白兎の師匠はろくでなし魔術講師   作:LIFEサガ

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第2話、投稿です。
プロローグと比べて投稿頻度が低くなって申し訳ないと思います。出来るだけ毎週の週末午後に投稿するように頑張るようにします。
ではどうぞ!


一章第二話 レウスの爺さんの話

畑仕事を終わらせたその晩・・・

 

「あぁおおおおお!!久しぶりの飯だぁああああ!!!」

 

グレンは一心不乱にご飯をかき込んでいた。昼間農作業で昼食も簡単なパンの様なもの(ものすっごく硬い)しか食べていなかったグレンに出来立ての料理は食欲を最大限にしてしまった。実はグレン、細身の身体だがかなりの大食漢なのである。ということで・・・

 

「すまんベル、かなり食べちまったな。お前が食べる分あるのか?何なら俺も簡単な料理くらい出来るから作ってやろうか?」

 

あれだけ山盛りにされていた料理は一欠片も残さずグレンの腹の中に収まった。

 

「大丈夫ですよ、グレンさん。自分の分はもうとっています」

 

そう言ってベルが今机に自分の分の食事を持ってくる。持ってくるのだが

 

「・・・ちょっと多すぎないか?いや、これくらいの少年は食べ盛りだからこうなってもおかしくは・・・ない・・のか?」

 

グレンのおおよそ1.5倍の量が皿には載っていた。そう、実はベルもかなりの大食漢であったのだ。まぁ、食べ盛りもあるかもしれないが

 

(あの身体のどこにその量の料理が入るんだよっ!!)

 

そう思うグレン。しかしグレンの大食漢を見たものは凄まじく「お前が言うな」と言われること間違いなしである。

 

「と、そういえば・・・。レウスの爺さんはどこにいるんだ?」

 

「おじいちゃんは別の物を作ってますね。今日はお酒を飲むみたいなのであてになるようなものを作っているみたいですね」

 

「ほぅ。それを食べる前に聞けてたらちょっとセーブしてたんだけどな・・・」

 

「グレンさんってお酒飲めるんですね」

 

「あぁ〜〜、実はそこまで俺は酒が強い訳じゃなくてな・・・。俺の育ての親が結構料理の素材にこだわりがあるタイプでな。酒とかも俺が教師を務めてからは結構晩酌に付き合わされたな」

 

「あのー、教師って何ですか?グレンさんがいまやっていることですよね?」

 

「あぁ、確かにな。この世界がどうなのかは知らんが少なくともこんな辺境の村なんかじゃ学校や先生がいる訳ないか。えーっと教師ってのな」ギィイ、ガチャン!「それはじゃな、ベルよ!」「うぉっ、居たのか爺さん!」

 

急に両手に料理を持って入ってきたレウス。そして教師について説明する。

 

「教師というのは学校という場所で人にいろいろなことを教えるもののことを言うんじゃ。その熱弁で教師は甘い言葉を囁き女子生徒を誑かし、生徒と先生の禁断の関係に落とさせーー「るか馬鹿っ!!」ひぶぅっ」

 

グレンは拳で黙らせた。

 

「そんなことすりゃ俺は一発でお縄確定になるわっ!!あんま変なこと宣うとガチでぶっ飛ばすぞ!つうかベルも聞いてるんだから自重しろやエロジジイ!!」

 

「し、しかしのぅ」

 

「・・・って。ん・・?」

 

レウスのスケベ爺のような台詞にツッコミをしてたグレンはレウスの違和感に気づく。

 

「つか、何で爺さんは教師の事知ってんだ?この村にはそんなもん無いはずなのに」

 

「あ!・・・ああ〜。それはじゃのぅ〜〜。え〜。・・・そう!若い頃都会に行った時に見たことがあるんじゃよ。ハハっ本当ホントー」

 

レウスはいきなり挙動不審になり始めた。誤魔化しているが逆にすっごく怪しく見えて来る。

 

(いや、絶対この爺さん、なんか知ってんだろ!)

