人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
Uの前に現れた幽体のディストは彼をおちょくる様子を見せていた。ディストの狂気は最早ストーカーの域であり、Uは内心恐怖を抱えていたのだった………
それから数日。Uはくしゃみをする回数が普段よりも増えていた。
「………Uさん、最近くしゃみが多いけど大丈夫………? 風邪ひいたの?」
彼の様子を見ていたジュノはそう問いかけた。
「いや………なんかな」
Uはジュノの手前でははぐらかすようにそうボヤいたが………
「(………多分あのディストのせいだな………お陰で最近震えが止まらん………)」
Uはこれがディストに植え付けられたものであると感じており、内心気味悪さを感じていた。そんな中、Uの持つメルヘンソードマンドライバーが光を放つ。
「………! 来たか。ここ数日大人しいと思ったが………」
Uはメルヘンソードマンドライバーの光を前にそう呟く。そして、Uと共に光を見ていたジュノは………
「次が………5人目のメイデンの世界………!」
そう言って、どこか心躍る様子を見せたのだった………
次にUが目を覚ました時、そこはどこかの宮殿らしき場所だった。
「ここは………」
Uが目を覚まし、周囲へ視線を向ける中、自身の身体に鎧が装備されているのを目にする。
「………そういうパターンね、はいはい」
Uは近くに置いてあった槍を手にそうボヤいた。その直後、Uの近くから鎧を身に纏った幼児体型の少女が現れ………
「こら! 何居眠りしてるんだ!!」
そう言って近くにあった槍の柄を振り下ろしてくる。だがUはこれを左手で受け止めると………
「………危ないじゃないか。僕じゃなかったら殴られてたぞ?」
そう言って目の前の人物へ言い返す様子を見せた。
「………そのつもりで殴ったんだが?」
だが少女は反論するようにそう言い放つ。それを聞いたUは少女に視線を向け、その顔に驚く。だが少ししてその人物について理解する様子を見せ、直後に幽体の姿となってこの世界に姿を見せたメイデン達はその少女の顔を目にし………
「っ………!? 彼女は………アイアン=メイデン………!?」
その人物がアイアン=メイデンである事を察知する様子を見せた。
「(アイアン=メイデン………確かNo.5メイデンの子………だったか?)」
Uはアイアンの事を思い出していた。彼にとって彼女もまた現実において接点が薄い人物であったが………
「(………ここはアイアンの世界。そして多分この世界のアイアンは………僕の上官に当たるって訳だ………!)」
この世界における彼女の立ち位置については理解する様子を見せたのだった………
U達が訪れた5番目の世界は、アイアン=メイデンの世界であった。その世界で彼女はUの上官として存在しており、Uは次に彼女と行動を共にする事となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
この世界において、アイアンと共に行動をする事となったU。新人として城の中を案内される中、アイアンと仲が良いとある人物がU達の前に現れたのだった………
次回「アイアンの世界」