人形異世界救出記〜失われしメイデンの救済〜 作:Uさんの部屋
ポイズが怪物を撃破した事で崩壊を始めるポイズの世界。だが突如ディストは膨大な闇を放出し、Uを巻き込む。その直後にポイズの世界は黒い光へと包まれたのであった………
黒い光はやがて晴れ、現実の世界においてメイデン達は目を覚ました。
「………戻って来たわね」
メイデンはそう言って周囲を見回す。すると次の瞬間、眠り続けているUの前へ置かれたメルヘンソードマンドライバーが光り出すと、その近くでポイズの身体を構築し、完成させた。
「っ………! これは………」
ポイズも復活直後は自身が再び蘇った事に動揺していた。だがポイズが近くに立っていたメイデンの顔を目にすると………
「………感謝しなさい。貴女が復活出来たのはUのお陰なのだから」
メイデンはポイズに向けてUへ感謝するよう言い放った。それを聞いたポイズはフッと笑いを零すと………
「借りって事にさせてもらうわ………けれど、私はアンタ達を仲間だとは思っていない」
そう言って、自分はUへ借りを作らされた事を認めつつも、あくまで自分はメイデン達の味方では無い事を語った。
「別にここにいるのは仲間だからと言うより利害の一致が大きいわ。そうでしょう、U?」
メイデンは自分達もあくまで利害関係でここにいる事を語り、Uにも同調を求める。だが、Uの言葉は返ってこなかった。
「………U?」
これにはメイデンも思わず困惑の声を漏らす。そしてその直後、メイデンはUへ視線を向けると、彼が未だに眠ったままである事に気付いた。
「っ………!? U!! 起きなさい、U!!」
メイデンはUの身体を揺さぶる。しかし、Uは魘される様子を見せはしたものの、まるで起きそうになかった。
「ど、どうして………!?」
ジュノを始めとしたメイデン達がこの事態に理解出来ない中、ポイズは冷静に彼の側へ近付くと………
「恐らくあの女の闇の力に飲み込まれてしまったのね………その結果、あの男は現実世界へ戻ってくる術を失い、未だに彼女の闇の中を彷徨っている………」
Uがディストの闇に飲まれてしまった事を語った。
「そ、そんな………!! Uさんを起こす方法は無いの………!?」
ミューチュはUを救う方法を問いかける。
「………知らないわよ、私にだってそんな方法は………」
だがポイズですらそんな方法は知る訳もなかった。ミューチュ達が大きく動揺する中、メイデンはUの側へ駆け寄ると………
「起きなさい、U! U!!」
懲りずに彼を起こそうと必死で呼びかけるのだった………
メイデン達が現実世界へ帰還し、ポイズも復活を遂げたがUだけは変わらず目を覚まさなかった。その理由を理解するメイデン達ではあったが救う術は持ち合わせておらず、メイデン達は絶望を感じていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
一方、Uは新たな世界において目を覚ました。そしてその世界にて、かつてUと激突し、メイデン達を生み出した生みの親であるメルヘン総帥と顔を合わせるのであった………
次回「ディストの世界」