 

そう確信するグレン。逆にこんな挙動になっておいて関係なかったら驚くだろう。

 

「なぁ爺さん、あんたはーーー」

 

「おぉっとぉ、そういえばまだ作りかけの料理があるんじゃったぁ!!早速取りにいかんとなぁ!!」

 

レウスは凄い速さで台所に戻って行った。

 

「いや、はっや!!あの爺さん、本当に何者なんだよマジで。あっ・・ベル。お前の爺さんのことなんだが」

 

「おじいちゃんがどうしたんですか?」

 

「単刀直入に聞くんだがあの爺さんは何者なんだ?爺さんながら割と戦えるし、ここに無い施設なんかの単語なんかも知ってるなんておかし過ぎる。で、なんか知ってるか?」

 

「えっと・・・。ごめんなさい!」

 

「・・・まぁそうだよな。実の爺さんの情報なんて出会って1日前後の俺には渡せないよな!」

 

「そうじゃなくて・・・。僕おじいちゃんの事あんまり知らなくて・・」

 

「・・・ん?そうなのか?てっきりあの爺さんならベルに自分の過去のこと全部武勇伝とかにして自慢してるもんだと思ってたぜ」

 

「そもそも、おじいちゃんの名前がレウスって言う名前なのも昨日初めて知ったので・・・」

 

「まぁ、お前は普通におじいちゃんって呼んでるもんな。そりゃ言う機会無いよな。・・でも村の奴らには名前で呼ばれてるんじゃないのか?」

 

「村の人たちは『ベルのお祖父さん』って呼ばれてました。だからグレンさんが言って初めて知りました。」

 

「・・・マジか。そんなことあるのか?」

 

ここまで知らないとなると逆にそうよばせている可能性がある。ただの勘だがグレンはそう思った。それにあまりにもこの家には調味料やかなりの種類のお酒などどう考えてもここで作ることが出来ないようなものが数多くある。この調味料が手がかりになるかも知れない。そうグレンは思いベルに聞く。

 

「ベル。これってどこから仕入れているんだ?どう見てもこの村のものじゃないものはもしかして行商人とかか?」

 

「あぁ、それは2〜3ヶ月おきに来る【ヘルメス・ファミリア】の方々が売ってくれるんです」

 

「【ヘルメス・ファミリア】?なんだそりゃ?名前的にオラリオの神さまの・・えっと・・・そう、眷属なんだよな?」

 

「オラリオのファミリアの一つですね!基本オラリオから冒険者が出る事はできないんですが、そのファミリアは特別に許可されているそうでうちのような小さな村でもきてくれるんです!!僕にもこの護身用のナイフをお爺ちゃんに買ってもらったんです!!」

 

「・・・そうか」

 

(こんな何も無いど田舎に商品を売りにきた?そんなことあり得るのか?確かに薬とかは必要があるかもしれないが、あっち側・・・【ヘルメス・ファミリア】だったか・・?そいつらにメリットがあるようには思えない。つまりはそれを隠れ蓑にして爺さんに会いにきたとしたら?)

 

「はぁ、もしかしたらとんでもない高貴な家の生まれだったりするのか?あの爺さん。だから癇癪起こして家出したとかか?いや、にしては貴族特有の鼻持ちならない態度とかは微塵もないしなぁ?・・・・あぁああああ!もうこの話題は終わりだ。考えてもわからんからもう寝るか!」

 

「えっ。・・・えぇええええ!!!??!!」

 

「そういう訳でお休み、ベル!また明日な」

 

「えっ?あっえっと明日もよろしくお願いします?」

 

「おう」

 

そう言いながらグレンは自分に用意された部屋へといく。ある事を確認するために。

 




取り敢えずここで終わります。
まだまだ原作には行けませんが原作前に色々やって見ようと思うので応援お願いします。
・・・もう後書きと前書きで書くことが全然ねぇわー。なんか後書きで書くようなアイデアあったら教えてほしい・・・。
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