機動戦士ガンダム-ハウンドドック-   作:ナイトメア・ゼロ

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23話 バトルドック隊救出作戦

 マドラス第三基地の偵察映像をハンドラーは見ていた。

 

「やはり、黒騎士隊が居たか」

 

 映像には予想通り黒騎士のエンブレムが描かれた陸戦高機動型ザクが2機もいた。

 

(連邦軍も大規模反抗参戦【オデッサ作戦】がもう時期始まる。マドラスからオデッサに黒騎士隊の援軍を送られる前にここにいる黒騎士隊のエースを狩っておかなればな)

 

 ハンドラーは、そう考えて司令官に連絡を入れようとすると。

 

「ハンドラー!大変です!」

 

 レベッカが入って来た。

 

「どうした?」

 

「バトルドック隊からの緊急通信です!現在、黒騎士隊との交戦に入りすぐに援軍を送ってほしいと!」

 

「バトルドックが黒騎士隊の防衛エリアに入ったか。分かった、ハウンドドックを向かわせろ」

 

「了解!」

 

 レベッカは、敬礼をするとハンドラーの指揮官室から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ったく、偵察から戻って来たのにもう出撃かよ!しかもよりによってバトルドック隊の救出かよ!」

 

 そう言って、ハウンド2は、陸戦型ジム・ハウンドドック仕様に乗り込んだ。

 

「そう言うなよハウンド2。それにお前にとっちゃバトルドックに借りを作る良い機会だろ?」

 

 ハウンド1もそう言いながらガンダム・ハウンドドックに乗り込んだ。

 

「そりゃ、そうですけど!」

 

「いいから行くよ。どっちにしてもドッグズにとって貴重な戦力なんだから」

 

 ハウンド3も陸戦型ジム・ハウンドドック仕様に乗り込み全機起動ししゃがみ状態から立ち上がった。

 

「聞こえてますかハウンドドック?」

 

「あぁ、聞こえてるぞレベッカ」

 

「それでは任務内容を説明します。今回の任務はジオンのエース部隊、黒騎士隊と戦闘をしているバトルドック隊の救援です。情報によればすでにバトル2の機体が中破状態になりバトルドック隊もなんとか交戦している状態にあります。作戦はハウンドドック隊にお任せいたしますが可能な限り早い救援をお願いします」

 

「もちろんだけどレベッカ任せろ」

 

 そう言ってハウンド1は親指を立てると。

 

「ハウンドドック隊、出撃するぞ!」

 

「あぁ!」

 

「はい!」

 

 ハウンドドック隊が第二基地から飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バトルドック隊の戦場はかなりカオスだった。

 

「お前ら!なんとしてでも持ち堪えろ!レベッカからハウンドドック隊を援軍として送るって言ってきたんだ!持ち堪えれば俺達の勝利だ!」

 

 バトル1は、そう言ってロケットランチャーを撃ちザクを撃破した。

 

「持ち堪えろって隊長!無理ですって!敵は黒騎士隊と思われる高機動型のザクが2機、ザクが6機もいるんですよ!?」

 

「完全に数で負けてるぜ!」

 

 バトル3は、泣き言を言いながらロケットランチャーと100ミリマシンガンを撃ち中破したバトル2は、片手で100ミリマシンガンを撃ちまくっていた。

 

「大丈夫だ!悔しいがハウンドドック隊は、必ず間に合う!アイツらが来るまで持ち堪えるんだ!!」

 

 そう言ってバトル1は、ミサイルランチャーを全て撃ち尽くしミサイルランチャーを捨てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハウンドドック隊・・・・というよりドーベル・ウィンターズと出会ったのは海中資源回収基地である【バリスタ基地】だった。戦争が始まりジオンが地球に降りてくるとジオンはモビルスーツの力でどんどん支配領域を広めて行った。当時、戦車兵だった俺達も最前線でジオンのザクと戦ったことがあるが61じゃ話にもならず結局、部隊は、運良く生き残った俺達を除いて全滅。戦争は主役はモビルスーツに変わったと身をもって感じた。

