大型陸戦艇ダブデは、砲撃を続けていた。
「この方向だと・・・・第一基地攻略部隊の方に遠距離砲撃をしてるんだな」
「こんな所にこんなのを隠してたなんて・・・・灯台下暗しっていうかなんていうか」
「それよりも隊長。これってさ、こいつを破壊すれば俺達、相当の手柄にならねーか?」
ハウンド2の言葉にハウンド1が少し考えた。そして。
「弾はまだあるか?」
と、訊いた。
2人は親指を立てて弾がまだある事を伝えるとハウンド1は100ミリマシンガンを構えた。
「敵はまだ俺達が接近してることに気づいてない。俺とハウンド2で陽動するからハウンド3はロケットランチャーで」
その時だった。
ハウンド1にミサイルが飛んできた。反射的にショートシールドでガードすると目の前にいたのはミサイルランチャーを乗せた戦闘車両だった。ハウンド2が100ミリマシンガンで撃破すると大型陸戦艇ダブデは、ハウンドドック隊の存在に気づき副砲でハウンドドック隊を攻撃した。
「散開!!」
ハウンドドック隊は、ブーストを吹かして散開した。各自建物の後ろに隠れた。ハウンド1は、ブーストを吹かして大きくジャンプをすると上空から100ミリマシンガンを連射した。
「ハウンド2!地上から撃ちまくれ!」
「了解!」
ハウンド2も建物に隠れながら100ミリマシンガンを連射した。ハウンド1は、大型陸戦艇ダブデの副砲が命中すると。
「ウワアアアアァァァァ!!!」
悲鳴をあげて落ちた。
「隊長!」
「俺に構うな!とにかく撃ちまくれ!」
ハウンド1がそう命令するとハウンド3が回り込んでロケットランチャーを撃った。ミサイルは、大型陸戦艇ダブデに向かって行き命中した。
「ロケットランチャー命中!次弾撃ちます!」
ハウンド3がそう言うと。
「!?」
ハウンド3に機銃が命中した。上空を見るとそこには戦闘ヘリが飛んでいた。
「鬱陶しいな!」
ハウンド3は、建物の瓦礫を拾いそれを戦闘ヘリに目掛けて投げた。戦闘ヘリは、瓦礫を避けきれず命中し爆発した。
「ハウンド2!挟んで副砲を破壊するぞ!」
「了解!」
ハウンド1、ハウンド2は、挟み撃ちをして副砲に目掛けて100ミリマシンガンを連射した。100ミリ弾は命中して副砲が爆発するとハウンド1は、ビームサーベルを抜きそのまま主砲に目掛けてブーストを吹かして高速移動をするとそのまま主砲にビームサーベルを突き刺した。
ハウンド3もロケットランチャーで主砲を破壊した。ハウンド2は、そのままメインブリッジに100ミリマシンガンを合わせると。
「ま、待ってくれ!」
オープンチャンネルで大型陸戦艇ダブデから声が響いた。
「我々は、攻撃能力を失った!よって、我々は、降伏する!」
「降伏?どうする隊長?」
ハウンド2に訊かれると。
「降伏を受諾する。乗組員は、武装を解除して出てきてください」
ハウンド1は、降伏を受け入れた。
「チッ、せっかくでっかい手柄だったのに受け入れるのかよ」
ハウンド2は不貞腐れた顔をしながら言った。
「そうか?これでも十分な手柄だと思うんだけどハウンド2」
ハウンド1はそう答えた。
「砲撃が止んだ?」
マドラス攻略司令官は、大型陸戦艇ダブデの砲撃が止んでホッとしていた。
「ハウンドドック隊ですね。彼らの活躍で砲撃が無力化されたようです」
姿勢を低くしオペレーターを庇っていたハンドラーは、そう言うと。
「司令官、今が好機。残存部隊を集結させ一気に第一基地を落とすべきです」
「そうだな。バトルドック隊はどうなってる?」
「バトルドック隊は、こちらの命令を聞く前にすでに突撃しています」
バトルドック隊の行動を聞くと司令官は、指示を出した。
「砲撃という切り札が無くなった今、流れは我々が掴んだ!全部隊、突撃せよ!」
「了解。全部隊、突撃せよ!」
マドラス攻略司令官の指示を受けオペレーターが各部隊に伝達すると全部隊、第一基地への総攻撃を開始した。
そして総攻撃から約2時間後、第一基地は連邦軍の手に落ちマドラス基地、奪還の土台が完成したのだった。
マドラス本拠地のエースパイロット専用の個室。薄暗い部屋の中にあるベッドの上で2人の男女が絡み合っていた。・・・・・いや、この表現は間違っているのかもしれない。
女性は、男性のことを見ておらず、ずっと暗闇の空間を眺めていた。男性はただひたすら女性に腰を振っていた。しかし、女性は、なんの反応も見せず男性はイラ立っていた
すると。
「何の用だ!」
外にいたジオン兵が、ビクリッ!と、体を震わせた。
「し、失礼します」
ジオン兵は扉を開けて中に入ると震えながら敬礼をした。
「ま、マドラス司令官からの指令書を、と、届けに参りました」
恐怖から来てるのかジオン兵が差し出した指令書も震えていた。男性は立ち上がりジオン兵から指令書を取り上げると。
「・・・・・・ほぉ、第135基地が連邦軍に奪還されたのか。そして、俺達の出番ってわけか」
男性はニヤリと笑うとジオン兵はもう我慢できず、
「し、失礼しました!!」
慌てて部屋から出て行った。
「フフフッ。久しぶりの任務だ。腕が鳴るぜ。なぁー、リーファ」
男性は、女性の名前を呼ぶが反応がなかった。
「チッ。まぁいい、新しく俺達に配備された専用モビルスーツの実践テストをするのにもちょうどいい」
男性は、フフフッと不気味な笑い声を部屋に響かせるのだった。