒があかないわね!」
戦力は圧倒的にあちらが上。だが今カイザー兵を蹴散らすことができているのは、アビドスメンバーの連携だった。シロコが攻めてセリカがフォロー、ノノミが援護。それでも奴らはほぼ無限と言えるほどに湧いて出てくる。カイザーが戦力を補充するためにゲートを開けた。
シロコ「今!!」
シロコがゲートの開閉をコントロールしているであろう司令塔を破壊する。これでゲートは開いたままだ。だがその前には、応援に駆けつけたカイザー兵が立ち塞がる。
先生「ビルドアップ!!」
『天空の暴れん坊!ホークガトリング!!イェア!』
ホークガトリングフォームにビルドアップした先生は、ミニガトリング砲、ホークガトリンガーを取り出す。
『ホークガトリンガー!ワンハンドレット!フルバレット!』
先生「みんな伏せて!!」
先生が乱射する。障害物なんて関係ない。全て破壊すれべいいだけの話だった。最初っから使えばいいのに、、、。
先生「片付いたね。みんな行くよ!」
アビドスメンバー「「「了解!!!」」」
カイザー基地の中に侵入完了。基地の内部にもカイザー兵がたくさんいるであろう。気を引き締める。
その2 カイザー基地への侵入
カイザー兵「侵入者発見!!直ちに応援を頼む!」
侵入した私たちを制圧するためにカイザー兵が集まるが、それだけじゃない。カイザー兵の後ろから何かが現れた。
シロコ「あれって、」
セリカ「アビドスを侵略しに来た時の大型兵器!?それもあんなにたくさん!」
ノノミ「この間のは量産型の一つだったようですね。」
アヤネ「ざっと10体はいますよ!?」
以前私たちを追い込んだカイザーロボが複数体。あれにはかなり手こずった。あれが複数となるとまた面倒だ。その時だった。
[ドゴーン‼︎]
目の前のカイザー兵やカイザーロボに向かって砲弾が飛んできた。
カイザー兵「な、どこから!?」
ヒフミ(?)「わ、わたしです!」
声のした方を見る。そこに立っていたのは、5の文字が書かれた紙袋を被ったヒフミ(?)だった。
セリカ「ヒフm」
ファウスト「違います!私はヒフミではなくファウストです!今攻撃したのは全然トリニティの皆さんじゃありませんし、全くの無関係です!」
(全部行ってしまったようなものじゃないか)と内心ツッコミを入れる。
ノノミ「ありがとうございます!ファウストちゃん♪」
ファウスト「はい!それではみなさんお願いします!」
そう合図すると一斉に砲撃が飛んできた。目の前にいたカイザー兵が一掃される。
カイザー兵「よくも!とにかく前方へ!」
流石に無抵抗じゃない。あちらも私たちめがけて攻撃をしようとする。
イオリ「詰めたら勝てるとでも?」
飛んできたイオリがカイザー兵を蹴り飛ばす。風紀委員会も来てくれたようだ。
アヤネ「風紀委員会の皆さん、、、」
カイザー兵「ええい!まだまだ増援すればいいだけの話!」
そう言った途端にカイザーロボがまた数十体投入された。私たちだけだったら数の暴力で負けていたかもしれない。
ヒナ「ここは私たちに任せて行きなさい。小鳥遊ホシノを助けるんでしょう?」
先生「ありがとう。ヒナ!ここは任せる!」
その場は風紀委員会とファウスト(?)に任せ、そのさきに進むことにした。
アヤネ「どこにいるのでしょうか、ホシノ先輩」
シロコ「多分建物の中に拘束されてるのかもしれない」
ノノミ「あり得ますね♪」
セリカ「、、、!止まって!」
セリカが立ち止まった。正面に何かいる。
カイザー兵「ここは通さない!」
カイザーロボ数体とカイザー兵複数人。さっきよりは少ないが、それでもこの数。着実に時間を稼がれてる。
