人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
かつての記憶を保持するロンドはメルヘンの姿へと変身を遂げる。そのままUに対し、彼の力量を試すかのように対決を求める様子を見せたのであった………


第62話 攻守の切り替え

ウサギカメヒストリーの姿へと変身したUは、右手にメルヘンセイバーを生成し身構える。それに対してロンドは素早い動きでUへ接近し、槍を振り回して攻撃してきた。

 

「ぐっ!?」

 

Uは盾を使って上手く攻撃を凌ぐ。途中、何発かがUの身に纏われた鎧へも直撃するが、堅牢な防御力を誇る為にダメージは無かった。

 

「堅いね………それにその様子だとミューチュの力と融合している………大した芸当だよ。けれど………スピードなら今の僕の方が上さ!!」

 

ロンドもその堅牢な防御力は認めつつも、すぐさま距離を取ると、槍をフルートの要領で持ち帰ると、音を鳴らし始める。それにより、槍のグリップエンドからとてつもない衝撃波が飛んで来た。

 

「ぐっ!?」

 

Uは盾を使って防ごうとするが、その勢いに盾の方が吹き飛ばされてしまった。

 

「距離を取られると厄介だな………ミューチュの力は防御寄り………足が速い訳じゃないからな………」

 

Uはロンドから距離を取られる事を面倒に感じていた。そんな中、近くで様子を見ていたアイアンは………

 

「U! 私の力を使え! 私の力ならロンドに対してパワー面では有利だ!!」

 

Uに向けて自身の力を使うようアドバイスをかける。

 

「(アイアンの力………成程な)………分かった、使わせてもらう!」

 

Uはそう言うと、ベルトからミューチュのゼンマイを外し、アイアンのゼンマイを取り出し、ベルト左部へセットする。

 

『オノオノ!』

 

身構えると共に握り拳を作った左手を天高く掲げると、そのままゼンマイを右手で回した。

 

『カスタムウォーリアー! メルヘンソードマン!! ………オノオノ!!』

 

これにより、Uの身体からミューチュの身体が放出されると共に、アイアンが取り込まれ、直後に彼の身体にオノオノヒストリーの鎧を元にした鎧へと変化し変身が完了する。直後に近くへ落ちていた武器に装着させるユニットが分離。メルヘンセイバーへ合体し、斧型の武器へと変化した。

 

「姿を変えてきたか………けれど無駄さ………!」

 

ロンドはそう言うと、再び音を鳴らし、グリップエンドから衝撃波を放つ。Uは斧で衝撃波を引き裂くとロンドへ接近。力強い一撃を叩き込む。

 

「うあっ!?」

 

ロンドは視線を崩し、地面へ膝を着く。

 

「こっちも防戦一方って訳じゃないぜ………ロンド!」

 

Uはそう言って、守勢から一転、攻勢へと姿勢を変えるのだった………

 

 

 

Uvsロンドの対決は、序盤ロンドがスピードでUを翻弄していたが、アイアンの力を借りたオノオノヒストリーの力でUが反撃へと転ずる姿勢を見せる。果たして、2人の対決はどのように転がっていくのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uとロンドは一進一退の攻防を展開していた。だがそこへ別の気配が近づいてくる。その気配の主は、Uと因縁を持ち続けているあの人物であった………
次回「因縁者の奇襲」
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