今回はベルくんサイドのストーリーとなります。
何故、ベルくんがあんなことを言ったのかの答えの様なつもりで書いたんですが・・・、ベルくんの幼少期ってあんまりどうやって過ごしていたのかわからないので、こんな感じになりました。かなりこれから難航しそうな予感がします。怖くなってきましたねー。
それではどうぞ。
side ベル
それはベル・クラネルにとって人生で初めて魔法を見た瞬間であった。
『我・秘めたる力を・解放せん』
恐らく、魔法の力で戦ったのであろう。身体強化のような魔法でゴブリン二体を瞬殺したのだろう。だがベルには気がついたときには近くにお兄さんはいなくなっていて、ゴブリンが空を飛んでいた光景を見ていただけだった。一瞬の内に終わっていて、自分の目では見えなかった。それがこの戦い?を見たベルの感想だった。そこから色々ありすぎて気絶してしまったのも覚えている。自分的には忘れ去りたい記憶なのだが。
次にベルが目を覚ましたのは自室のベッドの上だった。起き上がりながら伸びをして寝ぼけている頭でこれまで何が起きていたのかを思い出そうとする。そして、今日起こった事全てを思い出した。村の人達の言う事を聞かずに行ってしまったこと。ゴブリンに襲われた事。そして・・・。
『おう、大丈夫だったか?』
ボロボロになっている魔法使いのようなローブを身に着けてモンスター達を倒す、憧れである英雄のような人に出会ったことを!
「わぁ〜!!僕、初めて英雄みたいなひとを見ちゃったよ〜〜‼︎‼︎あれ夢じゃなかったよね‼︎」
幼い頃から祖父の英雄譚を読み聞かせで聴いていたベルは、将来自分も物語のような英雄となりたいと思っていた。そんなベルにとって自分を守るため、モンスターに立ち向かったグレンはまさしく英雄のように映ったのだ。
「・・・・もう一度あの人に会いに行きたいなぁ。今度はあのお兄さんと話をしたいなぁ」
どんな冒険をしてきたのか。自分を守ってくれたあの魔法はなんだったのか。そんなことを聞いて見たかった。
「だけど、さすがにずっとあそこの湖近くにいる訳ないよね。」
そう言いながら、ベルはドアを開けて自室から出てきた。その時話し声が聞こえてきた。
「おじいちゃんと・・・・・。誰だろう?もしかして・・・・?」
少なくとも村の人たちの声とは違った。ぼくはもしかしてと思い、ドアをほんの少し開けてみると、そこには、おじいちゃんと僕を助けてくれたお兄さんがいた。
そのお兄さんの名前はグレン=レーダスさんと言った。どうやら聞こえてきたことによるとお兄さんは遠いところからきており、元の場所に戻れなくなったと言っていた。そして、ここら辺の常識に疎いのか、おじいちゃんにしきりに質問をしていた。ベルはチャンスだと思った。もしかしたら会えないかもしれないな・・・・と思っていたらまさかの家でおじいちゃんに常識を教えてもらっているのだ。今すぐ行こうとベルは思いながら歩いた。
部屋に入ってすぐ、僕はおじいちゃんに怒られた。そりゃそうだ。かなり心配をかけてしまったのだから。しかしその後おじいちゃんは僕を抱きしめながらこんな真似は二度とするなと涙ぐまれながら言われ、自分も涙腺が崩壊した。
そして、お兄さんと自己紹介をしてから少し経った。グレンさんはここに住むことにしたらしい。これは僕にとって好都合だった。すぐさまお兄さんに話しかけた。かなり緊張していたけど、グレンさんは「どうしたんだ?」とお願いを聞いてくれるかもしれないと思った僕はグレンさんに、
「僕に魔術を教えてくださいっ!!!」
僕にとって魔術とは英雄がとどめの一撃としてモンスターに繰り出す技なのだ。そんな英雄にとって必須級の様な力を使える様になれればゴブリンのようなモンスターに負ける僕だって・・・・!
英雄になれるかもしれな「すまんな」・・・・え?
「悪いが他を当たってくれ」
しかし、グレンさんが言ったのはそんな痛烈な一言であった。
グレンくん、ばっさり断っちゃった!!
まぁ、ベルくんにはこっからですからね。頑張って貰いたいと思うんで皆さんも是非ベルくんを応援してあげて〜〜!!!
・・・・え?グレン先生?いやグレン先生はね〜〜。どうせ頑張らないといけないしやっぱりなんか巻き込まれると思うからね。good luck!としか言えないよね。うん。
それでは次の投稿でお会いしましょう。