人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
アイアンの記憶を取り戻す行為に疑問を感じ、思わず弱気な様子を見せるU。そんな中、他国からの侵略の知らせを受ける事となり、U達はそれを止めるべく戦場へと向かうのであった………
国の外へ向かったU達を待っていたのは、数千人規模の敵国兵士達だった。周囲にいる兵士達はその規模に思わず動揺の声を漏らしていたが………
「怯むな! 必ずこの国をお守りするんだ!!」
アイアンは勇敢にもそう言い放つ。それを聞いた兵士達はアイアンの言葉を信用しているのか、それに続くように声を上げた。
「(先程までビビり散らかしてた奴等が声を上げ始めた………信用されているな………)」
それを目撃したUは、アイアンが信頼された人物である事を予感する。直後、敵国の兵士達がU達に向かって走り出し、アイアン達もそれを迎え撃つ形で走り出した事で戦争が開幕。Uは乗り気でこそ無かったが、この戦いに加わる事となり、手に持った槍を軽く振り回す事で敵国兵士を次々と攻撃しては撃破していく。
「し、新入り………!?」
これにはアイアンや近くの兵士達も驚かされていた。しかし、Uは特段気にしておらず、敵国の兵士をただ機械的に撃退していた。
「(あの新人、信じられないくらいに強い………! あの国の兵士達はウチよりも手練が多いと有名なはずなのに、それすら軽々と圧倒する強さ………いったい何者なんだ………!?)」
アイアンは特にUの強さに目を奪われていた。やがてUは5分もしないうちに数百人の兵士を撃破。しかも本来の力を使わず槍を振り回すだけでこれだけの戦果を上げていた。
「(………所詮は人間の中では少し強い程度だ。油断するつもりはないが別に強くもない)」
しかし、Uはこれだけの戦果を上げても全く嬉しそうな様子を見せず、寧ろ無関心な様子だった。そしてその様子を見ていた敵国の大将にして王子である男はUの強さを目にし………
「それだけの強さを持っているとは驚きだ………けれど、どんな兵士を補充しようと無意味な事だ………俺はあの時に………最強の力を手にしたのだから」
そう言って不敵な笑みを見せると、自身の身体を突如として黒く光らせ………
「ガアアアアア!!」
雄叫びをあげると共に怪人の姿へと変貌した。
「な、なんだありゃあ!?」
近くで見ていた兵士達は敵国王子の変貌に動揺する。そしてそれを目撃したUは………
「怪人………ディストの差し金か………?」
またしても人が怪人になる事態に、ディストの関与を疑うのだった………
敵国を相手にたった1人無双するU。そんな彼の強さを前に、敵国の王子が怪人へと変貌する事態が勃発する。果たして、それを目撃したU達はこれをどう切り抜けるのか………?
To Be Continued………
次回予告
敵国の王子が変貌する事態にUもジュノの力を借りる事で変身。Uは持ち前の実力とジュノの力を活かした新形態の力で敵国の王子を圧倒するのであった………
次回「煙の新形態」