人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
事件解決後、思い出した真実をUへ語りつつも本来よりマシな解決になった事を喜ぶミューチュ。そしてミューチュはメルヘンソードマンドライバーの力により、現実の世界へと帰還する事となったのであった………
ミューチュが復活してから数日。U達はミューチュに事情を説明し終えており、ミューチュ本人はU達の事情を理解し終えており………
「………要するに、Uさん達はメイデン達の世界に突然呼び出されてはよく分からないまま怪人やら怪物と戦う事になったんだね」
Uの自室においてその件についての会話を行っていた。
「らしい。詳しい事はまだ分からん」
Uにも分からない事情が複数ありつつも、Uは所持するメルヘンソードマンドライバーを指で撫でていた。
「そのドライバー、ちょっと気になっていたんだけど………メルヘンドライバーをなんでUさんが持っているのかな?」
その中でミューチュはUが持つメルヘンソードマンドライバーについて問いかけた。
「さてな。僕の持つドライバーは元々メイデンが使っていたものだ」
Uは自身のドライバーについて言及する。Uにとってもまだ謎が多いこのドライバーについて会話を行う中、メイデンとエレガンがUの部屋へと入ってきて………
「U、ピンクからこれをミューチュに渡すよう言われて届けに来たわ」
そう言って机の上にとある物を置いた。それはミューチュ用のメルヘンドライバーとゼンマイだった。
「私のドライバー………!」
ミューチュは複製されたドライバーとゼンマイに驚きつつもどこか嬉しそうな様子を見せていた。Uが微笑ましそうに様子を見るその直後、彼の持つメルヘンソードマンドライバーが突如としてまた輝き出した。
「………またか」
Uは最早慣れてしまったのか、表情1つ変えずにドライバーの放った光へと飲み込まれていったのだった………
そして彼が次に目を開くと、そこは雪が降り積る町だった。
「………ここは………?」
Uは周囲を見回しながら状況を把握していた。近くには幽体状態のメイデン達3人が立っており、Uの服装はロングコートにニット帽を被り、手袋やブーツを身に付けた防寒スタイルだった。
「(服装からでは今回の立ち位置が判別出来ん………)」
Uは自身の役割について首を傾げる様子を見せていたが………
「………! U、あれを見なさい………!」
突如としてエレガンが左の方を指を指しながらそう呟いた。そこには寒さに怯えながらもボロボロの服でしゃがみこんでいた少女の姿があった。
「あの子………確かNo.4メイデンの………ジュノ………だったか?」
Uはその少女がNo.4メイデン、かつてジュノ=メイデンと呼ばれた少女である事を察知する。
「(つまり………ここはジュノの世界って事か………)」
この事からUはこの世界がジュノの世界であると察知するのだった………
Uが訪れる事となった新たな世界ジュノの世界。メイデンの数としては折り返しとなる4人目のメイデンの世界。果たして、ここで与えられたUのやるべき事とは如何なるものであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
Uが与えられた役割はボランティアであり、彼はスラム街で食事の配給の仕事をしている立ち位置だった。その仕事をする中で、Uはジュノと接触する機会を得るのだった………
次回「ジュノの世界」