人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
ディストはポイズが怪物を倒す事を良しとせずそれを阻止しようとするが、Uはそれを妨害する。ディストは何故Uが自身を妨害するのか問いかけるが、Uはディストの行動を正しいとは思ってはいない事を突き付けるのだった………
そして、Uがディストの妨害へ動く中、ポイズは怪物を一方的に蹂躙していた。
「ふん、この程度で私を倒そうなんて馬鹿にされたものね」
ポイズは怪物の弱さを鼻で笑うかのようにワンサイドな戦況を作り上げた。怪物は何度目かの攻撃で大きく吹き飛ばされた後、大きく飛びかかるが………
「はあっ!!」
ポイズはカウンターでパンチを返し、怪物を吹き飛ばした。そして怪物が近くの壁に激突し、姿勢を崩している中でベルト左部のゼンマイを回し始める。怪物は何とか姿勢を立て直すものの、既に虫の息とも言える様子だった。
「私の周りをうろちょろしてくれた報い………その身で受けてもらうわ………!!」
ポイズはそう言うと共に大きく跳躍し、そのまま右足にエネルギーを纏わせたキックを放つ。
『シラユキヒメメルヘンエンド!!』
ポイズの必殺キックをまともに受ける怪物。そのエネルギーによって怪物は身体を保てなくなり、そのまま爆散してしまった。
「………大した事無かったわね」
ポイズは嘲笑うようにそう呟く。そしてポイズが怪物を倒した事は、この世界が崩壊するまで時間の問題と言う事がこのタイミングで確定した。
「ぐぅ………!!」
ディストはこの上なく動揺していた。遂に全てのメイデンが解放されてしまう事態となってしまった為に………
「これで全てのメイデンが復活を遂げた。結局君が何をしたかったのかは分からないままだが………終わりだな」
Uはそう言って、現実世界のU達へ干渉が出来ないディストが自身の前へ立ちはだかる術は無くなった事を突きつける。だがディストは右手を震わせると………
「嫌ですわ………こんな形で………こんな形で私が終わるなんて!!」
そう言って、身体から前回以上の闇のエネルギーを放出する。Uは咄嗟に防御するが、闇のエネルギーはUの身体を縛るように拘束する。
「ぐっ………!? (拘束技………!?)」
Uは事態を飲み込めずにいたが、その直後、ポイズの世界は崩壊を始めていた。
「(………せめてメイデン達だけでも助かってくれ………!!)」
世界が黒い光に包まれるその刹那、Uは咄嗟に変身を解除。ギリギリでメイデンを自身の身体から排出するのであった………
ポイズが怪物を撃破した事でポイズの世界は崩壊した。だがディストが土壇場で放った闇のエネルギーは、Uを巻き込む事態となってひまった。果たして、闇のエネルギーに巻き込まれてしまったUは現実の世界へ帰還出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ポイズの世界が崩壊した事で元の世界へ帰還するメイデン達。ポイズも復活し事が済んだと思いきや、何故かUは目を覚ます様子を見せなかったのであった………
次回「目覚め無い白髪の剣士」