海中から飛んできた攻撃がバトル3の頭を貫き、シープ2の左足を付け根から破壊しシープ3の頭をキャノン砲を破壊しハウンド3の右足を破壊した。
「な、なんだ!?」
突然のことにバトル1は驚愕した。
「海中からビームと魚雷が飛んで来たぞ!?」
ハウンド2も驚いていると海中から何かが勢いよく飛び出した。
「何!?」
その瞬間、シープ1の頭が何かに貫かれた。そしてハウンド1にも襲いかかった。
「危な!!」
ハウンド1は、咄嗟にビームライフルを捨てて両手でそれを掴んで止めた。それは腕だった。しかし、それはザクのような通常のマニピュレータをつけた腕じゃなく爪のような三本のブレードが付いた腕だった。
「な、なんだこいつ!?」
そして腕の先を見るとそいつはザクでもグフでもドムでもない新型のモビルスーツだった。
「この!」
ハウンド1は、ガトリング砲を向けるがそれよりも先に爪が開き真ん中にある砲口がハウンド1の頭を狙っていた。
「やばい!」
危機を感じたハウンド1は、新型機に回し蹴りをすると腕は別の方向を向きあらぬ方向にビームが飛んでいった。
「こいつ、メガ粒子砲を固定武装にしてるのか!?」
距離がひらきガトリング砲を向け弾丸を撃ちまくるがガトリング砲は、躱された。
「隊長!」
ハウンド2がビームサーベルを抜き振り下ろすが爪でガードされカウンターをくらいそうになったがなんとかブースターを吹かしてバックステップをとり躱した。
「な、なんだこいつ!?」
目の前の機体は、ドッグズには、まだ情報が来てないがその機体はゴックの発展機である水陸両用モビルスーツ【ズゴック】だった。
「チッ!!」
ハウンド2は、ビームライフルを構えてズゴックに向けてビームを撃つがビームは躱された。その際にズゴックの左側頭部に黒騎士隊のエンブレムが見えた。
「こいつらやっぱり黒騎士隊か!」
そう言ってハウンド1は、ズゴックに向けてガトリング砲を撃ちまくるとズゴックは、両腕をクロスしてガードしながらバックステップをとり水中に潜った。それを見た二機目のズゴックも海の中に飛び込んだ。
「野郎!逃がすか!!」
そう言ってバトル1がズゴックを追いかけて海に飛び込んだ。
「ば、バカ!敵の得意な場所に自分から飛び込んでどうするんですか!」
「隊長、俺達も!」
そう言ってハウンド2も追いかけようとするが。
「だから飛び込むなって!敵の誘いに乗ってどうするんだよ!」
「けど、このままほっといたらバトル1は死ぬぞ!」
「だからって俺達が飛び込んだところで水中用装備なんて持ってないんだからどうにもできないよ!」
一方、ズゴックを追いかけて水中に飛び込んだバトル1はいいように嬲り殺しにされていた。
「クソ、しくった!なんで俺は水中用装備なんて持ってないのに追撃しちまったんだ!?」
そう言って、ロケットランチャーでミサイルを撃ったり100ミリマシンガンを連射するが海中なので威力も射程距離も落ちうまく攻撃ができなかった。
「ぐあっ!!」
そうやってる間にズゴックは、頭突きをしてバトル1を吹っ飛ばし海底に叩きつけた。
「マジでヤバい!とにかく、早く地上に!」
そう言ってブースターを吹かしてなんとか海中から這い上がろうとしたがズゴックのビームがバトル1の近くに命中し海底の泥が舞いバトル1の視界を奪った。
「せ、せめて、ビームライフルがあれば・・・・・そうだ!」
この時、バトル1は奇跡的なアイディアが浮かんだ。それと同時に。
「ん?」
何かが落ちてきた。最初は瓦礫かと思ったがよく見るとそれはモビルスーツ用の兵装だった。
「なんだあれ?」
「本当にあんなの落としてよかったのか隊長!?」
ハウンド2がそう言うと。
「俺に文句言うなよ!文句はハンドラーに言ってくれ!」
と、ハウンド1が答えた。
「安心しろハウンドドック」
ハンドラーの通信が来るとハウンド2は、ため息を吐き。
「本当に大丈夫なんだろうなハンドラー!?あんな、スピアガンみたいなのを落として!もし、バトル1が使えませんでしたら話にならねぇぞ!」
「心配するな。さっきのはおそらく【ハープーン・ガン】。アクア・ジム用に作られた水中用兵装だ。連邦製の兵装だからバトルドックも問題なく使えるはずだ」
ハウンド2を安心させるように言うと。
「だけど、なんで、こんな所に連邦の兵装があるんだ?」
「おそらく、ジオンが鹵獲したのだと思われます。鹵獲したのはいいものの特に価値のある兵装ではなかったので倉庫に放り込んでいたのでしょう」
バトル3の疑問にレベッカが答えた。
「或いは、何か別の理由があるか」
シープ1が割り込むようにそう言った。
(・・・・・それにしてもあれは、まだ、モルモット隊に配備されたばかりの兵装のはず。ここにいるモビルスーツ隊は、私達だけのはずなのにこいつらは一体どこから持ってきたんだ?)
バトル1は、落ちてきたハープーン・ガンを手にするとロックが解除され使用できる状態になった。
「聞こえてるなバトル1」
ハンドラーからの通信が来た。
「いいか。そいつは、連邦軍が開発したハープーン・ガンという水中用兵装だ。そいつを使え!」
「了解!」
バトル1は、突っ込んでくるズゴックに向けてハープーン・ガンを構えた。ズゴックは、バトル1に向けて頭の魚雷を撃つがバトル1は、ブースターを吹かして少しだけ浮上するとそのまま一本のモリをズゴックに向けて発射した。
モリは、ズゴックの頭に命中しそのままコックピット部まで貫いたのかズゴックは、スピードを緩めずそのまま海底に落ちると爆発した。
相方がやられたのを見たズゴックは、慌てて地上に上がり逃げようとした。しかし、そこを待ち構えてたようにビームライフルを構えたハウンド1がいた。
「くらえ!」
そう言ってビームを撃った。ビームは、運良くズゴックのコックピットを貫きそのままもう1機のズゴックは海中に落ちた。
「やったのか?」
「隊長は、生きてるのかよ!?」
ハウンド1は、フーッと息を吐いてからフラグじみたことを言いバトル2は、バトル1のことを心配していた。
そして、マドラス第三基地は、無事、奪還に成功し黒騎士隊のメンバーも倒すことに成功したのだった。