人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
アイアンの部下として案内されるU達の前に国の姫が現れる。姫はアイアンと仲睦まじい関係であり、それを見たUはメイデンが記憶を取り戻す事に対する疑念を抱くのだった………
その後、アイアンと姫の会話は続き、Uはその様子をどこか微笑ましそうに見ると同時に悲しそうな様子を見せていた。
「………さっきからずっと暗そうな顔をするなんてらしくないわよ、U」
そんな中で、エレガンがUへ声をかけてきた。
「らしくなくて悪かったな………でも不安なんだよ、こう見えて………」
Uはエレガンの言葉に対して毒突く言葉をかけるものの、同時に落ち込む様子を見せていた。
「………そんなにアイアンの記憶が戻るのが心配?」
エレガンはUの心を見透かすようにそう問いかける。
「不安さ。メイデン達の中には、記憶が無い方が幸せな子が何人もいる。僕は全てを知ったメイデン達に向けて………どんな言葉をかけていいのか分からない時がある。いや、寧ろ分からない時だらけだ」
Uはエレガンの指摘を認めると同時に、弱々しそうにそうボヤいた。それを聞いたエレガンはUの頭に手を置くと………
「………落ち込まないの。折角私が認めた最強の男なのに………そんな落ち込んだ顔は見たくない」
そう言って、Uを慰める言葉をかける。
「意外だな。エレガンはこんな事をやってこないと思ってた」
Uもこれには本気で驚いていたのか、思わずそうボヤいた。
「今回だけよ。次要求してきたら殺す」
エレガンは頬を紅く染めつつも、強くそう言い返す。
「へいへい、分かってるよ」
Uはフッと笑いを零しながらそう呟いた。するとその直後、近くから大きな物音が聞こえ、警報の役割を担う鐘が鳴り響いた。
「………何事だ!?」
アイアンが動揺する様子を見せつつも、状況を問いかける。
「大変です、敵対国が………突如として我が国を攻めてきました………!!」
すると近くへ走ってきた兵士が状況を説明。彼曰く、敵対している国が攻め込んできたとの事であった。
「またか………行くぞ、新人! 姫様とこの国をお守りするんだ!」
アイアンは表情を真剣なものへ変えると、Uに対してそう指示を飛ばす。
「やれやれ、仕方無いな」
Uは気怠そうに槍を手に立ち上がる。
「隊長さん………! 絶対に生きて帰って来てね………?」
そんな中、姫はアイアンに向けてそう言うと、彼女の帰還を願う様子を見せた。
「………言われずとも」
アイアンはそういうと、帰還を約束する言葉を返すのだった………
Uがアイアンの事で悩む中、突如としてアイアン達が守る国は、敵対国と対峙する事となった。Uは一兵士として、敵対国との戦争に関与する事態となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
一兵士として加わったUは、たった1人異常な強さを見せ付ける。そんな強さを見せる中、敵国の王子が突如として怪人の姿へと変化したのだった………
次回「怪物に変化する王子」