カイザー兵「貴様らに邪魔はさせない!!」
攻撃を開始しようとしている。私たちも身構える。その時だった。
??「どうやら困っているようね!」
上から声が聞こえる。見上げるとそこにはヘリに乗ったアル達、便利屋68がいた。
セリカ「便利屋68!?」
アル「こういうピンチに颯爽と駆けつけるのがアウトローというもの!手を貸してあげr」
ムツキ「あ、ごめんこれ落ちる⭐︎」
アル「な、な、な、なんですってーーーーーー!?」
墜落してきたアル達のヘリが大半のカイザー兵を巻き込み爆発した。まぁなんとかなったしよしとするか。
ハルカ「大丈夫ですか!?アル様!」
アル「大丈夫よ、大丈夫、、、危なかった(小声)」
しかしまだカイザー兵は残っていた。
カヨコ「ここは私たち便利屋に任せて」
セリカ「でも、、、」
アル「大丈夫よ!とにかくここは私たちに任せて、先に行きなさい!」
ムツキ「うわー、それは惚れちゃうよアルちゃん♪」
ハルカ「さすがです!一生ついて行きます!アル様!」
カヨコ「はぁ、、、」
なかなかにカッコよく決まっていた。
シロコ「行こう」
全員「「「うん!」」」
便利屋に任せ、先を急ぐ。
その3 便利屋68の援護
ホシノ「、、、みんな今頃どうしてるかな。何も相談せずにいなくなった私を恨んでるかな。結局カイザーコーポレーションと交わした契約は保護にされ、アビドスを攻撃された。私の決断は全て無駄だったんだ。ノノミちゃん、セリカちゃん、アヤネちゃん、シロコちゃんみんながいてくれたから、私は今まで笑っていられたんだろうな、あの場所で。それも…もうなくなっちゃう。私のせいで、、、」
拘束されたまま一人で悩み続ける。しかしそれに応える声はなかった。今はただ一人そこにいるだけだった。
ホシノ「私のせいで何もかもがなくなっちゃう、、、。もっとみんなを頼ればよかったな、、、ごめんねシロコちゃん、みんな。」
拘束された部屋で一人涙を流す。その時だった。その部屋の扉を叩く音がした。
セリカ(?)「硬っ!!何この扉!全然あかないんですけど!?」
シロコ(?)「どいて、私がやってみる。ゴッ!痛い、、、シュン 」
セリカ(?)「こんの!!」
[ドカバキドゴーン‼︎]
突然扉を破かれ、ホシノの拘束が解かれた。扉の向こうは爆発の煙で見えない。ただ、誰かがいる。
アビドスメンバー「「「ホシノ先輩!!」」」
ついに幻覚や幻聴が出てきてしまったのか。
ホシノ「みんな、、、なんで、、、」
セリカ「なんでじゃないわよ!!何で何も相談せずに行っちゃったのよ!!」
ノノミ「本当ですよ!何してるんですか先輩!」
アヤネ「ホシノ先輩早く帰りましょう!!」
違う。幻覚でも幻聴でもない。みんなだ。本当にみんなが来てくれたんだ。
ホシノ「ごめん、、、みんな。私のせいで、、、アビドスが…」
シロコ「アビドスは無事。アビドス高校も街も全部、先生と便利屋に協力してもらって守った」
ホシノ「せん、、、せい?その怪我は、、、」
今にも泣いてしまいそうな顔をしたホシノがこちらを見る。怪我とは恐らく先日のカイザーとの戦いでついた時のものだろう。
先生「私は、、、あの時に止めてやることができなかった。ホシノが何をしようと考えているのか、それを察することも、ちゃんと向き合うこともできなかった。だけど、今日は違う。
みんなでちゃんと話そう?」
ホシノ「、、、うん…ごめん、、、ごめんみんな…先生…」
アビドスのみんながホシノと抱き合う。今はただこの時間がずっと続けばいいとそう願った。だが、そう思い通りにはいかなかった。
その4 ホシノの孤独と救出
[ドゴーン!!!!]
