人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
ディストの世界を破壊した事で現実世界へと帰還するU。それと同時にメルヘンソードマンドライバーによって、ディストは現実での肉体を獲得するのであった………
ディストの復活から少し経った後、U達はディストを囲っての話し合いをしていた。
「………で? 結局この子は今後どう扱っていくのかしら?」
開口一番にツッコミがあったのはポイズのこの言葉であった。ディストは過去に悪行を繰り返しており、それが下手をすればポイズに匹敵する量でもある事実は拭いたくとも拭えなかった。
「私………この子とやって行けるのかな………少し不安………」
少ししてジュノは不安な様子と共にそう呟いた。そして他のメイデン達もどこか心配そうな表情で様子を見ていた。
「まあそういう反応は出るよね………ポイズは人の事言えないけど」
Uはメイデン達が受け入れ難い様子には納得する様子を見せていた。だが同時にポイズが人の事を言えない立場なのも毒突いた。
「なっ!? 今は関係ないでしょう!?」
ポイズはUに毒突かれた事に珍しく動揺していた。少ししてUはディストの側へ駆け寄ると………
「………そもそも、ここに居るのは言いたかないが罪を背負って生きている存在だ………僕含めて。幸せになろうとか過去の罪を清算しようとか綺麗事は言えない。けれど………今こうして生きているんだ、人になんと言われようと足掻く生き方をしよう。僕は………皆を否定しないし、皆を受け入れる。その中にはポイズやディストもいる………!」
自分達は罪を背負って生きている存在であり、それを清算するなどとは言わずとも、足掻くように生きる事を提案する。そしてそんな少女達をUは否定せず受け入れようとしていた。それを聞いたメイデンはフッと笑いを零すと………
「………そうね。ただし1つ条件がある」
Uに同調する様子と共に首を縦に振る。だがそのまま乗るだけではダメと考えているのか、同時に条件もある事を口にした。
「………何かな?」
Uはその条件について首を傾げる。
「貴方が私達メイデンの統制者………マスターとして私達を率い、罪に塗れた私達8人に新しい生き方を教えなさい………! それこそが、私達を復活させた犯行者の貴方がすべき行動よ………!!」
それは、Uが8人のメイデンを率いる統制者としてメイデン達へ新たな生き方を教えると言うものであった。それを聞いた最初こそ目を丸くしていたが………
「分かったよ、教えてやる………マスターと言えるような存在になれる自信はあまりないけどな………」
Uはそれを受け入れる様子を見せるのだった………
ディストの処遇について悩む中で、Uは8人のメイデン達へ生きる選択を説いた。そしてメイデンの提案によって、Uは8人のメイデンを率いる存在、マスターとなる事を決意するのであった………
To Be Continued………
次回予告
Uがマスターの役割を引き受け、8人のメイデン達もそれに同意した事で、U達は新たな関係を構築する。そしてそれは、Uのメルヘンソードマンドライバーへ、新たな変化を与えるのだった………
次回「マスターの証」