人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
Uが睡眠を取る中で、ロンドはUに対する印象をメイデン達へ問いかけた。メイデン達の持つUへの印象は好印象のもので、ロンドはそんな彼女達の思いを否定しない様子を見せたのだった………
それからしばらく経ち、メイデン達はこの状況で睡眠を取るUの様子を見守る様子を見せていた。その一方でロンドは1人彼女達へ背を向けており………
「(ゴシック達の影響かな。エレガンやジュノ………他のメイデン達は白髪の彼へ興味を持つようになった。でも不思議かな………なんだろう、この胸を刺すような痛い想いは………?)」
ロンドはそれを目にし、何処か違和感のある感情を感じていた。それが悲しみの感情である事を知らないまま………
「(僕達メイデンは協調性が薄く殺し合うだけの仲だった………でもそれを彼は変えてしまった………お父様にすらない彼の良いところなのかもしれない………僕達メイデンには与えられていない………人の良い所ってものかな………)」
ロンドはUがメイデンの心すら変えた彼の事を肯定しつつも、やはりその内心は複雑だった。そんな中、自身の中から何か重い………ドス黒い感情が呼び起こされる様子を見せていた。
「………またこの現象か。最近は酷く重たい………そろそろ限界なのかな………」
ロンドは自身の中で呼び起こされるドス黒い感情を抑えきれなくなっており、どこか苦しそうな様子を見せていた。
「………そうなる前にやるべき保険はかけるべきかな………」
ロンドはそういうと、自身の手元にゼンマイを取り出し、どこか黄昏れる様子を見せていた。そんな中、メイデンはそんなロンドの様子に視線を向けると………
「(ロンド………)」
ロンドの中から小さく漏れ出していた深い闇を感じていた………
それからしばらく経ち、Uは睡眠を取り終え目を覚ます様子を見せた。その直後に彼の視界にはメイデンが映っており………
「んあ………? ………おはよう、メイデン」
Uはどこか寝ぼけた様子でメイデンの名を口にする。するとメイデンは直後に彼の耳元に口を近付け………
「………ロンドから酷く重たい闇のエネルギーが漏れている。それに例の怪物が現れていないのもどこかおかしい………恐らくあの子………ディストの語った予感も強ち嘘じゃないかもしれないわ………」
自身が感じていた予感と、ディストの言葉が嘘では無いと読んでおり、これを聞いたUは………
「やっぱり警戒が必要か………分かった、何か手を打てるよう考える」
そう言って、万が一の対策について計画を練り始めるのだった………
ロンドの中でUに対する負の感情が密かに漏れ出る中、メイデンやUは対策を立て始めていた。果たして、U達にロンドの闇の謎は明かされるのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
それから少し経ち、ロンドはUへ突如としてゼンマイを渡してきた。そんな彼女の思惑は、あくまで保険である事をUへ語るのだった………
次回「ロンドの保険」