人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
ロンドの様子がおかしい事から彼女の内心を探るU。ロンドは自身の闇が抑えきれなくなってきている事を白状し、万が一の際にはUに自身を殺して欲しい事を明かすのだった………
ロンドの身に起きている事態を前に、Uは表面上こそ落ち着いていたが、その内心は動揺していた。
「(………嫌な予感が的中しそうだ。間違って欲しかったはずの事がどうしてこうも起きるんだ………!)」
Uは自身の抱えていた不安が的中してしまいそうな現状に小さな苛立ちを見せていた。その直後、ロンドは呻き声に近い声を漏らし苦しみ始める。
「っ………!? ロンド!?」
Uはロンドの様子がおかしくなった事から心配を隠せない様子で彼女へ駆け寄る。徐々にロンドの身体から闇のエネルギーが漏れ出す中、ロンドは駆け寄って来た彼の肩を優しく叩くと………
「………僕との約束、忘れないで欲しいな………!!」
ロンドは笑顔を作ると共にそう言って彼をそのまま突き飛ばす。それによってUはロンドから少し離れた場所で座り込んでしまうが、その直後にロンドの身体は闇のエネルギーに覆われてしまい………そのまま異形の怪物の姿へと変化したのだった………
「怪物………!」
Uはロンドの姿が変わってしまった事を目の前で突き付けられる。その直後に彼は苛立ちを見せると共に………
「なんで………なんでこうなっちまうんだよ!!」
自身が予感していた嫌な予感が現実となった事態を嘆いた。だが目の前にいる怪物を放置する訳には行かない上、Uの悲痛の叫びと怪物と化したロンドの咆哮を聞き付けたメイデン達がすぐさま駆け付けると………
「U! ………これはどういう状況なの………!?」
メイデンがUに対して現状を問いかける。
「………ロンドが怪物になった………いや、この世界の怪物に取り憑かれていたというのが正しいのかな………」
Uは一言そう呟くと共にメルヘンソードマンドライバーを取り出し………
「………でも放置する訳には行かない………何とかしないと」
Uはそう言うと共にベルトを装着し、ゼンマイをベルト左部へセットする。
『アリス!』
Uはそのままゼンマイを回す。Uは右手を銃のようなハンドサインにする事により、人差し指を怪物に向けると………
「………変身」
Uはそう言い放つ。それによりメイデンの身体は光となってUの身体へ取り込まれ、その直後に彼の身体へ鎧が装着される。
『カスタムウォーリアー! メルヘンソードマン!! ………アリス!!』
これによりUはメルヘンソードマンへと変身を遂げたのだった………
ロンドは自身の闇が抑えられなくなってしまい、怪物の姿へと変貌してしまった。そしてUも予感していた不安の事態は彼にとって苦しみを与える事態でもあった………
To Be Continued………
次回予告
絶望的な事態に対処する必要が生じたものの、Uは動揺を隠せない様子だった。更にその状況にディストが介入してくる事態が発生するのだった………
次回「絶望と負の連鎖」