人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
凶器と犯人候補が半数に絞られた事から推理を進めていくU。犯人がまだ分からない状況だったが、Uは犯人が見つかる予感の確信を持っていた………
犯人候補が絞られてきている事にペンション内の空気は悪くなる中、スズは飲み物が入ったカップを人数分持ってきた。
「あの………お茶持ってきたんだけど………」
スズは緊張しながらその場にいる者へ声をかける。
「スズ………ありがとう」
リギはスズが犯人候補だと知っていても尚彼女を信用しているのか迷いなく手渡されたカップを手に取った。他の人物もスズの事は信用しているのか彼女の淹れたお茶の入ったカップを手にする。
「あの………探偵さんもどうでしょう?」
スズはカップをUにも手渡す。
「………ありがとう」
Uは一瞬間を置いたが彼女からカップを受け取った。Uはお茶を口元に近づけるが、その際に何かを察知した。
「(………これは)」
Uはお茶の入ったカップを机の上に置くと、近くに置いてあった新聞を手にする。そんな中、リギはお茶をすぐに飲み干すと………
「………そろそろ夜も深くなってきてる。俺はもう白なんだ、1回寝てきてもいいよな?」
Uに対して、自身が白であると証明されている現状で自身がこの場を離れていいかを問いかけた。
「………そうだな、一旦皆は休んだ方がいい………僕はここにまだいるつもりだけど」
Uはペンションにいる人間達へ一旦休む事を促した。それを聞いたヤス達はUの言葉に従うように部屋へと戻り始める。だがその中でミューチュだけはまだフロントルームに残っており………
「………君は休まなくていいのか?」
Uはミューチュに向けて休まなくていいのかを問いかける。
「………休めないよ。私は白だと言われても、身近な人達が疑われてる………それを晴らすまでは寝れない」
ミューチュは自身の身近な人間が疑われている事から事件の解決に人一倍躍起になっていた。それを聞いたUは………
「そうだな、事件解決を果たす時だ」
そう言って犯人を炙り出す事を約束するように彼女の頭を撫でる。
「けれど犯人は誰なのよ? あの4人の中の誰かが怪人だったとして………どうやってそれを白日のもとに晒すのよ?」
だがエレガンは犯人が分からない事に首を傾げ、どのようにそれを証明させるのかを疑問視する。
「………いや、実を言うとあの中にいる犯人候補はかなり絞れている………どっちにしろ残酷だから言いたくはなかったが………」
そんな中、Uは犯人を更に絞り込めていることを語る。それを聞いたミューチュは驚く様子を見せ………
「だ、誰なの………その犯人って………!?」
思わずUに対して犯人が誰かを問いかける。
「それを証明しに行くんだよ、今日の夜にな………」
だがUは本日の夜に証明する事を語るのだった………
犯人候補が半分という事態に迷宮入りを予感される中、Uは独自に犯人を絞っていた。果たして、Uが睨む犯人とはいったい誰なのか………!?
To Be Continued………
次回予告
夜が深くなる中、犯人は第3の殺人に動こうとしていた。だがこれを待っていたUは犯人の前に姿を見せる。その犯人はその場にいる者達に対して動揺を与える人物であった………
次回「残酷な犯人の正体」