人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ディストの口から明かされるメイデンの世界に関する真実。その中でディストはUの持つメルヘンソードマンドライバーにも目を向けていた。メルヘンソードマンドライバーに対する謎は、Uにとっても大きな疑問を与える結果となったのだった………


第37話 勇気を得た少女

それから少しして、ジュノが変身を解除してUへと駆け寄る。そしてUも変身を解除し、同時にエレガンがUの身体から排出された。

 

「Uさん、ありがとう。お陰で………私の中で小さな勇気が生まれた気がする………私、もう逃げないよ。自分の恐怖の気持ちと戦って………自分のやりたい事をやってみせるよ………!」

 

ジュノはこれまでにない穏やかな笑顔と共にそう呟いた。

 

「それはよかった………しかし、すまなかったな。怪物を任せる形になってしまって………」

 

Uはそれに安堵しつつも、怪物を単独で挑ませた事に罪悪感を持っていた。

 

「仕方ないよ。あの人を止める為にはUさんの力が必要だったから………」

 

ジュノはディストを止めるには、互角以上の実力を持つUにしかできなかったと感じており、特に気にしていなかった。

 

「………そうか」

 

Uはジュノの大きな変わりように驚きつつもどこか嬉しそうだった。

 

「………でも、前の私はUさんやゴシックと敵対していた事も思い出して………正直、憎んでるよね、私の事………?」

 

だがそんな中、ジュノは生前の自分がUやメイデンと対立していた時の事も思い出しており、U達が自身の事をどう考えているのか問いかけてきた。

 

「………それはこっちが気になってた事だ。君が元の世界で何をしでかしたのかは分からんが………こっちも目的の為とはいえ君を殺す事を躊躇わなかった………その事は大変申し訳無かった………謝るべきはこっちなんだ………」

 

だがUは逆に謝罪をジュノへ行った。これについては生前のジュノを目的の為とはいえ殺害という手段を取ってしまった事によるものであった。それを聞いたジュノは首を横に振ると………

 

「大丈夫………私もあの時のことはそうするしか無かったと思ってるよ………私がメイデンゲームを制していた可能性はあまりにも低かっただろうし………それに、こうして気を使ってくれている人がいたから………この結末が良かったと今では言えるよ………!!」

 

そう言って、ジュノは生前にU達に殺された事を今の自分に繋がったとして後悔しない様子を見せた。その様子を見たUやメイデン達は驚く様子を見せており………

 

「全く………本当に大きく変わったな、君は………」

 

どこか嬉しそうな様子でそう呟くのだった………

 

 

 

ジュノは生前と比べても大きく変化し、勇気を持って戦える存在へと変化した。そしてジュノとの生前での関係性も一旦和解の道となり、U達の関係は良好なものへと変化するのであった………

To Be Continued………




次回予告
そして、U達はジュノの世界でのやる事を終え、元の世界へと戻ってきた。ジュノとの件が一件落着………したと思われたその直後、Uの手にはジュノの物とは異なるゼンマイが握られていたのだった………
次回「ディストの呪い」
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