人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
アイアンは現実世界へ復活し、U達に手を貸してくれる事を語る。そして同時に姫の想いに応える事もUとアイアンは誓うのだった………
アイアンの世界での激闘から数日。Uは自室で何かの作業に没頭していた。
「………U、最近あまり寝てないでしょう? そろそろ寝た方がいいわよ?」
そんな彼の様子をメイデンは心配する様子を見せていた。
「………そうもいかないさ。コイツがもう少し融通の効くタイミングで他のメイデンの世界へ誘ってくれると楽なんだが………」
Uは休んでいる暇などないと言わんばかりの様子を見せていた。そんな中、Uの自室へ他のメイデンも姿を見せると………
「U、また寝てないのか………?」
アイアンがUの様子に引く表情を見せていた。だがその直後、Uの傍に置いてあったメルヘンソードマンドライバーが輝き出し………
「………ほら、言わんこっちゃ無い」
Uはまた突拍子の無いタイミングでベルトが光り出した事に苦言を漏らしながら、光の中へ意識を奪われるのであった………
それから少しして目を覚ましたUは、自然広がる森の中で目を覚ました。他のメイデン達も霊体の姿となってUの傍で目を開いた。
「ここは森の中か………」
Uは森の中に立っている事を口にし、自身の容姿に目を向けていた。
「………これは何の姿だ………? ………オカリナ?」
Uの容姿は布の服に三角帽子を被ったものであった。そんな中、近くからフルートの音が聞こえた。
「このフルートの音は………」
メイデン達はフルートの音に聞き覚えがある様子を見せていた。直後、近くから音楽隊のような格好をした少年とも取れる見た目の少女がフルートを吹いていた。
「………そのオカリナ………君も音楽を嗜む………ようには見えないか。まあそれはそうだよね………君は戦士なんだから」
その少女はUの本質を見透かしたような言葉をかけてきた。
「………なんなんだ君は? なぜ僕の本質を見透かしたような言葉をかける?」
Uは目の前の少女に思わずそう問いかける。直後、メイデンはUの横へ立つと………
「生前も何処か視点がズレているみたいね………ロンドは」
目の前に立つ少女の、メイデンとしての名を語った。
「そうでも無いさ、けれどここは少し不思議な世界になっている事は僕の口から忠告させてもらうよ………ゴシック」
するとそれに対してアイアンは言葉を返した………何故かメイデンの名を知っている様子と共に。
「なっ!? 何故私の名前を覚えているの………!? (メイデンとしての記憶は自身の世界では抹消されているはず………!?)」
メイデンは思わず困惑の声を漏らしたが、ロンドは冷静な様子でメイデンへ視線を向けると………
「何でかな。でも僕は全てを覚えているよ………かつての記憶もね」
そう言ってメイデンの疑問へ答えるのだった………
新たな世界、ロンドの世界を訪れたU達。しかし、ロンドは何故かかつての記憶を覚えている様子だった。この少し異質な世界は、確かにこれまでの世界とは違う何かが隠れていたのだった………
To Be Continued………
※次回の投稿は2026年1月4日です。
次回予告
ロンドの世界へやってきたU達だが、ロンドはまるで全てを知っているかのような様子だった。その証拠に、ロンドはなんとメイデンへ変身する様子を見せたのだった………
次回「ロンドの世界」