段々投稿頻度が遅くなってしまい申し訳ありません!まぁ、ゆっくりやっていくつもりなのでゆる〜〜〜く見て頂けると私も安心できます。
それではどうぞ!
一章第一話 ろくでなし魔術講師の日常生活
sideグレン
グレンの学院での教師としての業務でこの状況はキツイ!と思ったことはあまりなかった筈だ。しかし、今やっていることは教師の業務内容よりも遥かににキツいことをやっている。もはや、腕や足はパンパン、もう動きたくないと告げている。
「くそっ。マジかよ。キツすぎる・・・」
カンカンの太陽が放つ暑い日差し。じいさんから昨日もらった余り物の服は泥と汗でベッタリと汚れている。そして今もグレンが両手で持っているものーーーー農業用の鍬を手に振りまくり叫んだ。
「あ〜〜〜〜!!!!いつまでやるんだよこの農作業!!!ええ〜い、無職バンザ〜〜〜〜イッ!!!」
まぁ、畑仕事をやっているだけである。
「なんじゃ、もう泣きごとをゆうとるのか?まだ初めてから三時間しか経っとらんというのに情け無いのぅ。ほれ、あと少し休憩までにこの畑まで終わらせておきたいんじゃ。さっさとやるぞ」
「ああ〜〜〜〜!!!!もう無理〜〜〜〜!!!!もう歩くのも疲れちまうよ、レウスの爺さん!!」
「なんじゃ、情け無い。そんな力ではとてもではないがこの世界を生きていけんぞぉ、グレン」
「くっそ〜〜、余裕ぶっこきやがって・・・・」
グレンがこんな状況になったのかは今朝の出来事が原因である。
グレンはベルとレウスと一緒に朝食を食べてしばらくしてのこと。ベルが文字などの勉強をしているのを横目に見ながらグレンは何から取り掛かろうかと思っていた時
「グレン、お主は鍬の扱いに長けておるか?」
そう、レウスが言って来た。
「いきなりなんだよレウスの爺さん・・・、鍬はあんまり使ったことがないがまぁ、土仕事はやったことがあるぜ。というか学院で偶に枯れたり、折れたりしてる花とかは俺が植え直したりしてるぜ。」
普通に嘘である。
いや、植えているという事はあっているのだがその原因となるのは大抵、グレンが遅刻しそうだったので踏みつけたり、薬品などを間違えて枯らしてしまったりしているのだ。それをリック学院長やハーレ・・・・ええっと・・・・ハーなんとか先輩に見つかり植え直すように言われて直す。つまり大体グレンの自業自得である。
「そうか。そうであれば話は早い。儂の仕事を手伝ってもらうぞ。ちょうど若い人手が欲しいと思ってたからのぅ。渡りに船じゃな」
そう言われて早3時間の労働をしていたのである。
「なんっで3時間もたって座って鍬で耕してを繰り返して汗数滴で済んでるんだよ!」
「まぁ、儂は慣れじゃわい。まぁ、そんなに心配せんでもそのうち慣れてきてきっと苦じゃ無くなるぞぅ、わっはっはっは!」
「いや、そんなわけ無いだろうが!!」
普通に手伝わなければ良かったと思うグレンだった。
その少し後、休憩になり、木陰へと移動して水などを飲む。
「ッップッハ〜〜!!生き返った〜〜!!」
「疲れておるのう、グレン」
「あったりまえだわ!何も魔術を掛けずに慣れない作業やったらこうなるわ!」
「まぁ、そうじゃろうな。しかしお主は何故魔術を使わないんじゃ?魔術で畑を耕したり、お主の力を底上げさせたりしても良かったのではないかの?」
「いつもならそうしてたんだがな・・・」
そうグレンがため息をつきながら続ける。
「流石にこんな開けてて人目につく場所では魔術は怖くて使えねぇよ。誰に見られているかわからない状況じゃな」
「まぁそれもそうじゃの」
「あぁ」
そう言って少しの間沈黙が場を駆ける。その沈黙を覆したのは
「ありがとう、と言ったところかの。グレン」
レウスだった。
「・・・俺は何もやってないが、何にありがとうっていうんだよ」
「ベルの言葉に真剣に向き合ってくれたことじゃよ」
そうレウスは言った。グレンは一瞬怒鳴られるかと思い冷や汗をかきながらも自分が思った疑問を質問する。
「この村ってベルと同じ年齢の子供は・・・・」
「おらんよ。そもそもここは半数以上が老人の村じゃよ。ベルの年齢に近いものなんて四、五歳くらいは離れとるじゃろう。じゃから村のものはベルの事を可愛がってその内心で心配しておるよ」
「やっぱそうだったんだな。・・・だから俺が村に来たらあんなに殺気だったんだな」
昨日、ベルを背負いレウスの爺さんの家に行く途中、村人たちにベルが無事に見つかった旨を伝えに寄った時のことだった。この辺で見ない青年がいた為、村人たちはかなりグレンに対して胡乱げな眼差しで見つめてきた。幸いにもレウスの爺さんのお陰で誤解は解かれ、グレンは村人たちにベルを助けてくれてありがとうとそれぞれに言われた。
「ベルは・・・良い子だよな。純粋で夢に向かって真っ直ぐに進むことができる。それは他の人たちも分かっているから余計にベルのことを心配するんだろうな。」
そう、グレンは思う。
「俺も昔はそういう一人も殺さずに救うような『正義の魔法使い』に憧れていたが、ベルがなりたいような万人にとっての英雄にはなれないだろうな。特に色々魔術の闇を経験してきた今の俺じゃそう思うよ。こんな人の血で汚れた俺に本当にあの子の師匠が務まるのか?ってな」
かつて特務分室で数々の人の生き死にを経験してきたグレン。そこで救えた命もあれば零れ落ちた命もあった。その現実に傷心したグレンにはセラが支えてくれていたから折れないで特務分室に所属していた。それがベルには出来ないだろう。
今のベルには自分がこの世界にくる前に頼れると言ったのは今のところレウスの爺さんや村の人たちくらいしかいなかったらしい。この村では娯楽もレウスの爺さんが書いたという英雄譚くらいと言っていた。それくらい何もない村である。ベルは外のことを何も知らない子どもである。ただ夢に向かって走ろうとする少年をどうすればいいかわからない。
「自分の答えでいいんじゃよ。グレン」
そう、レウスの爺さんが言ってきた。
「儂はこの件は関係ないがグレン、お前さんの意見を尊重する。もし村人が何か言ってきたとしても説得して見せよう。ベルが泣いてきたとしても儂がベルを慰めよう。じゃから、真剣に考えて欲しいんじゃ」
そう言って山小屋へと向かうレウス。その途中で
「後はおまえさん次第じゃ」
と言った。それきり振り返らずに山小屋へと戻っていく。
その背中を見つめながらグレンはベルの弟子入りの件について考えていく。
ロクアカのラノベ見ながらちびちびやっているうちに一週間以上過ぎていた・・だとっ!!
・・・まぁ、自己紹介欄に月に3、4回くらいの更新ペースって書いてたしまぁいけるか!・・・失踪しないよう頑張って書いて来ます。