人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
スズはヤスが犯人ではないと主張しつつも、精神的に痛んでしまったのか部屋を後にする。ミューチュと対話をする中で突如として現れる犯人と思わしき怪人。Uはエレガンの力を借りてメルヘンソードマンへと変身するのであった………
メルヘンソードマンに変身したUはメルヘンセイバーを生成し、怪人に向けて鋭い斬撃を放つ。だが怪人はこれを右手の刃物で受け止めた。
「硬いな………どうしたもんか」
Uは頭を搔くような仕草を見せる。だがその直後、ベルトから先のエレガンの世界でも出現したユニットが出現する。そのユニットはグリップ部分に合体すると共に縦一直線の形になると、刀身部分は鞭のようにしなやかなものとなった。
「鞭………? なら私の得意ね………!!」
これを見たエレガンはUの身体を乗っ取るように鞭を振るう。怪人は右手の刃物でこれを受け止めるが、攻撃が着弾した際のショックで怪人の内部へダメージを与える事に成功する。
「っ………! おい、勝手に動かさないでくれ………!!」
Uはエレガンの行動について思わずそうボヤいた。
「いいじゃない、貴方の身体の中も意外と心地よいみたいだしね………!」
しかし、エレガンはUの身体に心地良さを覚えたのかそう呟き、慣れた手つきで鞭を振るう。そのスピードと鋭さは凄まじく、怪人は一方的に押されていた。Uはエレガンの勢いぶりに圧倒されていたが、すぐさま彼女に合わせるように側転を織り交ぜながら怪人に攻撃を行う。
「………やるじゃない、流石私が認めた男ね………」
エレガンはUを褒める言葉を呟く。そして怪人が地面に倒れたタイミングでアリスカスタムのゼンマイを取り出し………
「メイデン、君の力も借りるぞ!」
Uはそう言ってこれを鞭のグリップ部分にセットする。
『アリス!』
Uはすぐさまトリガーを引く。
『アリスメルヘンパニッシュメント!!』
これにより、光を纏った打撃を叩き込む。怪人は右腕でこれを受け止めるが、防ぎきれずに傷を受けると大きく吹き飛ばされ、外へ吹き飛ばされた。だが怪物はこれに紛れて姿を消し、Uはそれを追いかけようとするが怪人の姿はもうそこには無かった。
「逃げられたか………」
Uはそう呟くとベルト左部のゼンマイを外し変身を解いた。これによりエレガンもUの身体から排出され、再び幽霊のような姿となった。Uはその後、ミューチュから写真を再び受け取ると………
「………取り敢えず凶器は分かった。後はこの怪人が自然によるものか………人為的なものかを探るべきだ」
Uはそう言って、その事件の解決に向けて奔走する様子を見せたのだった………
怪人をなんとか退けたUは殺人の凶器を知る事となる。果たしてこれは人為的なのか偶然なのか、怪人はどのような意図を持って動いているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ミューチュ、リギが犯人候補から外れ、ハガが殺害された事から犯人候補はヤス、ツオ、スズ、ナオの4人となった。そんな中、Uは悲鳴が周囲に聞こえず、口封じを徹底していた事から、これが計画的な殺人である事を確信する様子を見せたのだった………
次回「計画的な殺人」