もしもセルに亀仙人の細胞が使われていたら   作:ロマンGO

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 超ベジータにまったくかなわなかったセル第二形態。

セルは17号がピチピチギャルなら吸収して完全体になれるといいベジータを懐柔する。

そしてベジータは変身を解いてセルと「17号をピチピチギャルにする」作戦に加担すると約束してしまうのであった…!!




第4話:めざせ新ナメックの星!頭を下げろベジータ!

セル「ベジータ、おぬし17号をピチピチギャルにしてくれると言ったが…」

 

 

セル「本当にうまくいくのかの?」

 

 

 

ベジータ「心配いらないさ。オレはナメック星であのフリーザを出し抜いてボールがそろう一歩手前までことを進められたんだ」

 

ベジータ「お前の中のフリーザの細胞はそんなことも教えてくれなかったのか?」

 

 

 

ベジータ(小声)「いいかセル。おおざっぱに17号をピチピチギャルにしてやるとは言ったが…」

 

 

ベジータ「実際に願いを口にするときはこう言うつもりだ」

 

ベジータ「17号を18号によく似たとびきりのピチピチギャルにしてくれ」

 

ベジータ「そしてその変化の瞬間にはできるだけ派手に大げさに光を発してくれ」

 

ベジータ「とな」

 

 

 

ベジータ「それこそ俺たちが超サイヤ人に変身するときのような光だ。これなら同じ島にいれば17号がピチピチギャルに変身した瞬間を戦闘力を探知できなくても知ることができる」

 

 

セル「な…なるほどのう」

 

 

ベジータ「ただし17号は18号のように金髪化するわけじゃない。あくまで黒髪の少年から黒髪のピチピチギャルに変化するだけ…」

 

 

 

ベジータ「そこんとこはお前もそっちのほうが良いだろう?」

 

ベジータ「オレが貴様の立場でもそうする。初めに取り込んだのが18号ならば、次はちょっと趣向を変えたピチピチギャルを吸収したいはずだ」

 

 

セル「わ…わかってるじゃないかベジータ。男同士の話が通じるヤツじゃなお前は…(感涙)」

 

 

 

バシュウウ…(空を飛ぶ音)

 

神の宮殿に戻るベジータ。

 

 

ピッコロ「ベジータ!」

 

 

ピッコロ「なぜ途中でセルを放置して戻ってきた?一体何があった!?」

 

 

ピッコロ「貴様の今のパワーならあっという間にセルを片付ける事も出来たはずだ…」

 

 

 

 

ベジータ「あいつは改心したらしい。だが嘘を吐いている可能性もある」

 

ベジータ「だから見張り役としてトランクスだけは置いてきた。何かあればアイツがセルにとどめを刺すから安心しろ」

 

 

ピッコロ「しかし…」

 

 

ベジータ「おいピッコロ大魔王さんよ…元悪人という意味ではオレもお前も…そして自称改心したセルも同じ穴のムジナってヤツじゃないのか?」

 

 

ベジータ「もっともオレだけは今でも悪人のつもりだがな…」

 

 

ベジータ「俺たちがちゃんと生きているという事実に目を向ければ…セルが生かされていてもおかしくはない…ちがうか?」

 

 

ピッコロ「むう…」

 

 

ベジータ「それよりカカロットだ。ヤツに話がある。後どれくらいで出てくるんだ?」

 

 

 

ピッコロ「お前は1日中セルと闘ってたつもりなのか?」

 

ピッコロ「丸一日までだいぶ時間がある。話があるならおとなしく待つんだな」

 

 

 

〜数時間後〜

 

 

〜下界〜

 

 

トランクス「…」

 

 

セル(く、くそトランクスの奴…もう半日も経つのに飲まず食わずで平然とわしを監視してやがる…)

 

 

セル(わしは18号を吸収したとき…永久エネルギー炉とも一体化できたからそれでも平気じゃが…あいつはただの生身の人間だぞ…!?)

