今回出てくる用語は完全なオリジナルです。
原作ガンダムとは、まったく関係ありませんので【そんな制度はねーよ!!】みたいな意見の方々は、ブラウザバックを推奨します。
色付き(エース)を倒しなんとか撤退に成功したハウンドドック隊は、ハンドラー達との合流に成功した。持ち帰った偵察情報をハンドラーに提出し整備班に応急処置を依頼すると少しだけ休憩をしていた。
「やっほードーベル」
木にもたれながら水を飲んでいると書類を持ったレベッカが来た。
「戦闘ログ見たわよ」
「で、どうだった?」
「間違いなく賞金首のエースだったわ。エンブレムがなかったけど灰色のザクだったし情報通りならBランクの賞金首のホップマンよ」
「そうか。・・・・・なぁ、奴はどんなエースだったんだ?正直、戦った時は力任せっていうか意表を突かれたぞ」
「賞金首リストのデータを見た感じだと一気に近づいてきて2本のヒートホークを力任せに振り回して戦う。それが彼の戦闘の仕方みたい。エースになる前は、宇宙で戦艦を1隻、61戦車を20台撃破した功績があるらしいわ」
「それでエースに選ばれたのか。だけど、モビルスーツを相手にしたことはなかったみたいだ。じゃなかったなら、あんな大振りの攻撃なんかするはずがないしな」
ドーベルは軽く背伸びをしてコキッと、首の骨を鳴らした。
「それにしても連邦軍もよく考えたな。この賞金首制度」
「1週間戦争じゃ、宇宙軍は一方的にやられて地上の戦いでもジオンに押されてるからね。連邦軍も少しでも兵士の士気を上げておきたいしいざとなったらエースが登場した時に撤退するか倒すかの判断をしやすくなるからね」
「因みに一番高い賞金首は誰なんだ?」
「そんなの決まってるでしょ。【赤い彗星】のシャアよ」
「やっぱりか。ルウム戦役で戦艦を単独で5隻も鎮めたバケモノは、レベルが違うな」
そう言って2人は並んで歩き出した。
「ドーベルは、倒せる?」
「シャアを?」
レベッカは頷くと。
「無理に決まってるだろ。Sランクの賞金首にされてるようなバケモノだぞ?勝手な俺のイメージだけど、シャアに対してはモビルスーツを100機用意しても俺達が負けるっていうイメージだからな」
「それは言い過ぎでしょ。100機もあったらさすがのシャアも倒せるわよ」
「それくらいのシャアは強いってイメージがあるって事だよ。少なくとも今の俺達じゃ絶対に負ける」
そう言った時だった。
カイル軍曹の陸戦型ジムの前を通った時。
「おい、ドーベル!!大変だぞ!!」
陸戦型ジムのコックピットにいたカイル軍曹が右手にラジオを持って顔を出した。
「おい、カイル。今は任務中だぞ。ラジオの所有は」
「そんな事どうでもいい!とにかく聞けって!」
コックピットから降りて来たカイル軍曹は、持っていたラジオのニュースを聞かせた。
『ジオネットニュースから緊急速報です』
ラジオから流れているのはジオンのラジオニュースだった。
『地球方面軍司令官のガルマ・ザビ大佐が北米の戦闘で戦死が確認されました』
「「えっ?」」
『詳細はまだ確認されていませんが明日の早朝に国葬を行うと発表されていることからガルマ・ザビ大佐の戦死の信憑性は高いと思われます』
ドーベル達は耳を疑った。
「・・・・・なぁ、ドーベル。ガルマ・ザビってザビ家の末っ子の奴だったよな?」
「あぁ」
「これってとんでもないニュースじゃないの?」
暫く呆然としていると。
「カイル、レベッカ、急いでハンドラーにこの事を報告しに行ってくれ」
「わ、分かった」
「ドーベルは?」
「俺はバトルドック隊の方に行く。戦局が大きく変わりそうだからな」
賞金首制度
宇宙での戦いや地上での戦いで敗戦を重ねた連邦軍が兵士達の士気向上の為に取り入れられた制度。ジオンのエースパイロットに賞金を掛けてエースを倒した兵士には多額の賞金を支払う。賞金額もランク付けをされており大きな戦果を持っているエースほど賞金額もランクも高くなっている。
(ガンダムの世界の通貨がなんなのか分からなかったので分かりやすくする為にこういう形で表示します)
Cランク・・・・100万から300万
主に戦争に最近参加したパイロットや最近注目されつつあるパイロット。
Bランク・・・・500万から800万
主に色付きではあるが二つ名付きではないパイロット。
Aランク・・・・1000万以上
主に色付きで二つ名を持っているパイロット。
(例、白狼、シン・マツナガ、真紅の稲妻、ジョニーライデンなど)
Sランク・・・・5000万から1億
主に一年戦争の初期から参加し大きな戦果を上げ連邦軍からも最優先討伐対象に指定されてるパイロットや戦果を上げて最優先討伐対象にランク上げされたパイロット。
(例、赤い彗星、シャア・アズナブル、青い巨星、ランバ・ラル、黒い三連星、ガイア、オルテガ、マッシュなど)