ホシノを拘束していた部屋の壁が爆発した。
アビドスメンバー「「「「!?」」」」
カイザー理事「フハハ!大人しく解帰すと思ったかぁ!?」
そこには先日の戦いより強化されたカイザーロボに乗り込んだカイザー理事がいた。
セリカ「あんた!よくもホシノ先輩を攫ってくれたわね!!」
セリカが銃を構える。が、それを先生が静止した。
セリカ「ちょっと先生!?なんで、、、」
先生「早くホシノを外に連れて行って。」
ノノミ「でもそれでは先生が…」
シロコ「ん、私も残る」
シロコが銃を取り出す。が、それもまた止める。
アヤネ「先生?」
先生「私は、ホシノが考えてることも察せず、ホシノに頼るようにもっと強くいうこともできず、ホシノを止めることもできなかった。…私のケジメは私がつけたい。だから手を出さないでほしい。みんなは早く外に出て、ホシノに青い空を見せてあげて?ここに拘束されてたってことはしばらく見れてなかったでしょ。」
ノノミ「しかし、、、」
先生「みんな、、、」
先生がみんなの方へ振り返る。
先生「頼む…」
その先生の目に迷いはなかった。
アヤネ「わ、わかりました。行きましょう!」
シロコ「ん、」
セリカ「絶対に死ぬんじゃないわよ?先生!」
ノノミとシロコがホシノの手をつかむ。そんなホシノはまだ心配そうな目でこちらを見ていた。
ホシノ「先生、、、」
先生「大丈夫。またあとでね。」
そう言って微笑む。ホシノは少し迷った後に、頷いた。みんながこの部屋を出て建物の外に出るには少しかかるだろう。
カイザー理事「ハハハ!貴様一人で時間稼ぎのつもりか?前に比べて強化された私のこの兵器は、以前のようにはいかないぞ!」
先生「時間稼ぎ?何を言ってる?」
先生はビルドドライバーを装着し、スパークリングを取り出す。
先生「俺はお前を倒しに来たんだよ。」
スパークリングを振り、起動し、ビルドドライバーの装填する。動きに迷いがなかった。
『ラビットタンクスパークリング!!』
ビルドドライバーの取っ手を回す。
『Are You Ready?シュワっと弾ける!ラビットタンクスパークリング!!イェイ!イェーイ!!』
ラビットタンクスパークリングに変身完了。先生は覚悟を持ってカイザー理事に向かっていく。
カイザー基地地下の廊下。長く入り組んだそこを複数人の学生が走る。
アヤネ「そこを右に曲がってそのまましばらく前進してください!!」
こうやってスムーズに進めているのもアヤネのおかげだろう。アヤネがいなければここまで楽にはいかなかったかもしれない。だがその道中やはりカイザー兵が道を妨げる。
シロコ「ノノミ、セリカ」
ノノミ「はいはーい♪」
セリカ「退きなさいよあんたたち!!」
一掃された。ここまでくればあとは地上に出るだけだ。
ホシノ「なんで…なんでここまでして、おじさんを助けるのさ、、、」
後輩達に頼らず、約束を破り、結果アビドスへの侵略を許すことになった。全部私のせいで。そんな私が、アビドスに戻ってもいいのだろうか。そんなことを思っていた矢先…
セリカ「うるさいホシノ先輩!!」
セリカがホシノを叱る。
セリカ「先生や、風紀委員のみんな、便利屋、トリニティまで協力してくれたのに、まさか戻らないなんて言わないわよね!?」
ホシノ「、、、え?」
私を助けるためにそんな大勢が来てくれた。私一人のためだけに。
シロコ「私たちはホシノ先輩を助けたい。そう言ったらみんな来てくれた。だから先輩は大人しく助けられて」
みんなは優しいなあ、そうみんなは優しいんだ。なのに私はその優しさを踏み躙った。それでも私は生きなくちゃいけないの?