 そんなある日だった。連邦軍もモビルスーツの開発、量産を始めると言う話を聞いた。俺は真っ先にパイロットへの志願を希望し適性試験を合格するとバリスタ基地に向かうことになった。

 一応、言っておくが確かにここは海中資源回収基地だが、情勢が変わり海底奥深くにモビルスーツの秘密実験基地があるんだ。

 俺はそこに送られた。

 そして、その基地で俺はドーベル・ウィンターズに出会った。最初は、ジオン出身と聞いて「なんで、ジオンの人間が連邦軍に入隊してるんだよ」と、思ったがアイツの入隊理由はかなりまともだった。

 

『元故郷の暴走を止めたい』

 

 それを聞いてこいつは、ジオンの人間としてはかなりまともな奴なんだなと思った。

 そしてモビルスーツの訓練が始まるとアイツは俺達以上の才能を見せた。自分はただの凡人だって言っていたがそれが嫌味に聞こえるほどの才能だった。

 シュミレーションだったとはいえ俺達がアイツに勝てたのは片手で数える程度しかない。だからこそ、アイツがハンドラーに期待されているのもガンダムを任せられるのも、納得はしている。

だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、俺達にも意地がある」

 

 バトル1がそう言うとバトル2、バトル3を見た。バトル2は、ため息をつきながらも覚悟を決めバトル3はニヤリと笑った。

 

「それでこそバトルドックだ。全機、突撃!!」

 

 バトル1がそう言うとロケットランチャーと100ミリマシンガンを両手に持ち突撃しながら撃ちまくった。

 

「ありったけの弾を奴らにくれてやれ!!」

 

 そう言ってミサイルや100ミリ弾の弾幕でザクは全滅したが黒騎士隊の陸戦高機動型ザクは、全てを躱し受け流し1機がザクバズーカを撃った。

 

「どわぁぁぁっ!!」

 

 バトル1が足下を撃たれ体勢を崩し倒れた。

 

「「隊長!!」」

 

 そしてヒートホークを持った陸戦高機動型ザクがバトル1にトドメを刺そうとした瞬間。

 

「!?」

 

 陸戦高機動型ザクがどこからともなく現れたガンダム・ハウンドドックに飛び蹴りをされ後ろに吹っ飛ばされた。

 

「やっと来たか!?ハウンドドック!!」

 

 そのまま、ハウンド1は、ガトリング砲を構え陸戦高機動型ザクに向けて激しい弾幕を撃った。陸戦高機動型ザクは、両腕をクロスしてガードするような体勢になったが弾幕の嵐に耐えきれず装甲にどんどん穴があいていき遂にはバチバチとスパークを起こし爆発した。

 

「助けてもらった反応がそれか!?バトルドック!!」

 

 ハウンド2がビームサーベルでザクバズーカをぶった斬りハウンド3がタックルで陸戦高機動型ザクを吹っ飛ばすとそのままハウンド1はビームライフルを構え陸戦高機動型ザクの頭を撃ち抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クッソ。援軍要請したとはいえせっかくの手柄を横取りされたぜ」

 

 バトル1は、クックックッと笑いながらそう言うと。

 

「悪いがエースの撃破数は、俺達が頂くぜ」

 

 ハウンド2は、そう言って挑発的な笑みを浮かべながらバトル1に手を貸した。

 

「余計なことを言うなハウンド2。それよりも黒騎士隊のエースが降伏した。捕虜としてさっさと戻るぞ」

 

 ハウンド1はそう言って捕虜を捕縛しバトルドック隊は、ハウンドドック隊の手を借りながら帰還するのだった。

 

(黒騎士隊のエースが捕虜にできたのはでかいな。これならリーファのことで話が聞けるかも)

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