人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
犯人推理をする中でヤスが犯人じゃないと推理を始めるU。その直後にUの前へ現れたスズという人物。彼女はヤスが犯人ではないと庇う主張を口にするのだった………


第14話 荒み行く過去

スズの言葉を聞いたUは彼女の様子を目にし………

 

「………どういう事か是非聞きたいものだな」

 

Uは冷静な様子でそう呟いた。スズが口篭る様子を見せる中、ミューチュが口を開き………

 

「………スズお姉ちゃんはお兄ちゃんと高校時代に付き合ってたんだ………でも、お兄ちゃんが高校を辞めてからはずっと疎遠の関係だったんだ………」

 

スズとヤスの関係について言及する。それを聞いたUは………

 

「………そういう訳か」

 

そう呟いて2人の関係を知り、彼女がヤスを庇う理由に納得させられる。

 

「………ヤスくんが高校を辞めてからはずっと彼等に付き合わされる日々だった………私はヤスくんと偶然再会出来た事が内心嬉しかったけど………こんな事になるなんて………」

 

スズは今日に至るまでの日々と、偶然ヤスに再会出来た事、そして今回の殺人事件。今回の件は彼女の心を痛めるのには十分過ぎたようだった。

 

「………すみません、少し休ませてください」

 

スズはそう言うとどこか苦しそうに部屋を出た。ミューチュはそんな彼女の後ろ姿を目にし………

 

「探偵さん、この事件解決するんだよね………!?」

 

Uに対してそう問いかける。Uは無言のままであったが………

 

「………U、なんとか言ってあげるべきじゃないの?」

 

メイデンはUに対してそう問いかける。Uはそれでも口を開かなかったが………だがそんな中、ミューチュはメイデン達に視線を向け………

 

「………そういえば気になってたんだけど………そこの女の子達って何者なの………? 幽霊………?」

 

彼女達の存在についてUへ問いかけてきた。

 

「………君と同じ女の子達だよ」

 

Uはここでようやく口を開き、彼女達はミューチュと同じ存在である事を示唆する。ミューチュは首を傾げる様子を見せたが、その直後、突如として隣の部屋から悲鳴が一瞬のみ聞こえた。

 

「なんだ………!?」

 

U達は慌てて悲鳴の声が聞こえた方へと向かう………

 

 

 

隣の部屋はハガの部屋であり、彼は怪人に襲われていた。

 

「怪人っ………!?」

 

Uは動揺する様子を見せる。怪人の右腕には刃物があり、ハガを斬った際に付着した血が彼を殺した事を物語っていた。その隣の部屋にいたリギも嫌な予感を感じてやってきたのだが、その際に怪人の姿とハガの死体に動揺の声を漏らすと共に腰を抜かし………

 

「な、なんだよコイツ………!?」

 

動揺しながらそう呟く。一方でUは冷静に印刷機能付きカメラを構えると、怪人の写真を撮った。これによりカメラの中から怪人の姿を捉えた写真が印刷され………

 

「………成程、犯人はこの怪人………凶器はその刃物………確かにそれなら一斬りで殺せる………」

 

Uは凶器を目の当たりにし、先のギザの死に方についても理解した。Uは写真をミューチュに渡すと………

 

「………無くすなよ、貴重な1枚だ」

 

そう言ってメルヘンソードマンドライバーを取り出し、腰に装着する。そしてゼンマイを取り出して変身しようとすると………

 

「………待って、U。私にもやらせなさい………!」

 

エレガンが自身にやらせてほしい事を語る。

 

「エレガン………仕方無いな………!」

 

Uはフッと笑いを零すと、先日生み出されたゼンマイをベルト左部にセットする。

 

『イバラヒメ!』

 

これによりベルトから待機音が鳴る。Uは右手を前へ伸ばした後、握り拳を作り、そのまま胸へ当てると………

 

「………変身!」

 

そう言ってゼンマイを左手で回した。

 

『カスタムウォーリアー! メルヘンソードマン!! ………イバラヒメ!!』

 

これにより、エレガンの身体はUの中へ取り込まれる。その直後、彼の身体にはイバラヒメヒストリーをイメージした鎧が生成され、装着された。

 

「た、探偵さんが………変身した………!?」

 

これにはミューチュ達も動揺の声を漏らすのだった………

 

 

 

ヤスに関連する潔白の話が浮上する中、新たな犠牲者とその犯人とも取れる怪人が現れた。Uは怪人を倒す為に変身をするが、果たして怪人による惨劇を止める事は出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
変身したUは、イバラヒメカスタムの力をフルに発揮して戦闘する。だがその中で、怪人の様子に違和感を感じる様子を見せる事となったのだった………
次回「茨の鞭を振るう戦士」
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