アヤネ「後もうちょっとで地上に出ます!」
後ちょっとで外に出られる。なのに何故だろう、嬉しさより迷いが勝ってしまう。私は本当にダメな先輩だなぁ。
外の光が見えた。地上だ。あの密閉された牢獄から抜け出し、今大きな空の下にいる。そこには、便利屋、風紀委員、ヒフミ(?)がいた。
ヒナ「出てきたわね。」
アル「待ちくたびれたじゃない。無事そうで何よりね♪」
カヨコ「でも、先生は?」
そう、先生はまだ地下で戦っている。先生は大丈夫かな…。
その5 先生の一人の戦い
地下では激しい戦闘が繰り広げられている。
先生「(以前のように上手くはいかないと言っていたけど、本当にその通りだったな。泡を装甲と装甲の間から忍ばせて内部から破壊してみようとしたけど失敗。高速移動で奴の動きを上回って攻撃してみたけどこちらの動きについてくる。その上装甲がさらに硬く、分厚く、衝撃すら吸収されてしまうようなものに強化されている)」
ここまで厄介になるとは思っていなかった。正直少し舐めていた。
カイザー理事「不思議だろう?貴様の動きについて来れるのが。」
本当に不思議だ。今や私の体のスピードや瞬発力は常人を遥かに超えているはずだからだ。そんな私の動きについてくるのだから、奴も常人なのか疑ってしまう。
カイザー理事「予測演算だ。先日の戦いで貴様の戦闘データを集めさせてもらった。それらを元にAIに貴様の動きを何百通りと予測してもらい、貴様の動きを見切る。どうだ?貴様はこれを打開できるかな?」
正直かなりしんどい。このまま戦い続けても勝てる気がしない。恐らく持久戦になれば体力切れでこちらが負ける。ならさっさと決着をつけなければ。
先生「悪いけど、みんなが上で待ってるんでね。終わらせてもらうよ。」
全力で前へと跳んだ。泡を全開、パワーもエネルギーも全部右拳に集中させて打つ。
[ゴッ!!]
鈍い音がした。装甲はへこんだが、それ以上先に行けない。
カイザー理事「だから言っただろう。今の貴様には到底倒せないと!!」
そう言って、カイザー理事は先生の体を鷲掴みにし、後ろにあるジェットを噴出した。先生を引きずったまま天井を突き破り地上に出るつもりだ。
先生「(これ絶対痛いやつじゃん!!!)」
そう思うのも束の間。全身を打ち付けられ激痛が走る。いくらライダーシステムを使って、衝撃吸収、防弾、防刃、が備わっていても、痛いものは痛い。
先生「ぐううううぅぅぅぅ!!」
痛い痛い痛い痛い。アニメのキャラクター達はこんな痛みを受け続けるのか。はっきり言って地獄だ。
先生「がぁ!」
地上に出た。しかしまだ終わらない。そのまま先生は蹴り飛ばされ、あの強力な大砲に追撃された。
先生「がああぁぁぁ!!」
防ぎ切れないほど早い攻撃。抵抗できずにその痛みを食らい続ける身から言わせて貰えば、地獄以上の何者でもない。
アビドス&風紀委員&便利屋&ヒフミ「「「「「「「先生!!!」」」」」」」
みんなが駆け寄ろうとする。
シロコ「待ってみんな!」
シロコが静止させる。
セリカ「でも!」
シロコ「手を出さないでって言ってたでしょ」
そう。先生は自分のケジメをつけるために一人で戦うことを選んだ。だからみんなに手を出さないようにと釘を刺したのだろう。だが先生は、横たわっていた。