 

セル(一体この数日だけでどれほど過酷な修行をしたというのじゃ?あいつも…ベジータも…)

 

 

トランクス(精神と時の部屋の環境に比べればこの程度大したことない…が…)

 

トランクス(人造人間であるセルとオレならこの我慢比べはセルの方に分がある…オレはいずれ空腹と疲労で休息をとらないといけなくなるからな…)

 

 

トランクス(だけど父さんの言葉を無視して今すぐセルにとどめを刺す気にもなれない…)

 

トランクス(あんな父親だけどなぜか逆らえない…オレもまだまだ甘いな…)

 

 

 

17号「…」

 

17号「今のうちに飛び立って島から脱出できないのか…?」

 

 

16号「まて…リスクが高すぎる…」

 

16号「セルに捕まる可能性もある…あのベジータが連れてきたもう1人の男(トランクス)も俺たちを攻撃しないとは限らない…」

 

 

 

 

〜天界〜

 

 

悟空と悟飯が精神と時の部屋から出てくる

 

 

ベジータ「意外と早かったな…まぁいいそれよりカカロット…」

 

 

ベジータ「ふぉおおおおお!?(驚愕)」

 

 

 

悟空「あれ?ベジータはここにいるけどトランクスの気はセルのすぐそばにいっぞ」

 

悟空「セルも完全体じゃなくてオラが部屋に入る前の気の大きさのままだ。だけどまだ生きてる…」

 

悟空「どうなってんだ一体…?」

 

 

 

ベジータ(あいつらのあの姿は…超サイヤ人か…?いやすこし雰囲気が違う…)

 

ベジータ(ごく自然にあの状態でいやがる…!)

 

 

ベジータ(それに…潜在能力を測ったが…お、恐ろしいほど強くなっている!)

 

ベジータ(このオレよりも圧倒的に上回っているのはまちがいない…)

 

 

 

ベジータ(オレの予測ではセルが完全体になったところでオレの方が上…)

 

ベジータ(だが、カカロットはそんな予測上のセルの強さの2倍近く強い…!)

 

 

〜ベジータの脳内序列〜

 

1位:悟空 2位:ベジータ 3位:悟飯かトランクスか完全体セル

 

 

 

ベジータ(ちっ!まだオレはナンバー2どまり…カカロットを追いかける立場でしかないのか…!)

 

 

ベジータ(まぁナンバー1になるのは当分いい…もう一度あの部屋を使いさえすればカカロットを超えることはたやすいからな…)

 

 

ベジータ(カカロットも目障りだが…まずは完全体のセルを仕留めて勲章を頂くとするか…)

 

ベジータ(トレーニングをやり直すのはその後でいい…)

 

 

今の状況を聞く悟空と悟飯

 

 

悟空「い!?セルが改心した!?もう誰も殺さねえって?」

 

悟空「本気かそれ?」

 

悟空「トランクスが見張っているから大事にはならない…?だといいけどよ…」

 

 

ベジータ「それよりもカカロット…お前に話がある」

 

ベジータ「今後の地球の運命を左右する話だ」

 

 

 

 

ベジータ「率直に聞こう。カカロット、お前ナメック星人の気を探って新しく移住した星に瞬間移動できないのか?」

 

悟空「うーん…難しいと思うぞ。でもなんのために?」

 

 

 

ベジータ「今後人造人間やセルを超えるとんでもないヤツがまた現れる可能性がある」

 

ベジータ「また大量に地球人が殺されることもあり得る。そうなった時に生き返らせるためドラゴンボールは必要だろう…」

 

 

 

悟空「ナメック星のドラゴンボールを使わせてもらうんか?」

 

悟空「たしかアレは3つ願いが叶えらえる代わりに1人ずつしか復活できなかったはずだぞ?」

 

悟空「いやまてよ…」

 

 

ベジータ「そうだ。気づいたか」

 

悟空「新しく地球の神様になってくれるナメック星人を連れて来て、地球のドラゴンボールを復活させればいいのか!」

 

 

ポポ「おお!」

 

 

悟空「そういう事ならオラもうちっと頑張ってみるぞ」

 

悟空「新しいナメック星には界王様んとこを中継点にすれば多分移動できっぞ」

 

 

ベジータ「なら問題ないな…オレも付いていくからさっさと移動するぞ」

 

 

悟空「え?ベジータもか!?」

 

 

悟空「おめえが地球の心配してくれるようになったのはありがたいけどよ…」

 

悟空「なんでおめぇがナメック星についていく必要があるんだ?」

 

 

 

ベジータ「バカ野郎!ナメック星人たちはオレの顔を覚えているだろう!」

 

ベジータ「星の仲間たちを殺した大悪党として記憶に刻まれているはずだ!」

 

悟空「だったらなおさら付いてくることねぇぞ。ナメック星人たちを無駄に怖がらせるだけだ」

 

 

 

ベジータ「だからこそだ!オレはどっちみち地球にいる!その時になって初対面でもしてみろ!」

 

ベジータ「新しく神になったナメック星人は卒倒して、下手したら命を落としてしまうかもしれん!」

 

ベジータ「そうなってしまったらせっかくドラゴンボールが復活してもまた消えてしまうんだぞ!」

 

 

