人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
犯人のスズの動機が明らかとなり、Uはこれ以上の殺人に意味は無い事を語る。だがその直後スズは突如として暴走する事態となったのだった………


第20話 幼き少女の無力感

Uは襲いかかってきた怪人の姿に動揺の声を漏らすも、なんとか姿勢を変えて蹴り上げる。Uはその隙に一旦距離を取ると、メルヘンソードマンドライバーを取り出し、腰に装着する。

 

「止むを得ないな」

 

Uはそう言うと、ゼンマイを取り出しベルトにセットする。

 

『イバラヒメ!』

 

Uは右手を前へ伸ばした後に握り拳を作り、そのまま胸へ当てると………

 

「変身………!」

 

そう言ってゼンマイを左手で回した。

 

『カスタムウォーリアー! メルヘンソードマン!! ………イバラヒメ!!』

 

これにより、近くにいたエレガンの身体がUの中へ取り込まれ、直後にUの身体にはイバラヒメヒストリーをイメージした鎧が生成され、装着され、イバラヒメカスタムへと変身。ベルトから出現した武器のユニットをメルヘンセイバーと合体させた。

 

『ウィップモード!』

 

Uはしなやかな鞭の攻撃を放つ。だがその狂暴さは恐ろしいもので、怪人は攻撃を受けても引きさがろうとしなかった。

 

「何っ………!?」

 

Uは驚く様子を見せるが、接近してきた怪人に向けてパンチを放つ事で何とか吹き飛ばし返した。だが怪人は唸り声を上げて再び立ち上がってきた。

 

「暴走が抑えられん………面倒だ」

 

Uはそう言って怪人の様子に首を傾げるのだった………

 

 

 

その一方でその場から動けないヤス達と、信じていた人間が怪人だった事に絶望するミューチュの姿がUの背後で見られた。

 

「うう………どうして………どうしてこんな事になったの………!?」

 

ミューチュは目から涙を零しつつ、自らの絶望に苦しんでいた。

 

「ミューチュ………」

 

メイデンはミューチュの絶望する様子に同情する様子を見せた。だが直後にUが怪人から距離を取ると………

 

「さてな。でもこれが人為的なものなのは分かる。許されたものじゃない………!」

 

そう言って今回の騒動についてどこか憤慨するように言葉を返した。

 

「探偵さん………」

 

それを聞いたミューチュの心は揺らいでいた。するとその直後に怪人が再び接近。Uはすぐさま鞭を振るい、怪人を真上に打ち上げた。するとその直後、怪人は天井に激突。天井が崩れると共にそこから何かが落ちてきた。

 

「あれは………メルヘンドライバー………!?」

 

するとそこにはメルヘンドライバーとゼンマイがあった。

 

「またこのパターンか………」

 

それを見たUはこの状況に声を漏らしたのだった………

 

 

 

暴走するスズを前に無力感に苛まれるミューチュ。だがミューチュの命運を変えようとするメルヘンドライバーが再び彼女の前に現れた。果たして、彼女が選ぶ選択は如何なるものであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uはメルヘンドライバーがミューチュの力になると共に辛い過去を思い出す事になると語る。Uの言葉を聞いたミューチュは、選択を行う局面に立たされていたのだった………
次回「絶望と力の天秤」
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