ホシノ「…先生…」
カイザー理事「ハハハ!無駄なご苦労だったな!先生!やはり貴様如きの力では何も守れない。ただの弱者の遠吠えだったのだ!」
ホシノ「私のせいで・・・また・・・いなくなっちゃう。…そんなの・・・もう」
先生「ふざ・・・けんな・・・!」
先生はそう言って立ち上がる。まだ諦めてない。
先生「セリカ、アヤネ、ノノミ、シロコ、そしてホシノ。みんな私の大切な生徒だ。先生である私は生徒を助け、守るものだ。」
その声には一切の迷いがなかった。先生はそっとみんなの方を見る。
先生「私はあの子達の笑顔を見たい。みんなが笑っていられる世界を作りたい。愛と平和を胸に生きていける世界を作りたい。負けられない理由が…いくつある?」
みんなが笑っている時の光景を思い出す。そんな光景を未来でも見れるなら自分の命なんざ惜しくない。
先生「目の前の大切な生徒達を救えないで・・・そんな世界を作れるわけねぇだろうが!!」
先生の口調が変わった。本気だ。
先生「生徒のために命を賭して戦う。それが”仮面ライダービルド”として…”先生”として生きる、私の…俺の生き様なんだよおおぉぉ!!!」
先生は覚悟を決めた。ここで全力を出す。取り出したドリルクラッシャーにフルボトルを装填する。
『Ready GO!』
その直後にビルドドライバーを回し、同時に必殺技を貯める。
先生「覚悟しろよ?カイザー!!!」
全力で前に跳び、ドリルクラッシャーをカイザーロボの中心部分に突き立てる
『ボルテックブレイク!!』
こいつが機械である以上。動くための原動力、コアがあるはずだ。コアの位置を勘でカイザーロボの中心部分と予測し、そこに全力の突きをお見舞いする。
[ガリガリガリガリ]
流石に強化されてるだけあって装甲が硬い。だがこちらも負けてない。フルパワーのドリルクラッシャーにスパークリングの腕力、泡を全開にして装甲の破壊に全振りする。
カイザー理事「無駄だと言っているだろうが!!」
慢心も束の間、装甲に穴が空きコアに近づいている。
カイザー理事「なに!?」
全部突き刺した。だが長さが足りずコアに届かない。それも想定済みだ。先生はドリルクラッシャーから手を離し、カイザーロボを大きく蹴り上げる。
カイザー理事「ぬわぁぁぁ!バカな、この機体を宙に浮かせるだと!?」
蹴り上げたカイザーロボは宙を浮いている。先生は更にその上へと跳ぶ。
『Ready GO!』
先生「クライヤがれぇぇぇぇぇ!!!」
『スパークリングフィニッシュ!!』
全力の一撃をカイザーロボに与える。それも狙った場所はすでに突き刺さっているドリルクラッシャーだ。ドリルクラッシャーを全力の一撃で押し込み、コアを完全に破壊する。
カイザー理事「こんなことでぇぇぇ!!ぬわあああぁぁぁ!!!」
そのまま地面まで蹴り倒す。それと同時に暴風が巻き起こるが、生徒達は障害物を使いうまく防いでいた。
その6 勝利と再会
暴風が止み、先生達が落ちてきた場所を見る。まだ土煙が邪魔をして見えない。
ホシノ「先生・・・」
よくない想像がホシノの心を掻き乱す。生徒達は固唾を飲んで土煙が消えるのを待つ。結果はどうなった?