 

 

悟空「ベジータ…」

 

 

ベジータ「だからオレ自身がその謝罪とあいさつ回りも兼ねてナメック星人たちに顔見せに行くんだ」

 

 

ベジータ「そうすれば今後またドラゴンボールに頼るときでもナメック星人たちの精神的負担はごくわずかで済む!」

 

 

ベジータ「ちょうど貴様がそうやって…超サイヤ人のまま身体を慣らしているようにな…」

 

 

 

 

 

悟空「ベジータ…おめぇオラの魂胆を見抜いてたのか…」

 

 

悟空「それよりも…あれだけプライドが高かったおめぇが謝りに行くなんて…」

 

悟空「なんかよっぽどの事があったとしか思えねぇぞ…」

 

 

ベジータ(よっぽどのことだと…?まぁ強いて言うなら…)

 

ベジータ(どれだけすごい奴かと思って楽しみにしていたセルがあの程度だった事だけだが…)

 

ベジータ(しかもピチピチギャルしか吸収できない臆病者ときたもんだからそれはな…よっぽどの事だぜ…)

 

 

 

 

 

 

悟空「まぁいっか。それじゃあオラに掴まってくれベジータ」

 

 

 

 

ベジータ(よし…!いいぞ…カカロットの奴…信用しやがった!)

 

ベジータ(あとはあいさつ回り兼謝罪だが…これもどうとでもなる…)

 

ベジータ(フリーザ軍にいたときは…不本意ながら星の制圧以外の仕事…地球の言葉でいう

「営業」を押し付けられることもあった…ザーボンやドドリアからな…)

 

 

 

ベジータ(その時取引先の床に擦りつけた頭は数知れず…)

 

ベジータ(その経験が今回の謝罪でも役に立つはずだ!)

 

 

 

ベジータ(現状で得られる最高の称号…「完全体セルに勝った男」だけは何としても得たい!)

 

ベジータ(そのためならばオレはプライドなんて一時的に捨てる事を何とも思わん!)

 

ベジータ(プライドを守るために時にはプライドを捨てる!それがオレのプライドだ!誰にも文句は言わせん!)

 

 

 

 

ベジータ(それにしても…)

 

ベジータ(カカロットとの会話中アドリブでつじつまを合わせてナメック星に行くもっともらしい理由をでっち上げたが…)

 

ベジータ(案外うまくいくものだな…これもフリーザ軍で培った営業トークスキルのおかげか…)

 

 

 

悟空「悟飯、おめえもう修業はいいからセルの見張り役をトランクスと代わってやってくれ」

 

 

悟飯「え…でもお父さん…」

 

悟飯「もうセルを倒してしまった方が早いんじゃ…」

 

 

悟空「それにはおよばねえぞ。ピッコロやベジータみたいに後々本当に悪くねぇヤツになるかもしれねえからな」

 

悟空「それにセルを生かしておくことは修行相手ができるっていう点でも悪くねぇと思うんだ」

 

 

 

悟飯「わかりました。トランクスさんに休憩を取ってもらうためにも、交代してきますね」

 

 

 

悟空「よっしゃ、それじゃあ今度こそ瞬間移動すっぞ。掴まってろよベジータ!」

 

 

ベジータ(よし…まず第一段階は上手くいったぞ…)

 

ベジータ(まってろよセル…いや…この場合は17号か…)

 

ベジータ(セルに吸収させるために…お前を18号に勝るとも劣らんスーパーピチピチギャルに生まれ変わらせてやるぜ…!)

 

ベジータ(黒髪のピチピチギャル化17号…お前がナンバーワンだ!)

 

 

ピシュン!(瞬間移動の音)

 

 

 

 

 

〜下界〜

 

 

トランクス(セルの奴…本当にこれ以上誰も殺さず、全く動かないつもりか…)

 

セル「…」

 

ギュピギュピギュピ(足音)

 

 

トランクス(いや…違う!こっちに歩いてくる!)

 

 

トランクス(まさか破れかぶれでオレに戦いを挑むつもりか…?)

