人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ポイズはメイデンの警告を受けながらもメルヘンドライバーへ手を伸ばす。そしてかつての記憶を取り戻したポイズはメルヘンドライバーを手に、怪物の討伐を宣言するのであった………


第89話 敵を滅ぼす悪意

ポイズの記憶が蘇って間も無く、ディストと激闘を繰り広げていたUは、イバラヒメカスタムの力を用いて戦っていたが、ディストが引かない様子を見せる為に少し押されていた。

 

「キリが無いな………もういっそこっちで吹き飛ばすか?」

 

Uはそう呟くと、ディストから一旦距離を取り、ポイズのゼンマイを取り出す。だがその直後、Uの横をポイズが通り過ぎ、彼からゼンマイを強奪する。

 

「なっ!? 何するんだよ………?」

 

Uは困惑した様子でポイズに対して問いかける。

 

「あくまでそれはアンタに貸しただけ。あげるなんて言ってないもの」

 

ポイズはそういうと共に、手に持ったメルヘンドライバーを腰へ装着する。

 

「記憶が戻って早々憎み言葉か」

 

Uは呆れ混じりにそう呟く。

 

「………あの怪物は私がなんとかしてあげる。アンタ達に手を貸すのは癪だけど………私の周囲を彷徨くアイツが気に入らないのよね」

 

ポイズはUに対し、自分が怪物を倒す事を宣言する。それを聞いたUは驚いた様子を見せつつも………

 

「そうだな。その方がこっちとしては面白い」

 

Uは敢えてポイズを乗せるような言葉をかけた。ポイズはフッと笑いを零すと………

 

「そっちの人形はアンタにあげる。好きになさい」

 

ポイズはディストの事を人形と指しながら、自身のゼンマイをベルト左部へセットする。

 

『シラユキヒメ!』

 

ポイズは右手を前へ伸ばし、そのまま握り拳を作ると共にそのまま左手でゼンマイを回す。そして………

 

「………変身」

 

ポイズの変身の掛け声と共にベルトから赤い林檎を模したとされる鎧が形成され、直後白雪姫を模した鎧が姿を変化させる。

 

『プリンセスレジェンド! シラユキヒメヒストリー!!』

 

鎧はそのままポイズの身体へ装着。ポイズはモンスターウォーリアーメルヘン、シラユキヒメヒストリーへと変身を遂げた。

 

「(メルヘン………復活したか、遂に全てのメイデンの名を持つ少女が………)」

 

ポイズがメルヘンの姿へ変身した事で、Uは全てのメイデンがかつての記憶を取り戻した事から、全てのメイデンの復活を確信する。そしてポイズはUとディストを無視し、少し離れた位置に立っていた怪物へ接近すると共に、そのまま重い拳の一撃を怪物の身体へと叩き込み、大きく吹き飛ばすのだった………

 

 

 

メルヘンドライバーに触れたポイズはかつての記憶を取り戻し、Uへ手を貸す形で怪物の討伐へと動く。これにより三つ巴の戦いの流れを変える為の大きな変化が現れたのだった………

To Be Continued………




次回予告
ポイズは怪物との対決において、高い戦闘能力を持って圧倒する様子を見せる。ディストは怪物の討伐を妨害しようとするものの、そんな彼女の相手をUが引き受けるのだった………
次回「三つ巴を崩す戦意」
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