機動戦士ガンダム-ハウンドドック-   作:ナイトメア・ゼロ

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40話 エース狩りの猟犬VS黒騎士②

 先手はドーベルからだった。ドーベルは、急上昇して上下ガトリング砲を向けると弾幕を張った。レックスは、背中のドムの足のような大型バックパックのブースターを吹かしドーベルの攻撃を余裕で躱しビームバズーカを構えた。

 

「死ねぇ!!ドーベル!!」

 

 レックスは、大型のビームを撃つがドーベルもブースターを吹かして高機動で動きながらガトリング砲を撃ちまくった。

 

「そんな豆鉄砲が効くか!!」

 

 レックスは、ドーベルの攻撃に怒りを覚えビームバズーカを撃ちまくった。

 

「確かに一発は重いけど当たらなきゃ意味がないだろ」

 

 そう言ってドーベルは、停止してキャノン砲を撃った。しかし、レックスの砲弾はデブリに当たり命中せずレックスは反撃してきた。ドーベルは、ブースターを吹かして左に緊急回避して弾幕を張った。

 

「死ね!ドーベル!」

 

 ビームバズーカのビームをギリギリで躱しドーベルは冷や汗を流した。

 

「いくらジーラインでもこんな高威力のビームをくらったらたまったもんじゃねーぞ」

 

 そう言って左腕の3連装ミサイルランチャーを構えミサイルを1発発射した。しかし、ミサイルは、リックドムPR型の胸部拡散メガ粒子砲に撃ち貫かれ迎撃された。

 

「!ドムのフラッシュじゃない。なるほど、レックスが乗ってる3本足は、ビーム兵器が主兵装の機体なのか。これじゃ、完全に真逆だな」

 

 そう言って破壊された戦艦のデブリを見つけるとそれにガトリング砲を向け撃った。戦艦のデブリは、破壊されてその破片が両者に襲いかかった。

 

「目眩しか!」

 

 レックスのもとに飛んできた大きなデブリは、ビームバズーカで破壊しドーベルを見つけ出そうとすると。

 

「!!」

 

 背後から殺気を感じ取り急降下、ドーベルのキャノン砲を回避した。

 

「なっ!?死角からついたんだぞ!?なんで躱せるんだよ!?」

 

 攻撃を躱されたことに驚愕しブースターを吹かして上昇するとそのまま下にいるレックスにガトリング砲を撃った。しかし、ガトリング砲の弾幕は全て躱されビームサーベルをフェンシングのように構えて突撃してきた。

 

「近接武器もビーム兵器かよ!?」

 

 ブースターを吹かして後ろに下がりビームサーベルを躱したがそれでも鋭い突きが装甲を擦り一部だけ溶けてしまった。

 

「くらえ!!」

 

 左腕の3連装ミサイルランチャーから2発目のミサイルを撃ち距離が近かったおかげか右肩部にミサイルが命中した。

 

「ドムの装甲を舐めるな!!」

 

「クソ、あんまり効いてないのか!?」

 

 2人の弾幕とビームは、激しく行き交いこれだけ激しい戦いをしているのにも関わらずお互いにまだクリーンヒットはなかった。

 すると。

 

「!?レーダーが・・・・ミノフスキー粒子の濃度が上がったのか!?」

 

 そして更にロックオンアラームが鳴りその方向を見るとそこにはムサイがいた。ムサイのメガ粒子砲がとんできたがレックスは攻撃を躱し反撃をしようとすると。

 

「邪魔をするな!!」

 

 なんと、レックスがビームバズーカで味方のムサイを攻撃する撃破してしまったのだ。

 

「なっ!?レックス!!お前何やってんだ!?」

 

 突然の凶行にドーベルは驚愕し声を上げた。

 

「レックス!!あれはお前の仲間じゃなかったのかよ!?なんで、仲間を攻撃したんだ!?」

 

「黙れドーベル!!リーファを殺して、俺達を!!ジオンを裏切ったお前に言われたくない!!」

 

 レックスはビームバズーカでビームを撃つがドーベルは素早くデブリに隠れ攻撃を躱した。

 

「お前さえ!お前さえいなくなればぁぁぁぁぁっ!!!」

 

「レックス、そんなに俺を怨んでるのか?」

 

 ビームバズーカを躱しガトリング砲で反撃をしながら後ろに下がると。

 

「かはっ!!」

 

 後ろが疎かになっていた。デブリがドーベルのプロトジーラインとぶつかってしまい動きが止まってしまった。

 

「ヤバ!!」

 

 慌てて離脱しようとしたが遅かった。

 

「これで終わりだドーベル!!」

 

 ビームバズーカを構えたレックスがビームバズーカのエネルギーを溜め胸部拡散メガ粒子砲にもエネルギーを溜め始めた。

 

「間に合わない」

 

 ドーベルの頭の中には走馬灯が宿り本気で終わったと思った。

 

(母さん、父さん、レベッカ、ごめん。死んだわ。リーファ、ごめん。俺じゃレックスを止められなかった)

 

 心の中で両親と恋人、そして死んだ幼馴染のリーファに謝罪をし目を瞑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

「えっ?」

 

 なんと運良く、戦艦のデブリがドーベルの前を漂い盾になったのだ。ビームの爆風に吹き飛ばされるもドーベルは、ブースターを吹かしなんとか体勢を整えた。

 

「危なかった!こんなピンチでもラッキーなことは起きるんだな」

 

 そう言ってドーベルは、距離を取った。

 

「?」

 

 そして、すぐにレックスの様子がおかしいと感じた。レックスが追撃をして来なかったのだ。リックドムPR型のモノアイは、まるで信じられないものを見てるかのようにドーベルを見続けていた。

 

「なんだ?どうしたんだレックスの奴」

 

 ドーベルは、警戒をしていると。

 

「なんでだ・・・・・なんでなんだ」

 

と、言い始めた。

 

「なんで、いつもいつも、お前は、俺が欲しかったものを手に入れるんだ!!」

 

「?」

 

「死んでも!そいつの隣がいいのか!?リーファ!!」

 

 レックスは怒りの表情でそう言った。

 

「なんだ?どうなってるんだ?麻薬(クスリ)でもやっちまったのか、レックス?」

 

 レックスは、強化手術によりニュータイプに覚醒した人間だ。そしてドーベルは、オールドタイプ。故にドーベルは気づいていなかった。ドーベルの隣にはリーファの魂が存在し一緒にレックスと戦っていることに。

 そしてニュータイプに覚醒したレックスは、リーファの魂が目に見えていたのだ。

 

「なんでだ!!なんでなんだ!!なんで俺が欲しいものは全部お前のもとに行くんだよ!!」

 

 そう言ってレックスは、ビームバズーカを撃った。

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