全然戦いの描写が出来ない〜〜!プロローグ終わったとしてもまだ戦闘にはならないと思うので、さっさと書いていきます。
side グレン
「悪いが、他を当たってくれ。」
それは有無を言わさぬ言葉だった。グレンから発せられた言葉は明確な拒絶だった。何故そう言ったのか。それは《無垢なる闇》との戦いで起こったことが関係しているのだ。
かつてグレンは神としてさまざまな世界を回って黒幕を撃退していた。しかし、度重なる戦闘に反して、どんどんと心身がすり減っていたグレン。そんなグレンがその世界にたどり着いてすぐに起きた出来事だった。不意に、意識していなかった疲労感を感じ往来で座り込み寝ていた。普通なら誰かに気が付かれてもおかしくないのだがその時のグレンは少しでも魔術の心得があるものならば即座に看破出来るレベルの暗示魔術を纏っていたからだ。その世界では中途半端な科学によって完全に魔術は存在を否定され、忘れ去られ、捨て去られた過去の遺物となっていたので誰にも気付かれず心の休憩をしていた時ににある少年と出会ったのだ。
『ねぇ、お兄さん、一体ここで何をしているの?』
と言ってきた少年と会話をしながら何故見破られたのかを驚くグレン。そして観察して気づいた。この子は"目"がいいのである。その目の良さでグレンの暗示魔術にも無意識のうちに突破したのだろう。世界や時代が違っていたらこの少年はきっと大成するだろう。残念がりながらそう思うグレンに少年はある質問をする。
『ねぇ、お兄さんは一人だけど寂しくないの?帰りたくないの?』
そんなことを問われ、この少年は本当に物事の本質や真理を見る目が鋭いと確信したグレンは驚愕した表情から愛想笑いのような表情になり、返した。
『そうだな。・・・・正直帰りたいよ。
俺は余りにも長い時間、旅をしてきた。余りにも遠い場所に来ちまった。故郷には、俺が全てをかけても守りたいと思う連中がいたんだがな・・・もう顔も良く思い出せねぇし、そもそも帰る方法も帰り道もわからねぇ。まぁ、俺があいつらに会うことは・・・・・もうないんだろうな』
『後悔は、ないの・・・?』
そう言ってくる少年に向かって
『あぁ、ないね。』
そう、断言する。
『俺がこうすることで、あいつらを・・・あいつらの世界を守れるなら、後悔はない。ただ、歩み続けるだけでいい。だって俺はーーーー
"正義の魔法使い"、なんだからな』
『・・・・"正義の魔法使い"?何それ?お兄さんって変だね』
『変だね、はいらないぞ』
『でも、・・・・なんだかよくわからないけどお兄さん、カッコいいね。』
その少年の一言に
『・・・・ハハっ。ありがとよ』
そういい残して、その少年と別れたのである。
二度目の少年との出会いは最悪の思い出の中だった。
『キャッハハハハハ!!随分と遅刻しましたねぇ?先生?』
『《無垢なる闇》・・・・ッ‼︎‼︎てんめぇええええ!!よくもやりやがったなぁあああ!!!』
周りが赤く燃え、異形が這いずり回る。そんな地獄絵図で唯一の生き残っていたのがあの日話した少年ーーーージャスティンだった。《無垢なる闇》との戦いの後ジャスティンを拾ったグレンは家族が居なくなって天涯孤独の彼に魔術の手解きや生きる標ーーーーとにかく自分が教えられること全てをたたき込んだ。そんな日々は、もう忘れかけていたかつて自分がいた故郷のことを思い出させてくれてくれた。そんな日々が愛おしかった。しかしその世界にも《無垢なる闇》が壊そうと暗躍していた。そんな奴に対してグレンは・・・
自分の存在と歴史を擦り削って、戦うという暴挙に打って出た。
自分とは違う歴史を歩み、高みへと到達した愛しい生徒たち、そんな彼女らと関わった時間と歴史を代償に戦うことで自分の領分を超えた神秘の連発という普通なら出来ることがないことが出来るようになった。無論、グレンがこの戦いで勝利したとしてもじきに消滅してしまうだろう。グレンは《無垢なる闇》と刺し違える覚悟で挑んだ。そして、後一撃のところまで《無垢なる闇》を削る事ができた。しかし・・・
『ごめんなさい師匠!僕がここに来たせいで、こんな・・・!!』
『キャッハハハハハハハハァアアア!!!!!センセェイ、「王手」ですねぇ。アッハハハハハァッ!!!!!』
『あぁ、万策、尽きちまったなぁ。』
『師匠ぅううううううう!』
グレンは《無垢なる闇》との勝負に敗れた。存在が刻一刻と消滅していってる状態で、神殺しの《正しき刃》も虚無の中に消えていった。もうグレンに出来る最後のことは、ずっと孤独だった自分にずっと寄り添ってくれた少年を虚無に落ちてもどうにか生き残れるように加護を与えることだけだった。そしてその時は来る。
『う、うわぁああああああーー!!』
グレン達が乗っていた世界の破片が真っ二つに割れて、ジャスティンの身体を虚無の奈落へと落としていく。
『ジャスティン⁉︎』
咄嗟にグレンが世界の破片にしがみつきながら落ちる少年へと手を伸ばす。そして何故かこのタイミングで、この名を叫んだのだ。今となっては忌々しくも懐かしいその名をーーーー
『掴まれッ!!ジャティスゥウウウウウウッ!!』
しかし・・・・、その手はジャスティンの手を掴む事が出来なかった。
(もう二度と、あんな思いはもう二度としたくはないんだ。)
「すまんな、ベル。俺はもう弟子はとらねぇ。それが原因でお前がなんらかの陰謀にでも巻き込まれたら・・・・・。俺は、俺を殺したくなる程後悔しちまう。それだけは嫌なんだ。また失っちまうのは・・・耐えられねぇっ・・・」
グレンはそう言って椅子から立ち上がった。
はい、ようやくプロローグが終わりそうですね。
当時はろくアカの24巻でジャティスの過去が掘り下げられてうれしかったですね。その前の巻で幼少期の描写が会って掘り下げあるか?でもジャティス死んだしな〜。とか思ってたので、ジャティスが何故そこまで正義にこだわるのかを知れて良かったと思います。これでジャティスの行動に納得・・・・いや、例え幼少期の事を差し引いても原作でのジャティスの行動はやばすぎるわ。まさに狂人と呼ぶにふさわしいイカれっぷりだったな。まぁそれは置いといて。プロローグラストスパート、心のギアあげて書いてやりますよ!!