白兎の師匠はろくでなし魔術講師   作:LIFEサガ

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はい、5話目。
これで1日も経ってないのってなんかおかしく無い!!?
まだ何にも始まってないんですけど!
まだちょっと一悶着作ろうと思っているのに!!
全然っ!進まないよ〜〜〜〜!!!!
はい。さっさとやりまーす。
それではどうぞ




プロローグ5〜この世界のルール

「良いかグレン、この世界には神がおる。」

 

「・・・・?あ〜〜、爺さん。一応俺の世界にも信仰対象として神様はいるぞ。」

 

「違うわッ!!」

 

グレンの宣言から数分後。広間の椅子に座り、レウスの爺さんに世界の知識を教えてもらっているところだ。

 

曰く、数千年以上前に現れた大穴から大量の魔物が出てきたらしい。そのダンジョンと呼ばれる大穴から無尽蔵に増える魔物は人々を蹂躙していき、一度は絶滅寸前までなったと言われている。その度に人々は英雄と共に魔物と戦ったとされている。そして、1000年前に一人の大英雄が成し得たある偉業を成したとされている。

 

「その時の偉業により天界より神々が降臨したとされておるのじゃ」

 

「冗談よしてくれよレウスの爺さん。そんな簡単に神が降りてくる訳ないだろう」

 

ヒュンヒュンヒュン、バァン!!!

 

「イッテッ‼︎‼︎えっ、めっちゃ痛かったんだけど爺さん!」

 

「どうしたグレン、ワシは何もしておらんぞ」

 

「えっ、じゃあこのブーメランはどっからきたんだよッ!!」

 

「まぁ、それは置いといてじゃな、」

 

「いや、置いとくなよ、これはどこからきたのか考えろよっ!」

 

「・・・さーて、その神々は神々の恩恵[ファルナ]を齎した。神の眷属となることで、これまでよりも早くモンスターを狩れるようになったのじゃ。」

 

「いや、話聞けよ!!」

 

「うるさいのぅ、お主がこの世界を知りたいと言ったんじゃろう。なら、くだらないことを言わずにさっさと覚えるんじゃな」

 

「・・・・」

 

割と釈然としないが頼み込んだのは自分なので、強くは言えない。なので不満を消して、集中することにする。

 

「そして神の眷属となった人間がファミリアという組織を作りそのダンジョンの大穴から作られた都市、オラリオでダンジョンを攻略しているんじゃ」

 

「・・・・本当にこの世界には神様がいるんだな。そっちの方が驚くわ、まじで。」

 

一時期黒幕に対抗するために神的存在となり、黒幕を消滅させようとさまざまな世界をまわったグレン。そんなグレンでも簡単に神様が下界に降りてくるようなこの世界は極めて異常なのだ。やはり、かなり驚いてしまう。

 

(儂としては、神の恩恵も無しに魔法を操るお主の世界も、大概なんじゃがのぅ・・・・)

 

そう思っているレウスにグレンは質問をする。

 

「なぁ、爺さん。俺以外にこっちの世界に流れ着いたやつって・・「すまんが儂は一人も知らんのう。それに空間を移動して異界に行こうとしたやつもあったらしいがすべて失敗したというぞ」デ、ス、ヨ、ネー。なんとなく分かってたわ。」

 

改めて帰還の目処が殆どなくてどうしようかと悩むグレン。せめて最盛期の神の力があれば異界から異界の移動だけならば、たいしたこと無いのだろうが・・・

 

そもそもとしてグレンが生きていた世界ーーールヴァフォースに帰ろうとするのなら、無数に広がる世界からその世界がどこかなのかを見極めなければならないのだ。そしてそれは神であったグレンでも砂場から一粒の砂を見つけるくらいには難しいのである。実質不可能であった。

 

「・・・・・・・」

 

だが、今グレンの手の中にある特殊な魔道具はそれを可能にできる術があるかもしれない。

そう思いグレンが取り出したのは・・・

 

赤い宝石のような石だった。

これは元々、幼い頃のグレンが慣れない錬金術で錬成した不格好な赤魔晶石で作りセリカへとわたしたネックレスの元の石だったのだ。これを渡したセリカはしきりに「ダサい」、「不格好だ」なんてぶつくさ言いながらも結局のところ、なんだかんだで大事そうに肌身離さず持っていてくれていたのだ。しかし、最終決戦が始まろうとしたとき、セリカは急に消えてしまった。この赤魔晶石のペンダントともう会えなくなる旨が書いてある手紙を残して。そんなセリカを連れ戻すため、天文儀装置でセリカが元いた場所ーーー西暦前4000年の過去へといき、セリカの目的を終わらせ赤魔晶石のペンダントを再び渡すことが出来た。しかし、その戦いにより、セリカの魂はボロボロになっており、グレンたちが使った天文儀装置を使った時空間転移にはとても耐えられなかった。セリカの魔術特性の[不死者]ーーーいや、セリカの魔術特性ではなかった。

《天空の双生児》の片割れである《時の天使》ラ=ティリカ(現在ではナムルスと名乗っているのだが)との契約が切れ、セリカは時天神秘が使えなくなったと共にラ=ティリカの契約者が持つ魔術特性ーーー[不死者]が無くなってしまったのだ。そしてそのラ=ティリカとの契約は戦いを終わらせるためにグレンへと受け継がれたのである。

だからセリカは過去の世界で世界の因果を繋ぐために天文儀装置の復旧に勤しんでいる。そして過去の世界から最終決戦の時空間へと帰って来たグレンにセリカはあるものを残していた。それがグレンがセリカに渡したあの赤魔晶石だった。この魔晶石の中にはセリカの魔術の知識全てをグレンでも扱えるように噛み砕いて記されてあった。グレンは《世界石》とナムルスに命名されたそれを手に最終決戦を勝ち切ったのである。流石の《世界石》も時空間の移動は書き記されていなかった。しかしもしかすれば[自分が今いる世界と教え子達の世界になんらかの形で繋げられる]そんな可能性がある・・・かもしれない・・・多分。

それに、今ナムルスは最終決戦で消えゆく《天空の双生児》の片割れ、《空の天使》レ=ファリアと同化し、それまで半透明の霊体状態となっていた彼女は一つとなり受肉をすることができた。元々一つを二つに分けられた神性だった彼女は、真の《天空の双生児》となることができた。もし、自分のいる場所がどこなのかが分かればナムルスはすぐに時空間を移動してここにきて貰えるのだが・・・。

 

「どうしたんじゃ、石なんか触って。」

 

「ってうおっ!どうしたんだよ爺さん。」

 

「それはこちらのセリフじゃよ。急に石を触ったと思ったら考え事をしだしおって・・。それはなんじゃ?宝石かのう?」

 

「あ〜、すまんな爺さん、ちょっと考え事をしてたんだよ。後これは俺の魔導器だ。しっかし、ナムルスが時空間を移動できると言ってもあっちに俺がここにいることを直接知らせる方法がねぇとなぁ」

 

ガチャッ

 

そんな音が聞こえてきた。

 

「あ・・あの、おじいちゃん。・・・、おはよう。」

 

あの白髪の少年、ベルがドアを開けたのである。

 




はい、ようやくベルくんとグレンが顔合わせできそうなところまで進められました。こっからはスピーディーに書いていきたいですね。・・・まぁそれやったらなんかおかしくなりそうなんで丁寧にかくをモットーに頑張っていきます!
それでは次の投稿でお会いしましょう。
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