人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
記憶を取り戻したポイズはUからゼンマイを奪取し、悪態をつきながらもUへ協力を申し出る。そのままメルヘンの姿へと変身したポイズは、怪物に向かって走り出すのだった………


第90話 三つ巴を崩す戦意

ポイズの攻撃で吹き飛ばされる怪物。だがポイズはそんな事で手を休めず、自分から怪物へ接近すると共に、両拳による打撃でひたすらダメージを与えていく。

 

「私を相手に喧嘩を売った事、後悔させてあげるわ………!!」

 

ポイズはかつての記憶を取り戻した事、久方ぶりの戦闘である事から興が乗っており、生前以上の勢いとテンションで怪物へ攻撃を続けていた。

 

「(………相変わらず容赦の無い子だな………)」

 

様子を見ていたUも、ポイズの容赦の無さに思わず小さな引きを見せる。だがその直後、ディストは怒り混じりの声を漏らし………

 

「その怪物は………その怪物は倒させませんわ!!」

 

なりふり構わなくなった様子でポイズと怪物の方へと走り出した。

 

「させるか! 来い、メイデン!」

 

だがUはそうはさせまいと大きく跳躍すると共に、そのタイミングでエレガンのゼンマイを外し、メイデンのゼンマイへ交換。そのままゼンマイを回した。

 

『カスタムウォーリアー! メルヘンソードマン!! ………アリス!!』

 

これによりUはアリスカスタムへと変身。変身のタイミングでエレガンがUの身体から排出され、代わりにメイデンがUの身体の中へと入り、ディストの前へと立ちはだかる。

 

「悪いが彼女に怪物を倒してもらうのはこっちとしては都合がいいものでね。君の相手は僕が引き受けるさ………!!」

 

Uはそう言って、ディストを挑発すると共にポイズが怪物を倒す事を利己的である事を語った。

 

「白髪のお兄様………!! どうして貴方は………私の予想を上回る邪魔をするのですか………!?」

 

ディストはそう言うと共に、Uに向けて連続でパンチを放ってくる。だがUはこれを冷静な動きでかわし続け、メルヘンセイバーによる素早い斬撃で逆にディストへ攻撃を与える。

 

「うわあっ!?」

 

Uの攻撃を受けたディストは大きく吹き飛ばされる。そしてUはディストの言葉に対する返答を考えており………

 

「何故僕が君の予想を上回る邪魔をするのか………ねぇ。どうしてかは僕にだって分からない。けれど………君のやってる行為を正しいと思った試しも無い。だからこうして妨害しているんだよ」

 

Uは結果として何故ディストの予想を上回る妨害を行っているか自分でも分からないと呟きつつも、ディストの行為を間違っているとも考えている故に彼女と敵対している事を語るのだった………

 

 

 

三つ巴の戦いへ乱入したポイズによって、戦況はUへ優位な展開となり始めていた。果たして、このまま怪物を撃破する事は出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uがディストと戦う中で、一方的に怪物を蹂躙するポイズ。そしてそのままポイズは自身の必殺の一撃を怪物へ叩き込むのであった………
次回「怪物を壊す必殺」
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