もしもセルに亀仙人の細胞が使われていたら   作:ロマンGO

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 完全体のセルと戦いたいベジータは17号をピチピチギャルにするため悟空を騙して新しいナメック星に瞬間移動する。

デンデが新しい神様として決定した直後、ベジータはナメック星人の前に姿を現す。

果たしてベジータはちゃんと謝れるのか?

このままベジータの思惑通りに17号をピチピチギャルにする計画をナメック星人は許すのか?







第5話:ベジータの暗躍!ピチピチギャル化まであと4日!?

 

ナメック星人たち「「ベ、ベジータ!!」」

 

 

デンデ「ベジータ…!」

 

 

恐怖と怒りが入り混じった感情でベジータの名を叫ぶナメック星人たち

 

 

 

デンデ「今更何しに来たベジータ!ま、またドラゴンボール欲しさに星の仲間を殺しに来たのか!?」

 

 

 

悟空「落ち着けってデンデ。そんなことしねえしさせねえ。いざとなったらオラがベジータを止めるからよ」

 

 

デンデ「ですが…」

 

 

悟空「ベジータには悪いが、今の実力はオラの方がずっとベジータより上だ。おめえらに危害を加えそうなら一瞬で気絶させることもできる」

 

 

デンデ「そ…そうなのですか?」

 

 

ベジータ「ふん、悔しいがそれは事実だ」

 

ベジータ(もっともオレがもう一度あの部屋に入った後は再び逆転するがな…)

 

 

 

悟空「ほら、ベジータ本人もそういってることだしよ。安心してちょっとだけこいつの話を聞いてやってくんねぇか?」

 

 

悟空「おめぇたちに過去のこと色々謝りたいんだとよ」

 

 

 

ナメック星人A「謝りたいことだと!?」

 

ナメック星人B「ま、まさかツーノ長老の村の者を皆殺しにした件か!?」

 

ナメック星人C「それならば謝ったところで許される事ではないぞ!あの者たちは生き返ることができなかったんだからな!」

 

 

ベジータ(さて…と…)

 

 

 

 

ベジータ「その節はまことに申し訳ありませんでしたああああああああー!!」

 

 

ガバッ

 

ベジータが頭を垂れる。

というよりもひざまづいて地面に頭を着けていた。

 

 

そう、日本の文化「土下座」そのものの体勢であった。

 

 

その様子、迫力は「土下座」の文化が無いナメック星人にも一目でベジータが以前とは違う事だけは読み取れる程であった。

 

 

 

 

 

しーん…

 

 

しばらく静まり返るナメック星人たち。

 

 

 

ムーリ最長老(以下ムーリとだけ表記)「えーと…その…」

 

デンデ「ベジー…タ…?」

 

 

 

 

 

 

ベジータ「当時のオレは若く、フリーザを倒すために手段を選んでられなかったんです!」

 

ベジータ「不老不死を得て、死にかけから復活するとパワーアップするサイヤ人の特性と合わせて―」

 

ベジータ「しつこく何度でも食らいつけばフリーザは倒せる!そう思ってたんです!」

 

 

ベジータ「だからドラゴンボールをなんとか集めたくて…ツーノ長老の村の連中を…」

 

 

ざわざわ…

 

 

再び動揺しだすナメック星人たち

 

 

 

ベジータ「今のオレに不老不死の野望はありません!フリーザ自体が死んだこと…カカロット…あなた達がソンゴクウと呼ぶそっちのサイヤ人の存在がオレを変えました!」

 

 

ベジータ「カカロットを超えたい!寿命が存在する普通のサイヤ人という同じ条件で!それだけがオレが修行を続ける理由…!」

 

 

 

ベジータ「いえ…今の私には戦う理由がもう一つ…」

 

 

 

ベジータ「今のオレには地球に妻も子供もいるんです!」

 

 

 

デンデと他のナメック星人たち「え?」

 

 

ベジータ「せめてこいつらを守れる男になりたい!それがもう一つの理由です!」

 

 

ベジータ「そして…守る者が出来てから…オレがあなた達に行った事がいかに利己的なことだったか悟ったんです!」

 

ベジータ「俺はこんなにも…大切に思われていた人たちの命を遊び半分で奪ってしまったのだと…今では悔やみきれません…」

 

 

 

 

デンデ「あの悟空さん…ベジータの言ってることは…」

 

悟空「ああ、本当の事だ」

 

 

悟空「おめえらも一時世話になったブルマって覚えてるか?あいつがベジータの結婚相手だ」

 

 

デンデ「えええええええええええ!?ブ…ブルマさんと!?」

 

 

