ハンドラー達は、第二基地の前で陣を構えていた。
「とりあえず、例の新兵器は、用意できましたがあれはまだ試作品なので効果はあまり期待しないでくださいよ。効果も長くて30分が限界です」
シープドック隊の隊長、シープ1がハンドラーにそう言うと。
「30分もあれば十分だ。30分後にはハウンドドック隊が第二基地の主砲を全て破壊する予定だからな」
と、答えた。
「まもなく作戦開始時間です」
レベッカの報告を受け夜明けを待った。
「さてと私もそろそろ戻りますか」
シープ1もジムキャノンのコックピットに戻った。時間が経ちそして太陽がのぼり始めると。
「作戦開始!ミノフスキー粒子を散布しろ!」
「了解!」
ハンドラーの指示でレベッカは、ミノフスキー粒子を散布し始めた。
「よっしゃぁ!!全員武器を持ったな!!突撃じゃァァァァァ!!」
バトル1がそう言って右手にロケットランチャー左手にミサイルランチャーを持って突撃した。バトル2、バトル3もバトル1に続いた。
「お、おい、待て!!陽動作戦・・・じゃなくてそもそもこんな攻城戦で突撃するバカがあるか!!」
バトルドック隊の突撃に面食らったシープドック隊は、慌ててキャノン砲を構え支援砲撃を始めようとした。
「隊長!メガ粒子砲来ます!」
バトル2がバトル1にそう言うと。
「構うな!!俺達の仕事はなんだ!?」
と、言った。
「突撃です!!」
バトル3がそう答えバトル1は満足そうに笑った。
「なら、俺達は何も考えず真っ正面の敵を食い散らかすだけだ!!」
そう言ってる間にメガ粒子砲が飛んできた。これが普通の兵士ならビビって足を止めてしまいそのまま撃破されるのがオチかもしれないがバトルドック隊に恐怖心はない。ただ、前に出て戦う。突撃して敵を食い散らかす。それしか頭にない。故にバトルドック隊は、ブースターを最大に負荷して極太ビームを通り抜けた。
「オラ!くらいやがれ!!」
そう言ってバトルドック隊は、ミサイルランチャーとロケットランチャーで攻撃を始めた。
「ビーム撹乱ミサイル発射用意」
ハンドラーが指示を出すとホバートラックの隣にランチャーを詰んだ戦闘車両が来た。ランチャーを動かして空に向けてミサイルを6発発射するとミサイルは空で爆発し謎の粒子がハンドラー達を包んだ。
「ビーム撹乱幕展開に成功しました!」
「どれだけの効果があるか」
ハンドラーは、腕を組んで見ているとメガ粒子砲を撃って来た。しかし、極太ビームは撹乱幕の中に入るとビームは拡散し無力化された。
「ほぉ、計算通りの結果みたいだな。これでしばらくはメガ粒子砲を気にせず攻撃できるだろう」
確認したジープドック隊も攻撃を始めた。右肩のキャノン砲から次々と砲弾が発射され第二基地に攻撃を始めた。メガ粒子砲が効かないと理解したのかジオンも基地内にあったザクキャノンとザクハーフキャノンを出撃させあらゆるところにある入り口から砲弾と弾幕が襲いかかった。
「うおっと!そう簡単にやられるかよ!」
バトル1はザクキャノンの砲撃を躱しミサイルランチャーを向けるとミサイルを2発発射した。1発は目の前に着弾して爆発土煙を起こすと2発目はザクキャノンに命中するとザクキャノンは、撃破された。
「シープ3、足下を狙え」
シープ1が命令するとザクキャノンとザクハーフキャノンの足下を砲撃で崩した。足下を崩されたザクキャノンとザクハーフキャノンは、体勢を崩しそこをシープ1とシープ2が狙ったがバトルドック隊が横取りをした。ロケットランチャーやミサイルランチャーを撃ち込まれザクキャノンとザクハーフキャノンは撃破されそれを見たシープ1は。
「・・・・まぁ、いいでしょう。これで私達は支援砲撃に集中できるのですから」
と言った。
激しい戦闘が続く中、ハンドラーは疑問を感じていた。
(おかしい。第二基地の主砲は全てで5つ。3つは、こちらに向けて撃ってきているが残りの2つは、なぜ撃たない?)
3つの主砲は、ドッグズの射程圏内に入っており残り2つは、位置的に撃つことができない。そこまではハンドラーは理解できたが。
(マゼラン級の主砲を取り付けられたんだ。情報も既にジオンにも渡っているはず。なのになぜ、残りの主砲で攻略部隊本隊を攻撃しないんだ?)
本隊を指揮している司令官も第二基地の砲撃支援を警戒していた。なのにまったく動かない。ハンドラーはどういうことなのか理解できなかった。
(罠でも仕掛けいるのか?それとも何か別の作戦を用意しているのか?)
ハンドラーはジオンが用意してると思われる手を考えていると。
「ハンドラー。もうすぐ時間になります」
作戦開始からもう少しで30分経ちそうになっていた。
「そうか。ハウンドドック隊の奴ら、間に合ってるといいが」
そうして30分が経った。計算通り、ビーム撹乱幕の効果が消え始めた。
「喰らいつくせ。ハウンドドック」
ハンドラーがそう言った瞬間、たくさんのビームが飛んできて第二基地の主砲に襲いかかった。