人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
敵国が撤退した後、その場から立ち去ろうとしたアイアン。だがUはアイアンの居場所を作る為の気遣いの声をかけた。それをアイアンは思わず感極まって涙を流す様子を見せたのだった………
その後、光から意識が戻ってきたU。彼は重たい身体を起こし、周囲の様子に目を向けていた。その際に自身の身体に電気のような痺れを感じており………
「………ああ、こういう事か。身体が動かなくなった原因は………」
アイアンの世界の中で、途中身体が動かなくなっていた原因について、ある程度察しがつく様子を見せた。その直後、彼が所持していたメルヘンソードマンドライバーから光が放出され、近くにアイアンの身体が構築された。それと同時に意識を取り戻したメイデン達もアイアンへ視線を向けていた。
「アイアン………」
メイデンがアイアンの名を口にしたタイミングにおいて、アイアンはメイデン達へ視線を向けると………
「………私は蘇ったのか? まさかこんな事があるとはな………」
自身の身に起こった事を疑問として感じていた。アイアンはメイデン達が殺し合い以外の理由でUと共に行動をしている事をにわかに信じられない様子を見せていた。
「今の私達は最早殺し合う関係ではない。Uと共に戦ってメイデン達が復活する謎を追っているの。何故私達は再び目覚めているのかを………」
メイデンはアイアンに対して自分達の現時点での事を語る。
「………謎ねぇ。私にはあまり興味のない話だが………まあいいだろう、Uには恩があるし………恐らく姫ならアンタ等に手を貸せと言うだろうなと思うしな………」
アイアンは自身の復活にはそこまで興味は無さそうであったが、Uへの恩や姫の思いに応える為に手を貸す事に同意する様子を見せた。
「アイアン………」
Uはアイアンの名を語る。アイアンはUへ視線を向けると………
「私はもう一度やり直す。姫様の最期の言葉に応える為にもな」
そう言って、かつての自身の世界で守ってきた姫の意志に応える事を語った。それを聞いたUはアイアンの傍へ駆け寄ると、彼女の肩を優しく叩き………
「そうだな………お姫様の想いには応えなきゃだ」
そう言って、アイアンの世界で守る対象となっていた姫の言葉に応える事を語った。そして、Uがアイアンの肩を叩いた後、それとは逆の手の中にはアイアンのゼンマイが握られていた。Uはフッと笑いを零した後………
「………残る世界は2つ。ディストの妨害もあるだろうが………残る世界の先に何が隠れているか………僕は見届ける事にしよう………皆と共に」
残るメイデンの世界が2つである事を口にし、その先に何が待つのかを見届ける覚悟を見せたのだった………
アイアンの復活により、残るメイデンの世界は後2つとなった。果たして、残る世界の先に何が待っているのか………?
To Be Continued………
次回予告
アイアンの世界から数日。Uは何かの作業に没頭する様子を見せていた。そんな中、U達は6つ目の世界の中へ呼び込まれるのだった………
次回「作業への没頭」