人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
かつての記憶を保持するロンドはメルヘンの姿へと変身を遂げる。そのままUに対し、彼の力量を試すかのように対決を求める様子を見せたのであった………
ウサギカメヒストリーの姿へと変身したUは、右手にメルヘンセイバーを生成し身構える。それに対してロンドは素早い動きでUへ接近し、槍を振り回して攻撃してきた。
「ぐっ!?」
Uは盾を使って上手く攻撃を凌ぐ。途中、何発かがUの身に纏われた鎧へも直撃するが、堅牢な防御力を誇る為にダメージは無かった。
「堅いね………それにその様子だとミューチュの力と融合している………大した芸当だよ。けれど………スピードなら今の僕の方が上さ!!」
ロンドもその堅牢な防御力は認めつつも、すぐさま距離を取ると、槍をフルートの要領で持ち帰ると、音を鳴らし始める。それにより、槍のグリップエンドからとてつもない衝撃波が飛んで来た。
「ぐっ!?」
Uは盾を使って防ごうとするが、その勢いに盾の方が吹き飛ばされてしまった。
「距離を取られると厄介だな………ミューチュの力は防御寄り………足が速い訳じゃないからな………」
Uはロンドから距離を取られる事を面倒に感じていた。そんな中、近くで様子を見ていたアイアンは………
「U! 私の力を使え! 私の力ならロンドに対してパワー面では有利だ!!」
Uに向けて自身の力を使うようアドバイスをかける。
「(アイアンの力………成程な)………分かった、使わせてもらう!」
Uはそう言うと、ベルトからミューチュのゼンマイを外し、アイアンのゼンマイを取り出し、ベルト左部へセットする。
『オノオノ!』
身構えると共に握り拳を作った左手を天高く掲げると、そのままゼンマイを右手で回した。
『カスタムウォーリアー! メルヘンソードマン!! ………オノオノ!!』
これにより、Uの身体からミューチュの身体が放出されると共に、アイアンが取り込まれ、直後に彼の身体にオノオノヒストリーの鎧を元にした鎧へと変化し変身が完了する。直後に近くへ落ちていた武器に装着させるユニットが分離。メルヘンセイバーへ合体し、斧型の武器へと変化した。
「姿を変えてきたか………けれど無駄さ………!」
ロンドはそう言うと、再び音を鳴らし、グリップエンドから衝撃波を放つ。Uは斧で衝撃波を引き裂くとロンドへ接近。力強い一撃を叩き込む。
「うあっ!?」
ロンドは視線を崩し、地面へ膝を着く。
「こっちも防戦一方って訳じゃないぜ………ロンド!」
Uはそう言って、守勢から一転、攻勢へと姿勢を変えるのだった………
Uvsロンドの対決は、序盤ロンドがスピードでUを翻弄していたが、アイアンの力を借りたオノオノヒストリーの力でUが反撃へと転ずる姿勢を見せる。果たして、2人の対決はどのように転がっていくのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
Uとロンドは一進一退の攻防を展開していた。だがそこへ別の気配が近づいてくる。その気配の主は、Uと因縁を持ち続けているあの人物であった………
次回「因縁者の奇襲」