人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
ボランティアとして活動する事となったUは、ジュノにも接触を試みる。ジュノと共に食事を行う事となったUだったが、ジュノは中々口を開いてはくれなかったのだった………
ジュノの様子を伺いながら会話の内容を考えていた。
「………君はどうしてあんな所で座り込んでいたんだ? 下手したら死んでたぞ………?」
そしてその中で、ジュノに対して雪の降りしきる中で何故彼女が座り込んでいたのかを疑問に感じ問いかけた。
「………」
しかしジュノは何も答えなかった。Uは頭を搔く様子を見せると………
「じゃあ………さっきまで空腹だったようだけど、日々飯は食べられているのかい?」
続いてジュノが日々食事を取れているのか気になる様子を見せた。
「………」
だがジュノはまたしても答えてはくれなかった。
「(………さっきからずっとこれだ。この子は全然口を開いてくれない………何を考えているのかも読めないし………本当にどうしたものかな………?)」
Uは内心どうしたものかと困惑している様子だった。ジュノはそんなUの様子を目にし、手に持った皿を机の上に置くと………
「………私、一人ぼっちなんだ………家族も友達もいない………」
直後にようやく口を開き、自身が孤独である事を語った。
「………! (喋った………!!)」
Uは驚いた様子を見せていた。そしてジュノはUの様子を目にすると………
「………ごめんね………話すのが怖かった………」
ジュノはそう言って、会話に黙りを続けていた理由として、会話そのものを苦手としている様子を見せていた。
「そうか………そりゃ申し訳ない。変に質問攻めをされて答えられる訳無いよな………」
それを聞いたUは、ジュノの事を考えられなかったと反省する様子を見せた。
「い、いや………! 私の方こそ………!」
しかしジュノは慌てた様子でUの謝罪に謝り返す様子を見せていた。そんな彼女の様子を見たUは少し考える様子を見せると………
「………なあ、もし良かったら僕と一緒に行動しないか? 飯の面倒くらいなら見れる」
そう言って、食事の面倒を見る事を約束する様子を見せた。
「いいの………?」
ジュノはUの提案に首を傾げる様子を見せていた。
「大丈夫さ。ボランティアだから仕事で給料を貰える訳じゃないが、これでもお金は持っている方だからね」
Uはそう言って、ジュノに対して自身ならきちんと面倒を見れる事を証明するかのようにそう呟いた。それを聞いたジュノは………
「でも………私なんか構っていたって………」
まだどこが迷う様子を見せていたが………
「こういう時はすぐ甘えるべきだよ」
Uはそう言って甘えるよう促す。それを聞いたジュノは………
「………じゃあ、甘えさせてもらおうかな………?」
そう言ってUの言葉に甘える様子を見せたのだった………
ジュノとの対話においてようやく口を開いたジュノ。彼女は孤独の身で生きていた様子だったが、Uが彼女を拾う事となった。しかし、Uとジュノが行動を共にして間もなく、U達はこの戦いにおける新たな真実を知る事となったのだった………
To Be Continued………
次回予告
ジュノと行動を共にするようになって数日。Uはジュノと共にボランティアの日々を送っていた。そんな中、Uは以前のミューチュの世界で特徴だけ聞いていた金髪の少女と思わしき不思議な少女と出会うのだった………
次回「金髪の少女」