人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
怪物を撃破した事でロンドの世界は崩壊し、現実へと帰還するU達。ロンドも現実の世界へ復活を遂げた事により、残るメイデンは遂にあと1人となったのであった………
ロンドの世界における戦いから数日。Uはメイデン達の様子があまり良くない事に気付いており、彼女達を自室に招いては気にかけていた。
「ポイズ=メイデン………先の戦いでは彼女が1番事を引っ掻き回していたな。僕も結構厄介というか、殺意を抱いていた相手の1人だ………今となってはどう接していいかも分からないけどな」
Uはメイデン達に対して、過去のポイズとの因縁について懐かしそうに語っていた。
「そういえばU、過去に私達の事を殺そうと動いていた割には、今はそんな雰囲気を見せなくなったわよね………?」
そんな中、エレガンはUがメイデンの名を持つ少女の事を過去に殺すべく動いていたが、現在はそうでも無くなっている事を言及する。
「そうだね………別に君達の罪を許した気は無いけどさ………もう今はそんな事を言うつもりは無いし………僕もあまり偉そうな事を言える資格は無いだろうしさ………」
Uはメイデンの名を持つ少女達を今となって責めるのもお門違いだと感じていた。それを聞いたメイデン達は、Uの内心に思わず動揺の声を漏らしていたが………その直後、Uが所持するメルヘンソードマンドライバーが突如として光を放った。
「………遂に似たか、この時が」
Uは光を目の当たりにし、時が来た事を呟くのだった………
そして光が晴れた後、Uは周囲へ視線を向けると………
「………ここが最後の世界か」
Uはそう呟いて周囲へ視線を向ける。メイデン達を初めとした6人の少女達も霊体の姿で周囲を見回していたが、その際に彼の服装が目に入り………
「………あれ? Uさん今回は警察官………?」
ジュノがUの服装について言及する。それを指摘された事でUも自身の服装へ視線を向けると………
「………これが僕の今回の役割って訳か」
そう言って、自身の近くに白バイがある事を確認する。そんな中、Uが持つ警官用無線機に連絡が入り………
「各位連絡。毒伊賀町に未確認の生命体が現れた。周囲の警察官は一般人の避難に当たれ」
その不穏な内容にUは危機を予感した。そして今彼がいるのは毒伊賀町と呼ばれる場所。それは近くの電柱にある表示からすぐに理解が出来た。
「………とにかく行ってみよう。何か分かるやもしれないしな」
Uはそう言ってバイクを走らせる。メイデン達はUを追いかけるようにその場から走り出す。霊体の姿であった彼女達は、Uのバイクを容易く追いかけるスピードを見せたのだった………
ポイズの事について懸念を抱くメイデン達を誘うように最後の世界を訪れる事となったU達。警察官としての役割を与えられたUは、果たしてこの世界でどのような活動を求められているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
Uが連絡のあった場所を訪れると、そこには怪物が暴れていた。この世界の維持のトリガーである怪物を倒す為にメルヘンソードマンへと変身するU。その直後、彼はとある人物を目撃するのだった………
次回「ポイズの世界」