 

 

セル「あの〜トランクスさん…」

 

トランクス「なんだ…?」

 

 

セル「カプセルにしまったエッチ本を取りに…街に行くことはできんじゃろうか…」

 

 

トランクス「なんだと!?」

 

セル「襲った民家の金庫が空いてたから…そこにカプセルを保管したのじゃが…」

 

 

 

セル「正直ギャルを吸収できないことより…そっちの方が苦痛なんじゃ…」

 

セル「エッチな本で一人で楽しむ分にはええじゃろ?お願いじゃ!エッチな本を取りに行かせてくれ!」

 

 

トランクス「ふざけるな!それを許せばお前はまた人を襲うだけだろ!!」

 

トランクス「ここで一生じっとしてろ!それがお前の唯一生き残る道だ」

 

 

トランクス「今この場で…オレに消されたく無かったらな…」

 

 

 

セル(ビクンッ)

 

セル(こ…怖いのう…こういうところは…ベジータそっくりじゃわい…)

 

 

 

 

悟飯「トランクスさん!」

 

悟飯が空から降り立ちトランクスに言葉を掛ける

 

 

トランクス「悟飯さん…ですか…?」

 

悟飯「あ、そうか。今のボクは超サイヤ人だったんだ」

 

トランクス「すごい…見違えましたよ悟飯さん!ピッコロさんの道着も似合ってます!」

 

 

トランクス「それに…オレも父さんも強くなったと思ったんですが…今の悟飯さんはそれ以上です」

 

 

トランクス「しかもまだまだ本気を出していないと見えます」

 

悟飯「そうかなぁ…ボクとお父さん…そんなに強くなったかなぁ…」

 

 

悟飯「それよりも…セルの見張り役、交代しますよ。トランクスさんは休憩を取ってください」

 

トランクス「え?」

 

 

 

 

悟飯「あいつがセルですよね?大丈夫。なにかあればボクがトランクスさんの代わりにセルを倒しますから!」

 

 

セル(あれは…悟飯か!悟空の息子の…)

 

セル(なんてことじゃ…あいつまで今のわしを超える力を…)

 

セル(い…いざとなったら男のままの17号を丸呑みにしてでも完全体になって切り抜けることも考えないと…)

 

 

 

トランクス「お気遣いありがとうございます悟飯さん」

 

トランクス「でも…まだオレに休憩は必要ありません」

 

悟飯「そんな…ちゃんと食べて寝ないと…フルパワーが出せないってお父さんも言ってましたよ」

 

 

トランクス「ええ…ちゃんと後で取りますから」

 

トランクス「それよりも悟飯さん…オレの話相手として付き合ってくれませんか?」

 

悟飯「え?」

 

 

 

トランクス「悟飯さんとゆっくり話せるこの瞬間が…今のオレにとっては休息よりも貴重な時間…というより何よりの休息なんです」

 

トランクス「未来の世界では悟飯さんはオレの師匠だったんです…だから…」

 

 

悟飯「…」

 

トランクス「やっぱり迷惑でしたか?オレのわがままでしゃべり相手になってくれって言うのは…」

 

 

 

悟飯「いえ、気にしないでください」

 

悟飯「ボクと話をして楽しいとは思えませんが…」

 

 

悟飯「それでトランクスさんにとって少しでも休憩になるなら…」

 

トランクス「ありがとうございます」

 

 

 

 

〜界王星〜

 

ピシュン!(瞬間移動の音)

 

 

界王「なんじゃ悟空…いきなり訪ねてきおって…」

 

界王「そいつは…ベジータか?なんでその組み合わせの2人でここに?」

 

 

 

悟空「なんだよ界王様〜なんにも知らねえんか?今地球じゃとんでもない事が起こって…」

 

 

悟空「あ、でもセルが大人しくしているうちはもう解決しちゃった問題かもしんねぇな」

 

 

ベジータ(ここが界王星…地球の重力の10倍ってとこか…惑星ベジータと同じ環境だな…)

 

 

悟空、事情を説明

 

 

悟空とベジータ、新ナメック星に瞬間移動する

 

 

 

ムーリ最長老「だれじゃな?おぬしは?」

 

悟空「え〜とオラ孫悟空っていって…地球からきたんだけど…」

 

 

以下原作とほぼ同じ会話

デンデが神の後継者に決まるところまで同じ。

 

 

悟空「そんでよ…今日はおめえたちに会いたいっていうもう一人を連れてきたんだが…」

 

気を消していたベジータがナメック星人たちの前に姿を現す。

 

 

 

ナメック星人たち「「ベ…ベジータ!!」」

 

 

 

ざわざわ…

 

 

ベジータ(フン、想定通りの反応だな…)

 

ベジータ(さてと…オレの野望…17号ピチピチギャル化計画のために…)

 

 

ベジータ(こいつらに「改心して誠意を見せるベジータさん」を演じてやらんとな…)

 

 

 

 【続く】

 

 

 

 




悟空とベジータの会話の応酬およびベジータのつじつま合わせはマジで行き当たりばったりで書いてます。

最終的にどういう会話になるのか作者自身もコントロールできませんでした。
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