人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
三つ巴の戦いとなって後手後手の動きとなるUは、ロンドのゼンマイを使った賭けに動く。そしてロンドを巻き込んで変身するブレーメンカスタムへと変身。Uはロンドを救出する事に成功するのであった………
ロンドはUの言葉を聞き動揺を隠せない様子を見せる。
「ま、まさか君………僕のゼンマイを使って………!?」
ロンドは首を傾げながらUの行動について問いかける。
「君は多分自身が暴走した時にメルヘンの力を悪用しないよう僕にゼンマイを託したんだろうが………僕はメルヘンソードマンのシステムを利用する形で君だけを怪物から抜き取った。そうなればあの怪物はロンドを失ったただの獣と化す………これで思う存分戦える!!」
Uはそういうと共に右手にメルヘンセイバーを出現させる。それと同時にベルトからもユニットパーツが出現。これが分離してメルヘンセイバーへ合体し、槍型の武器へと変化した。
「おっと、させませんわ、白髪のお兄様!!」
そこへディストが妨害をかけてくるが、Uは手馴れた槍捌きで接近してきたディストを返り討ちにするように吹き飛ばした。
「ううっ!?」
ディストはUの反撃に大きく吹き飛ばされた。そしてUは槍を使って地面を軽く抉る。そしてUは槍の形となったグリップパーツに存在する穴を塞ぐ。するとグリップエンドから音が鳴ると共に衝撃波が放たれた。
「グアアッ!?」
怪物は大きく吹き飛ばされ、声を漏らす。Uはすぐさま槍型のメルヘンセイバーにゼンマイをセットする。
『オノオノ!』
これにより槍の先端には膨大なエネルギーが纏われる。Uはすぐさまトリガーを引くと………
『オノオノメルヘンスティング!!』
目にも止まらぬ早業で突きを放つ。Uの放った突きは膨大なエネルギーと共に鋼鉄のような硬さで怪物の身体を貫いた。
「グオオオッ!?」
これにより怪物は悲鳴をあげる形で身体を貫かれ、そのまま内側から爆散した。
「(懸念が無くなった途端にこれだけの強さを見せつけてきた………やはり白髪のお兄様は厄介な強さを持っている………!!)」
ディストはUの厄介な強さを改めて実感していた。そしてUは槍を構えると………
「どうする………? まだやるか?」
そう言って戦闘を続行するかディストへ迫った。ディストはフッと笑いを零すと………
「………今回はここまでですわね。まさかゼンマイによる変身システムを利用した方法とは………恐れ入りましたわ。けれど貴方には全てのメイデンを救わせはしませんわ………」
そう言って素早いその場から撤退する。Uはディストの後ろ姿を見届けていたが、怪物が倒された事でこの世界が長く持たない事を予感。そのままディストの後ろ姿を見届けるだけであった………
ロンドを救った事で一気に形成が逆転したUは、ブレーメンカスタムの力を発揮して撃破に成功する。そしてディストも撤退に追い込んだ事により、ロンドの世界での激闘は幕を下ろそうとしていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
怪物を倒した事でロンドの世界は崩壊を迎えた。その直後に現実世界へと戻ってきたU。ロンドの魂を救っていた結果、U達はロンドを現実世界へ復活させる事が出来たのだった………
次回「音楽少女の復活」