人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
姫を救う為ディストを追うUだが、再び身体が動かなくなってしまう事態に遭遇。ディストはその理由について、自身が仕掛けた罠である事を明らかにするのだった………て
ディストから明かされた衝撃の事実に動揺するU。その直後、ディストは姫を自身の腕から降ろすと共に、Uの胸倉を掴み、そのまま彼の左頬を殴った。
「があっ!?」
Uは血を吐き出す程のダメージを負った。
「Uさんっ………!!」
これには姫も動揺の声を漏らした。だがその直後、ディストは姫の身体を掴むと、そのまま彼女の視界に映っていた敵国王子へ視線を向け、彼に姫の身柄を投げ渡した。
「約束は果たした事ですし………私は白髪のお兄様で遊ばせてもらいますわ………!!」
ディストはそういうと共に、Uを一方的に殴り始めた。Uの身体が動かない事態は継続しており、Uの身体を覆っていた鎧には次々とヒビが入り始めた。
「ぐうっ!? ああっ………!?」
Uは口から血を吐き出し、呻き声を漏らしながら苦しそうな様子を見せていたのだった………
一方、敵国王子の元まで走っていたアイアン達は、姫の身柄を拘束していた敵国王子と対面する。
「………おっと、主力のお出ましか」
敵国王子はそう言って、アイアン達の登場に笑いを零していた。
「笑ってんじゃねえよこの野郎が………私達は本気でキレてんだよ………!!」
アイアンはそういうと、手に持った斧を構える。それを見た敵国王子は笑いを零すと………
「そうか………なら俺の力の前に果てろ」
それを聞いた敵国王子は笑いと共に自身の姿を変異させる。これにより、怪人へと変化したのだった。アイアンは斧を振り回して攻撃するが、怪人の硬い身体にはまるでダメージがなかった。
「ちっ………! (ダメージ無しかよ!? くそっ………!!)」
アイアンは動揺を隠せない様子だった。その直後、怪人はアイアンへ殴り掛かり、アイアンは吹き飛ばされた。
「ぐああっ!? ちっ………化け物め………!!」
アイアンは動揺の声を漏らしながら苛立ちを覚えていた。そして、敵国王子は笑いを零すと………
「………お前達の妨害は中々に厄介だったが………遂に俺の目的が果たされる時だ………!」
そう言って、自身の野望が果たされようとしている現状をほくそ笑んでいた。
「………そうだったな、アンタは昔から姫様を欲しがってたよな………ふざけんじゃねえ、アンタにくれてやるくらいなら………アンタを殺してやる………!!」
アイアンは敵国王子の野望が果たされるくらいなら敵国王子を殺す事を宣言する。それを聞いた敵国王子は笑いを零すと………
「やってみるがいいさ………俺を殺せるのなら………!!」
そう言って、アイアンを煽る様子を見せたのだった………
ディストの罠に嵌り、一方的に蹂躙されてしまうUと、敵国王子に苦戦するアイアン。ディストが仕込んだ罠を前にし、U達に抵抗の術は果たして残されているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
アイアンは必死に抵抗するが、敵国王子を相手に手も足も出なかった。だがその場面において、姫は敵国王子へ抵抗する様子を見せたのだった………
次回「姫の抵抗」