人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uが連日作業に没頭する中、Uは6人目のメイデンの世界へと誘われる。そこはロンドと呼ばれた少女の世界………なのだが、何故かロンドはかつての記憶を保持した状態であった………


第6章 ロンドの世界
第61話 ロンドの世界


かつての記憶を保持したままのロンドに、どこか気味の悪さを感じるU。

 

「かつての記憶を保持しているとはどういう事だ。まさかメルヘンにでも変身出来るというのか?」

 

Uは冗談交じりにロンドへ問いかける。

 

「出来るよ」

 

だがロンドはメルヘンドライバーを取り出し、これを腰に装着して見せた。

 

「メルヘンドライバー………!?」

 

これにはメイデン達も驚いていた。これまでの世界では、メイデンを除いた4人のメイデンの名を持つ少女達は当初メルヘンドライバーを所持していなかった。だがUの関与も無く、メルヘンドライバーを持っている事態は、これまでのケースを考えるとイレギュラー以外の何物でもなかった。

 

「なんなら変身して見せようか?」

 

ロンドはそういうとゼンマイを取り出し、ベルト左部にセットする。

 

『ブレーメン!』

 

これによりベルトから待機音が鳴り出す。ロンドは右拳で口元を隠すと………

 

「変身………」

 

そう言うと同時に左手でベルトにセットされたゼンマイを回す。すると、ベルト内部に内蔵されたプロペラ型のモーターが回転。音符型のエネルギーが放出され、ロンドの身体へと直撃する。その直後にエネルギーはブレーメンの音楽隊を模した鎧を生成し、ロンドの身体に装備される。

 

『ミュージックレジェンド! ブレーメンヒストリー!!』

 

これにより、ロンドはモンスターウォーリアーメルヘン、ブレーメンヒストリーへと変身したのであった。

 

「モンスターウォーリアーメルヘン………!!」

 

エレガンは困惑する様子を見せる。そんな中、ロンドは右手に槍を生成する。その槍はグリップがフルートのような形となっており………

 

「そういえば君は前に僕を救ってくれた戦士の1人だったね………久しぶりの対面だからね………君の腕が錆び付いていないか見させてもらうよ」

 

その槍の先端をUへ向け、彼との対峙を望む姿勢を見せた。Uはメルヘンソードマンドライバーを取り出すと………

 

「………いいだろう、受けてやる」

 

そう言って腰へ装着。そのままベルトを取り出すと、ゼンマイを取り出しベルト左部へセットする。

 

『ウサギカメ!』

 

これによりベルトから待機音が流れる中、Uは左手を広げながら前に伸ばすと、そのまま勢いよく握り拳を作り………

 

「来い、ミューチュ! 変身!!」

 

そう言ってゼンマイを回す。

 

『カスタムウォーリアー! メルヘンソードマン!! ………ウサギカメ!!』

 

これにより、Uの身体にミューチュの身体が取り込まれ、直後に彼の身体にウサギカメヒストリーの鎧を元にした鎧が装着され変身が完了する。直後にメルヘンソードマンドライバーから武器に装着させるユニットが出現し、単体で大型の盾を構築するのであった………

 

 

 

Uが訪れたロンドの世界でかつての記憶を保持したままのロンドと腕試しとして激突する事になった。果たして、彼女との対決の行方はいかなるものとなるのか………?

To Be Continued………




次回予告
ロンドは自身の能力を活用し、彼へ攻撃を仕掛ける。最初こそ様子を見ていたUだったが、やがてロンドへ攻撃を仕掛けるべく、攻勢へと回り始めるのだった………
次回「攻守の切り替え」
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