悟空「とはいってもよ…正式に籍は入れてないらしい。ベジータには地球人としての戸籍っちゅうやつがねぇかららしいが…」

 

 

悟空「オラは書類上はじいちゃんの養子ってヤツになるのかな…だからチチと正式に籍を入れる事が出来たんだけどよ…」

 

 

悟空「まぁそれは置いといて、ベジータの話を続けて聞いてやってくれ」

 

 

 

ベジータ「今のオレの中にあるのはまっとうなやり方でカカロットを超えたい!そして地球を…妻と子供を守りたい!その2つだけなんです!」

 

 

ベジータ「どうか…どうかナメック星人の方々…私の謝罪を聞き入れてくれないでしょうか…」

 

 

ベジータ「そして今後の地球のために…この星のドラゴンボールを使わせていただきたいのですが…」

 

 

 

 

 

 

ざわざわ…

顔を見合わせるナメック星人たち。

 

 

デンデ「えっと…あの…」

 

 

ベジータ「デンデくん…君にもすまない事をしたね…」

 

ベジータ「君が地球の神になりたいと言ってくれた時…無理してカカロットと同行して良かったと思ったよ」

 

 

ベジータ「だって…地球に着いたときに初めてオレと顔を合わせたら…きっと君は怖がってしまうし驚いてしまうだろうからね…」

 

 

 

デンデ「それは…そうですが…」

 

 

デンデ「さ…最長老さま…」

 

 

ムーリ「デンデ…その男を許すか許さないかはお前が決めなさい」

 

 

デンデ「ええっ!?」

 

 

 

ムーリ「お前も地球の神となる身…このような重大な決断をするときは今後も訪れる」

 

ムーリ「だからお前が決めるのだ。私たち他のナメック星人はその意思に従おう」

 

 

 

デンデ(そういえば…冷静になって考えれば…)

 

 

デンデ(ボクたちとこの人は一時同居状態にあったんだよな…)

 

 

デンデ(ブルマさんのカプセルコーポレーションでこの星に移住するまでの間…この人もブルマさんの家に住んでいたっけ…)

 

 

デンデ(カプセルコーポレーション自体が広すぎたのと…ベジータの方はしょっちゅうトレーニングに明け暮れていたから…顔を合わせる事は無いに等しかったけど…)

 

 

デンデ(それに…あの頃はフリーザも悟空さんも地球にいなくて…実質的なナンバーワンはベジータだった…)

 

デンデ(にも関わらず以前のような虐殺をベジータが行った事は無かった…ボクたちの中で襲われた人もいなかった…)

 

デンデ(地球でナメック星のドラゴンボールを使用したときも…人質をとって願いを横取りすることも力づくでできたのに…それもしなかった…止められる者もいなかったのに…)

 

 

デンデ(すでにあの時から…ベジータがこうなる兆候はあったのか…)

 

 

 

ベジータ(悩んでるな…ならばもう一押し…)

 

 

 

 

 

ベジータ「地球のドラゴンボールが復活した暁には…機を見てツーノ長老の村の人たちも…生き返らせていただきます!だからなにとぞ…なにとぞお許しを…!」

 

 

デンデ「ベジータ…いえ…ベジータさん」

 

 

デンデ「頭を上げてください。そういう事なら…ボクとしてはもう過去のことを責めたりしませんから」

 

 

ベジータ「そ…それじゃあ…」

 

 

ムーリ「ああ、おぬしを許そう。デンデがそう決めたのならな」

 

ムーリ「そしてそれがわしたちナメック星人の総意ともなる。和解しようではないか」

 

ムーリ「それにあの時はおぬしの力もなければフリーザを倒せなかった…今のナメック星の平和があるのも…おぬしのおかげでもあるからな」

 

 

 

ベジータ「あ…ありがとうございます!」

 

 

 

ムーリ「今おぬしが言ったツーノ長老の村の者についてだが…」

 

ムーリ「死んでいったものたちには気の毒だが…そこから学びを得る事も出来た。だから自然な流れに任せてこのままでも良いと思っとたんじゃ」

 

 

ムーリ「やろうと思えばナメック星のポルンガで3人ずつではあるがナメック星の1年である130日ごとに生き返らせることも出来た」

 

 

ムーリ「じゃがそれを私たちは選ばなかった…それが答えなんです」

 

 

 

ムーリ「無理をせず…地球のドラゴンボールも、ナメック星のドラゴンボールに頼るときも…地球のため…自分たちの大切な人のためにお使いください」

 

 

ベジータ「ありがとうございます…!本当にありがとうございます…!!」

 

 

 