先生「はぁ・・・はぁ・・・」
ようやく土煙が晴れそこに見えた光景は、横たわり行動不能のカイザーロボとその上に立つ仮面ライダービルドの姿だった。勝ったのだ。先生がその場で変身解除をし、ボロボロの先生の姿が見えた。
先生「はぁ・・・ははっ…流石に、疲れたな…」
そう言った先生はカイザーロボの上から倒れるように地面へと落下する。
みんな「「「「「「「先生!!!!!」」」」」」」
みんなが駆け寄る。一番早く駆け寄ったのはホシノだった。ホシノは先生を抱える。
ホシノ「先生…ごめん…私なんかのせいでこんな…先生に傷をつけて」
先生の額や口元、拳、身体中のあちこちから血が垂れている。
先生「それは違うよホシノ。…私がこうやって戦ってこれたのは、君が助けを求める顔をしてたからだよ。私は、この力を兵器としては使わない。”誰かのためになりたい、誰かを守りたい”その思いを胸にした結果形作られたものだ。君を助けるのに、抵抗なんかあるはずないでしょ。今の私は、君の”先生”で”仮面ライダービルド”なんだから。」
ホシノ「せん…せい…グスン」
ホシノの目から涙が溢れて先生の体に落ちる。
先生「仮面ライダービルドの”ビルド”は”作る”、”形成する”って意味の”ビルド”だ。俺は、みんなが笑って暮らせる、愛と平和を胸に生きていける世界を…未来を…この手でビルドする。それが私の…使命だから。」
先生はそう言ってホシノの頬に手をやる。
先生「それに…目の前にいる小さな女の子を、助けられないなんて…先生なんてやってられないよ・・・。」
先生は力無く笑って見せた。
ホシノ「…もう…先生ったら…ありがとう、先生」
そういうとホシノは笑って先生を抱きしめる。先生はそれに答えるように抱きしめ返す。少ししたら先生は立ち上がった。
先生「いつつ…」
セリカ「ちょ、先生本当に大丈夫なの!?」
ノノミ「無理しないでください先生!」
先生「あー大丈夫大丈夫」
アヤネ「絶対大丈夫じゃないやつですよねそれ!?」
アビドスのみんなが先生を心配する。その心配とは裏腹に先生はもう大丈夫と言わんばかりに肩を回す。先生がホシノの方へ振り向く。
先生「ほら、ホシノ帰ろ?」
そういうとみんながホシノを見る。
セリカ「お、お帰り!ホシノ先輩!///」
ノノミ「あ、ずるいですセリカちゃん。恥ずかしいから言わないって言ってたのに♪」
セリカ「うるさいわね別にいいでしょ///」
また賑やかになりそうだ。
アビドスメンバー「「「「お帰りなさい!ホシノ先輩!」」」」
みんなが期待の眼差しを向けている。おそらく次に言って欲しい言葉はこれだろう。そういえばこんなに暖かい言葉だったな。
ホシノ「ただいま」
その7 後日談
数日後、アビドスの対策委員会は正式な委員会として認められた。しかし借金をしているという点に関しては変えることができない。ただ今の現状を少しは楽にすることができた。
アヤネ「ということで会議の時間ですよー皆さーん」
セリカ「ホシノ先輩起きなさいよ!」
ホシノ「うへー、セリカちゃん厳しいよ」
ノノミ「ダメです。ホシノ先輩♪」
シロコ「ん、そういえば先生はまだ退院できてないんだっけ」
アヤネ「そのはずです。まぁあの戦いで先生もボロボロだったわけですし」
その時教室の扉がガラッと開く。そこに立っていたのはいるはずのない人間だった。
先生「やっ!みんな。おはよ!」
アビドスメンバー「「「「「先生!?」」」」」
アヤネ「退院はまだ先のはずでは!?」
先生「そうなんだけどちょっと様子を見にきたよ。」
シロコ「ん、じゃあ早めの退院祝いに柴崎ラーメンでパーティしよう。」
セリカ「ちょっと!?私の仕事増やさないでよシロコ先輩!?」
ノノミ「ラーメンでパーティですかぁ。それもありかもしれませんねぇ」
相変わらず賑やかだ。
ホシノ「・・・」
先生「どうしたの?ホシノ。そんな驚いた顔をして。」
ホシノ「うへー、早めに先生の顔を見れてよかったなぁっておもっただけだよぉ」
そう言いながら先生の元まで近づきさらっと先生に抱きつく。
ホシノ「本当に・・・生きてて・・・よかったよぉ」
嗚咽まじりにホシノが顔を先生に擦り付けていた。
セリカ「ちょっとホシノ先輩!?距離近いわよ!!」
なんだかんだ今日も楽しそうな日になりそうだ。
アビドス編は以上です。これから書くこのシリーズはブルーアーカイブのストーリーが全部終わった後(キヴォトスの問題などを諸々終わらせた後)の話になると思います。乞うご期待!!