人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
ジュノの力を借りた新形態マッチウリカスタムへと変身を遂げたU。Uは持ち前の実力とジュノの力を借りる事で、敵国王子の変身した怪人を相手に圧倒する強さを見せたのであった………
Uの圧倒的な実力を前に敵国王子は本能的に危機感を抱いていた。そして、少しして元の人間の姿へと戻ると………
「お前ら、撤退だ! 一度体制を立て直す!!」
そう言って生き残った兵士達に撤退を指示する。
「逃がすか!!」
しかし、Uがそれを許すはずもなく後を追おうとする。
「ウフフ………そうは行きませんわ、白髪のお兄様………!!」
だがその直後、Uの頭に少女の声が聞こえた。
「(この声………ディストの声か………!?)」
Uはディストらしき少女の声に動揺する。そしてその直後、突如としてUの身体には金縛りと思わしき感覚が走り、身体を動かせなくなってしまった。
「………!? Uさん!? どうしたの!? 何かあったの!?」
これには彼の身体に憑依していたジュノも驚き、思わずUへ事態を問いかける。
「身体が動かない………!? 何故だ………!?」
Uもこの事態に声を漏らし、自身の中で何が起きているのか理解出来ない様子だった。その隙に敵国の兵は撤退。敵国王子にも逃げられてしまった。
「くそっ………!!」
Uは突然の事態に困惑しつつも、折角倒せるチャンスを不意に捨ててしまった事に舌を鳴らす。Uの金縛りは直後に止まり、Uは地面に拳を叩きつけると………
「何故こんな事が起こった………!? 今までこんな事は無かったはずなのに………?」
そう言って、今回の戦いで突如として起きた金縛りに理解が追いつかない様子を見せた。そしてその直後、Uはベルトからゼンマイを取り外し、変身を解除した。同時にジュノもUの身体から排出され、元の霊体に戻っていた。そんな中、アイアン達はUの元へ近付いてくると………
「………やるな、新人。まさかあの連中をたった1人で手玉に取るなんて驚かされた」
そう言ってUの実力の高さに感心する様子を見せていた。だがU本人は俯く様子を見せると………
「………出来ればここで大将諸共全滅させておきたかった………」
そう言って、自身に起きた金縛りのせいで折角のチャンスを捨てる事となった事態に申し訳なさを感じていた。
「気にするなって。これから先奴等はアンタを警戒せざるを得ない。お手柄だよ」
アイアンはそんな彼を慰めるように、Uの活躍を賞賛した。だがUはアイアンの言葉を聞いても様子を変える事はなかったのであった………
敵国王子が変身した怪人を謎の金縛りによって取り逃してしまうU。何故突如としてUは金縛りに支配されたのか? 同時に何故ディストの声はUの頭へ直接響いたのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
敵国王子はUを相手に苦戦させられた事態に苛立ちを感じていた。そんな彼の前に、彼を怪人に変えた張本人が現れたのだった………
次回「ディストの策略」