人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
自身に与えられた役割を模索する中で、彼はオカリナを所持していた。それを手にし音楽を奏でたUはロンドと対話する事となったが、その中で彼はロンドの闇を見せられたのだった………


第68話 Uへの感情

それから数時間。日が落ち夜になる中でUは睡眠を取っていた。

 

「………こんな森の中でよくもまあ寝れるわね、彼は………」

 

メイデンは呆れ混じりにそう呟いた。その中でロンドはメイデン達へ視線を向けており………

 

「………皆、1つ聞きたい事がある」

 

彼女達に向けて声をかけた。

 

「ロンド………?」

 

ロンドの様子にメイデン達が首を傾げる中、ロンドは再び口を開くと………

 

「………君達は今、白髪の彼と行動を共にしている………正直に聞くよ、君達は彼の事をどう思っているのかな」

 

そう言って、Uの事をメイデン達はどのように思っているのか問いかけた。それを聞いたメイデン達は一度Uへ視線を向けていたが………

 

「………決まってるじゃない。私のライバルにして………親友よ」

 

やがてメイデンがUへの感情を語った。それを聞いたロンドは驚く様子を見せており………

 

「私は恩人だと思ってるよ、Uさんのこと」

 

次にジュノがUへの感情を口にする。

 

「私もUさんに感謝してるよ」

 

それに続くようにミューチュも自身をかつて救ってくれた彼への恩を語る。

 

「………私はまだそんな長い付き合いって程じゃないが………Uは強くて良い奴………そう思ってる」

 

その次に口を開いたのはアイアンだった。彼は他4人のメイデンと比べて付き合いが短い事を自覚しつつも、彼の事を認める様子を見せていた。そして、まだUへの感情を唯一語っていなかったエレガンだったが、やがて口を開くと………

 

「………最初は彼の事を憎いと思ってた………けれど、今はもう仲間だと思ってる。悔しいけど」

 

Uへの複雑な感情を語り、何処か満更でも無さそうにUへの好印象を語った。それを聞いたロンドはフッと笑いを零すと………

 

「………そうか。信用されてるなぁ………不思議だよ。これまでお父様や自分の為としてのみ動いていた君達が………今や彼の為に動いている。君達を変えて見せた彼のカリスマ性と人間性は………凄まじいね」

 

そう言って、Uの人間性とカリスマ性を評価する様子を見せた。

 

「………分かった。なら君達は彼の為にこれからも戦うといい。最早メイデンゲームは意味を成していない。僕も元々消極派だったからね………」

 

そしてロンドは、Uと共に戦う道を選んだ彼を否定せず、彼女達の思うがままに生かさせる事を語るのだった………

 

 

 

Uとの関係についてメイデン達へ問いかけるロンド。その中でメイデン達が抱えるUへの印象はとてつもなく良いものであった。そしてそれは、ロンドの視点から見ても否定的なものでは無かったのであった………

To Be Continued………




次回予告
メイデン達との会話を経たロンドは、彼女達がUとの絆によって変わった事実をどこか悲しそうに感じていた。その中でロンドは自分の中における異変を感じていたのだった………
次回「ロンドの劣等感」
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