ムーリ「ところでさっきおぬしが言ったここのドラゴンボールを使わせてほしいという話じゃが…」

 

 

 

 

 

悟空「あ、そういえばそうだ!」

 

悟空「地球のドラゴンボールを復活させるっていう話だけで…ここのドラゴンボール使うっちゅう話は聞いてねえぞ?」

 

悟空「ベジータ!おめぇやっぱなんか企んでんのか!?」

 

 

 

ベジータ「企んでなどおらん!地球のドラゴンボールだけでは願いの数が足りないからここのを使わせてもらうだけだ!」

 

 

悟空「い?た…足りないって?」

 

 

ベジータ「その前に確認したいことがある…デンデ…いや神よ…」

 

 

 

デンデ「デンデで良いですよベジータさん。あなたの誠意はもう十分に伝わっていますから」

 

デンデ「話し方もさっきみたいな敬語はもう十分ですから…ベジータさんらしいしゃべり方で…」

 

ベジータ「そうか…ならばデンデ…」

 

 

 

ベジータ「地球で復活させるドラゴンボールを1つの願いで多くの者たちを生き返らせるようにすることは可能か?」

 

デンデ「そういうのは最初の調整で出来ないこともないんですが…かなえられる願いが2つに減ってしまいますよ」

 

 

 

ベジータ「十分だ。もともと地球のドラゴンボールは1つしか願いが叶わかったらしいからな…むしろパワーアップしているとさえ言える」

 

 

ベジータ「だが地球を平和にするには2つではギリギリ足りるかどうかってところだ。いざというときのために1つくらい願いの「余白」が欲しい」

 

 

ベジータ「やはり地球の神龍復活の前にナメック星のポルンガを使わせてもらうぞ」

 

 

悟空「ギリギリ足りるかどうかって…1つはセルに殺された者たちを生き返らせるで確定として…」

 

悟空「2つ願いが叶うんだから1つは余らねえか?これは余白とはいわねえんか?」

 

 

 

ベジータ「殺された生物どもはそれで良いかもしれんが…環境や建造物はそうはいかん」

 

ベジータ「せっかく生き返ったのに…住むところが壊されたままだったら元も子もないからな」

 

 

ベジータ「今回の戦いで壊された自然や建物の修復。これも含めると2つ全部使ってしまい余白は無くなる」

 

 

 

悟空「そういえばそうだな…」

 

 

ベジータ(まぁ壊された物の修復に関して言えば…ブルマの会社が修繕費を全額背負って下請け業者に発注すればドラゴンボールに頼らなくても可能だが…)

 

ベジータ(企業戦略的に見てもその場では損をするかもしれんが、さらにカプセルコーポレーションの名が売れて長期的には利益が生み出せるからな…)※

 

 

 

※本編で修復の願いを叶えていないのに世界が平和になったのはブルマが裏でこういうことをマジでやってたかもしれない、というのが作者の見解です。

 

 

 

ベジータ「セルは完全体にならん限りこれ以上何かが壊されることは無い。今のセルならオレやお前はもちろんトランクスや悟飯でも破壊可能だ…」

 

ベジータ「だから先に壊された物や自然の修復をこっちのドラゴンボールに頼むんだ」

 

ベジータ「セルに殺されたものの復活は地球のドラゴンボールが復活してからそっちで頼めばいい」

 

 

 

悟空「なるほどな~」

 

 

 

ムーリ「そう言う事なら私たちナメック星の者も積極的に協力しますぞ。今回の3つの願いはすべて悟空さん、ベジータさんが使って下され」

 

 

 

ベジータ(やったぞ…!第2段階クリア!)

 

ベジータ(そして1つ目の願いはブラフ…!本命の願いである「17号ピチピチギャル化」を叶えるため…もっともらしい差しさわりの無い願いをいう必要があったからな…)

 

 

ベジータ(オレには地球で壊された自然や建物がどうなろうと知ったことではない!17号がピチピチギャルになりさえすればそれでいいんだ!)

 

 

 

悟空「うーん…オラも今叶えたい願いもねえし…今回は残り2つともベジータに譲るぞ」

 

 

ベジータ(そしてこれも計算通り…いいぞ…いいぞ…)

 

 

 

悟空「だけどよベジータ…願いを叶えるのはいいんだけどよ…」

 

ベジータ「ん?」

 

 

 

悟空「また不老不死を願ったり…とんでもねぇ下らねえ願い事だったら…オラおめえをぶっとばすかもしんねぇぞ」

 

 

ベジータ「な…!?」

 

 

悟空「さっきおめえも認めた通り…今のオラはおめえよりずっと上だ」

 

 

悟空「だからわりいけど、ナメック星人にとって迷惑な願いをしたら…一瞬で眠らせる」

 

悟空「それを踏まえて残りの願い…慎重に考えて使うんだな」

 

 

 

ベジータ(こ…これは想定外の事態…!)

