人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ロンドの真意を知り、内心大きく動揺するU。その直後、自身の力を抑えられなくなってしまったロンドは怪物へ変貌。Uは苛立ちを隠せないままメルヘンソードマンへと変身するのだった………


第73話 絶望と負の連鎖

メルヘンソードマンへ変身したUを目にしたロンドは、Uに向かって襲いかかる。Uはロンドの体当たりを受け止め、そのまま背負い投げをして地面へ叩き付ける。だがそんな攻撃でロンドが倒れるはずはなく、ロンドは反撃をするように右足で蹴りを放つ。Uは左腕でこれを受け止めるが………

 

「………メイデンっ! もしここでロンドを完全に殺してしまったらどうなると思う………!?」

 

Uは今現在融合しているメイデンに対してそのような質問を投げかけた。

 

「………予想に過ぎないけれど、彼女が復活するチャンスは失われる………!!」

 

メイデンは自身の考察を交えた予想を行う。それはロンドが完全に死んでしまうという予想であった。それを聞いたUは………

 

「ぐっ………やっぱ君の口からもそんな予想が飛んでくるよな………!!」

 

自身も同じ解答を考えていたのか、そのような言葉を漏らす。その直後、突如として近くから足音が聞こえる。U達が視線を向けると、そこにはディストがおり………

 

「ねえ白髪のお兄様、私の予言通りに事が動いた気分はどうでしょう? ………まあ白髪のお兄様の事ですもの………予想はしていたんでしょうけど………ね」

 

Uを煽るようにそのような言葉をかける。それを聞いたUは舌を鳴らすと………

 

「君の予想通りに事が進んでこっちは苛立ってるよ………!!」

 

ディストに向けてそう言い放つ。その直後にロンドが襲いかかって来た事から、Uはなんとかロンドを羽交い締めにする。それと同時にディストはメルヘンドライバーを取り出し腰へ装着。自身のゼンマイを取り出しベルト左部にセットする。

 

『ラプンツェル!』

 

これにより待機音が鳴り、ディストは右手に髪をかき上げた後、自身の胸の前へと動かし握り拳を作ると……… 

 

「変身………!」

 

そう言って左手でゼンマイを回す。

 

『ロングヘアーレジェンド! ラプンツェルヒストリー!!』

 

これによりメルヘンの姿となり、Uへ接近して攻撃を仕掛けてくる。Uは羽交い締めにしていたロンドを突き飛ばすと、ディストの攻撃を右手で受け止めた。

 

「邪魔をするな………!!」

 

だがこの状況はUにとってマズく、三つ巴の戦いとなってしまった。

 

「(ロンドかディスト………どっちかをなんとかしないと何も解決しない………!! くそっ………!)」

 

Uは焦るように苛立ちを強めるのだった………

 

 

 

ロンドを救う術が思い付かず、更にディストも乱入してきた事で三つ巴の戦いが起きてしまう。果たして、ロンドを救う術は残されていないのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
三つ巴の戦いで後手後手の動きとなってしまうU。だがその中でUはロンドからゼンマイを預かっていた事を思い出し、1つの賭けを提案するのだった………
次回「ゼンマイの賭け」
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