人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
自身に与えられた役割を模索する中で、彼はオカリナを所持していた。それを手にし音楽を奏でたUはロンドと対話する事となったが、その中で彼はロンドの闇を見せられたのだった………
それから数時間。日が落ち夜になる中でUは睡眠を取っていた。
「………こんな森の中でよくもまあ寝れるわね、彼は………」
メイデンは呆れ混じりにそう呟いた。その中でロンドはメイデン達へ視線を向けており………
「………皆、1つ聞きたい事がある」
彼女達に向けて声をかけた。
「ロンド………?」
ロンドの様子にメイデン達が首を傾げる中、ロンドは再び口を開くと………
「………君達は今、白髪の彼と行動を共にしている………正直に聞くよ、君達は彼の事をどう思っているのかな」
そう言って、Uの事をメイデン達はどのように思っているのか問いかけた。それを聞いたメイデン達は一度Uへ視線を向けていたが………
「………決まってるじゃない。私のライバルにして………親友よ」
やがてメイデンがUへの感情を語った。それを聞いたロンドは驚く様子を見せており………
「私は恩人だと思ってるよ、Uさんのこと」
次にジュノがUへの感情を口にする。
「私もUさんに感謝してるよ」
それに続くようにミューチュも自身をかつて救ってくれた彼への恩を語る。
「………私はまだそんな長い付き合いって程じゃないが………Uは強くて良い奴………そう思ってる」
その次に口を開いたのはアイアンだった。彼は他4人のメイデンと比べて付き合いが短い事を自覚しつつも、彼の事を認める様子を見せていた。そして、まだUへの感情を唯一語っていなかったエレガンだったが、やがて口を開くと………
「………最初は彼の事を憎いと思ってた………けれど、今はもう仲間だと思ってる。悔しいけど」
Uへの複雑な感情を語り、何処か満更でも無さそうにUへの好印象を語った。それを聞いたロンドはフッと笑いを零すと………
「………そうか。信用されてるなぁ………不思議だよ。これまでお父様や自分の為としてのみ動いていた君達が………今や彼の為に動いている。君達を変えて見せた彼のカリスマ性と人間性は………凄まじいね」
そう言って、Uの人間性とカリスマ性を評価する様子を見せた。
「………分かった。なら君達は彼の為にこれからも戦うといい。最早メイデンゲームは意味を成していない。僕も元々消極派だったからね………」
そしてロンドは、Uと共に戦う道を選んだ彼を否定せず、彼女達の思うがままに生かさせる事を語るのだった………
Uとの関係についてメイデン達へ問いかけるロンド。その中でメイデン達が抱えるUへの印象はとてつもなく良いものであった。そしてそれは、ロンドの視点から見ても否定的なものでは無かったのであった………
To Be Continued………
次回予告
メイデン達との会話を経たロンドは、彼女達がUとの絆によって変わった事実をどこか悲しそうに感じていた。その中でロンドは自分の中における異変を感じていたのだった………
次回「ロンドの劣等感」