 

 

ベジータ(あの甘ちゃんだったカカロットが…こんな強硬手段に出るなんて…)

 

 

 

ベジータ(「17号をピチピチギャル化させる」これはカカロットにとってくだらないのかセーフの範囲なのか…)

 

 

 

ベジータ「参考までに聞かせてくれ。お前が言うくだらない願いというのは具体的にどういうものだ?」

 

 

悟空「うーん…ギャルのパンティおーくれっ…とかかな…」

 

 

 

ベジータ「な…!?」

 

 

 

ベジータ(な…なんということだ…それがカカロットにとってのくだらないの基準なら…)

 

ベジータ(この「17号をピチピチギャルにしておくれ」という願いもまた…)

 

ベジータ(ギャルのパンティーおくれと同列に扱われる可能性もある…)

 

 

 

ベジータ(通るか通らないか…確率は50%50%ってところだろう…)

 

ベジータ(ここだけは不確定要素…単純なギャンブル運に賭けるしかないとろだな…)

 

 

 

 

 

ムーリ「その事じゃが…今ナメック星のドラゴンボールは各長老の元に置かれておるわけではなく散らばった状態なんです」

 

 

ムーリ「おおよその位置はわかっていますが…悟空さんでも1個探し当てるのに1日かかるでしょう」

 

 

悟空「よし、じゃあベジータ手分けして集めるぞ」

 

悟空「そうすりゃ3日か4日で全部揃う計算だからな」

 

 

 

ベジータ「ち…仕方ないか…」

 

 

ベジータ「こういうことになるなら…ブルマからドラゴンレーダーを借りておくんだったぜ」

 

 

 

 

 

悟空とベジータがナメック星でドラゴンボールを集めるまでの4日間…

地球でもごくわずかだが物語が動き始めていた。

 

 

〜1日目〜(トランクスがセルを見張り始めてから数えて次の日)

 

 

ピッコロ「オレも精神と時の部屋へと入っておくか…」

 

天津飯「え?」

 

 

天津飯「なんのために?ベジータとトランクスに加えて悟空と悟飯ももう今のセルをとうに超えているのに…」

 

 

天津飯「孫の奴に先を越された悔しさという純粋な対抗心か?」

 

 

ピッコロ「それもあるが…念には念を入れてな…」

 

ピッコロ「最低でも今の18号だけを吸収したセルよりは強くなっておいた方がいい」

 

 

ピッコロ「いざというときセルを倒せる者が1人でも多くいれば…それだけ安心も増すだろう」

 

 

ピッコロ、精神と時の部屋に入室。

 

 

〜下界〜

 

 

トランクス「悟飯さん、交代の時間です。食事も睡眠も十分にとらせてもらいました。今度はオレが見張ります」

 

 

悟飯「トランクスさん、どうも」

 

 

トランクス「それで悟飯さん…今日は交代前に組み手に付き合ってくれませんか?」

 

悟飯「え?ボクが?」

 

 

トランクス「はい。悟飯さんにはかなわないでしょうけど…どこまで今のオレが通用するか…試しておきたくて…」

 

 

トランクス「それに…もしかしたら今の悟飯さんに届き得るかもしれないとっておきの変身を修行中に発見したんです」

 

 

トランクス「オレの推測が間違いじゃないかどうか悟飯さんに見極めてほしくて…」

 

 

悟飯「と…とっておきの変身?」

 

 

悟飯「うーん…実際に見てみないとなんとも言えないけど…それでも良ければ…」

 

 

 

トランクス「ありがとうございます。それじゃあいきますよ!」

 

 

トランクス「はぁあああああああ!!」

 

 

ゴゴゴゴゴ…

 

トランクスがパワー重視形態、通称超トランクス(超トランクス2、ムキンクスとも)へと変身する。

 

 

 

トランクス「どうですか悟飯さん。オレの推測は間違っていますか?」

 

 

 

悟飯「…」

 

 

悟飯「トランクスさんのためにも…ハッキリ言いますね…」

 

 

悟飯「それ、完全にやっちゃダメな変身です」

 

 

トランクス「え!?」

 

 

 

 

 【続く】

 

 

 

 




当初は5000文字前後を1話としてまとめるつもりで進行していましたが、回を重ねるごとに文字数が増えていくのはなんとかしたい。と思いました。


今回は6000字超えてしまいました。
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